2019年8月1日 更新

闇サイト事件の概要!残虐な事件の犯人の生い立ちと下された判決とは

闇サイト殺人事件という事件を知っていますか?顔も知らない犯人たちが闇サイトを利用して集まり、共謀して思い付きで行った凶悪な殺人事件です。そんな3人の生い立ちや事件の概要、3人にどのような判決が下ったのかを紹介していきます。

目次

闇サイト殺人事件では無期懲役が確定した堀ですが、闇サイト殺人事件以前に犯していた名古屋パチンコ店夫婦殺人事件の余罪が発覚します。名古屋パチンコ店夫婦殺人事件では一審二審ともに死刑判決を受けた堀は、これを不服とし最高裁に上告しました。

時系列が逆になってしまったことにより、闇サイト事件のことが考慮されずに判決が下されることになるのではとの意見が出る中、司法がどのような判断を下すのかが注目を集めています。

2019年7月に判決公判予定

Lighthouse Glow Night - Free photo on Pixabay (527085)

2019年7月19日、堀慶末の上告が棄却され死刑が確定しました。山本庸幸裁判長の判決で「人命軽視の態度は顕著にでており、結果は誠に重大だ」とし、事件発生から21年たってようやく判決が確定しました。

死刑が確定したことにより、堀は無期懲役の刑の執行は停止され死刑執行の準備に移ります。無期懲役では拘置所ないでの就労など刑に対しての償いを行わせる更生が目的ですが、死刑が確定するということは更生の余地なしと見なされ、死刑が執行されるのを待つだけとなります。

闇サイト事件その後

Night Good House - Free photo on Pixabay (527086)

世間の関心を今なお浴び続けている闇サイト殺人事件。とても残虐で卑劣なが事件が起こったことは、世間の人々の気持ちを大きく揺るがせることとなりました。犯人のその後を報じるメディアは多数ありますが、闇サイト事件に関連した人々のその後はあまり知られていません。

そこで、原因となった闇サイトの行方や世論の反応など、闇サイト殺人事件関連のその後について紹介してきます。これらを知ることにより、この事件がどれだ世間の関心を集めたかがわかります。

被害者の母親が署名活動を始める

Moon Full Sky - Free photo on Pixabay (527258)

被害者である磯谷利恵さんの母親である磯谷富美子さんは、事件から1か月となった9月22日にホームページを作成し、愛娘を失った悲しみや命を奪った加害者3人への怒りを記しました。

そして被疑者3人への極刑(死刑)を求める署名活動を開始します。署名は全国各地から集まるようになり、当初10万人の目標だった署名数は33万2806もの数が集まることとなりました。
また、当時の法務大臣だった鳩山邦夫さん宛に、二度とこのような事件が起こることが無いように闇サイトに規制をかけてほしいと直訴しました。

闇サイトの閉鎖

Fall Autumn Red - Free photo on Pixabay (527259)

今回の被告たち3人が集まるきっかけとなった闇サイト・闇の職業安定所は、事件後の8月27日確認時点で閉鎖されることとなりました。複数の類似サイトがこの時点でも多数存在していたために、捜査に当たった愛知県警特捜本部は閉鎖されたサイトが、実際に3人が利用したものかどうかに焦点を当てて捜査しました。

闇の職業安定所の管理人は朝日新聞の取材に対しコメントしており、犯罪を連想させるワードを禁止ワードとして設定したが、通常の言葉だけでは規制できないと話しています。

関連書籍の販売

Tree Cat Silhouette - Free photo on Pixabay (527261)

闇サイト殺人事件に関してはたくさんの書籍が発行されました。その内のひとつが大崎善生著・『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』です。ノンフィクション作家として知られる大崎善生先生が、最初は断られながらも、母・富美子さんに取材をし出版された母子の物語です。

利恵さんの気持ちを今も考え、利恵さんが嫌な思いをしないように行動している富美子さんについても記載されています。利恵さんの強さや勇敢さ、母の愛情を感じることのできる一冊になっています。

ドラマ化

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闇サイト殺人事件は、「Home ~闇サイト事件 娘の贈りもの~」というタイトルで、2018年12月25日のクリスマスに東海テレビの開局60周年記念であるドキュメンタリードラマとして放送されました。

被害者の母磯谷富美子さんを女優の斉藤由貴さんが演じており、番組全体のナレーションもしていました。被害者である利恵さんを女優の佐津川愛美さんが演じており、利恵さんの子供時代を矢崎由紗さんが演じています。ドラマとドキュメンタリーが融合した構成でできていました。

テレビ番組で取り上げられる

Full Moon Night - Free photo on Pixabay (527263)

闇サイト殺人事件は、事件が起こった当初から様々なメディアで報道されてきました。連日進展があるたびにニュースで報じられ、犯人の残虐な手口や利恵さんの勇敢な様子がテレビで流されていました。

そんな報道の中で、母富美子さんも取材に応じており、署名を集めている様子が放送されることもありました。事件から10年以上たって、当時の様子などを話してくれる富美子さんを特集した番組なども放送されて、今なお世間の関心がある事件となりました。

在日への批判が高まる

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堀が在日朝鮮人だということがニュースにより世間の知るところとなったあと、在日に対する批判が高まりました。日本で犯される殺人・強盗などの凶悪な事件の犯罪率について圧倒的な割合を占めているのが特定アジア出身の在日外国人です。この事件も在日犯罪のひとつでした。

在日への批判が高まった理由に、在日特権に庇護されたことで堀の死刑は無期懲役へと減刑されたのではないかという疑念が生じたことです。このようなことから在日への批判が高まっていきました。

加害者全てが再犯者であり司法への批判が高まる

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在日以外にも日批判が高まったものがあります。それが、司法に対する批判・猜疑心です。富美子さんは判決後に「人を殺してもごめんなさいと自首すれば自の命は守れるなんて、日本の司法はおかしい。」と発言しており、これに世論は同意しました。

一審で死刑判決だった堀が2審で無期懲役を受け、無期懲役が確定した下山保男裁判長は被害者や被害者遺族の気持ちを無視し、加害者ファーストといったような判決を下しました。このことも司法への批判を高める原因のひとつです。

多様化する犯罪からどのようにして身を守ればいいのか

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