目次
- 桜には怖い意味がある?
- 桜とは
- 日本の国花的存在
- 天皇や皇室を象徴する花は菊
- 花言葉とは?
- 桜の花言葉【日本】
- 優美な女性
- 純潔
- 精神美
- 桜の花言葉【西洋】
- spiritual beauty(精神の美)
- a good education(優れた教育)
- Ne m’oubliez pas(私を忘れないで)
- 桜の花言葉は種類によって異なる?
- 染井吉野(そめいよしの)
- 純潔
- 優れた美人
- 八重桜(やえざくら)
- しとやか
- 豊かな教養
- 理知
- 枝垂れ桜(しだれざくら)
- ごまかし
- 優美
- 寒桜(かんざくら)
- 気まぐれ
- あなたに微笑む
- 彼岸桜(ひがんざくら)
- 心の平安
- 精神の美
- 独立
- 桜の花言葉は怖い?
- 花言葉の中に怖い意味がない
- どうして桜=怖いというイメージなのか
- 桜に関する民話と桜が怖いと言われる要因
- 庭に植えるのは縁起が悪い
- 桜の下には死体が埋まっている
- 石割桜の伝説
- 伊予松山の一六桜
- 上高地の桜の精
- 西行法師 「新古今和歌集」
- 桜に関する民話がいっぱい!桜は日本人と強い関係がある花!
via pixabay.com
一六桜(イザヨイザクラ)という言葉を聞くだけでも魅力的な桜であります。こちらの伝承は、病床の老人の桜が見たいという願いを受けた桜の枝が、旧正月の16日に花を咲かせたというものであります。後、老人は長寿となったそうです。
一六桜については怖いというよりも、桜に対する神聖視と枝を取りに行った息子の孝行が描かれたものであります。
現在の一六桜はその元になった桜の木の株分けであると言われています。元あった桜は戦争で燃え尽きてしまったようで、神聖なものが失われたと考える方には、悲しい現状とも言えるでしょう。
一六桜については怖いというよりも、桜に対する神聖視と枝を取りに行った息子の孝行が描かれたものであります。
現在の一六桜はその元になった桜の木の株分けであると言われています。元あった桜は戦争で燃え尽きてしまったようで、神聖なものが失われたと考える方には、悲しい現状とも言えるでしょう。
上高地の桜の精
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こちらの伝承は恐ろしいながら、幸せとは何かを考えさせられるものとなっております。
上高地(長野県松本市)の桜林に一人の美男子が訪れ、桜に「お前は一体誰に見てもらうために咲いているのだ」と問い掛けたところ応答があり、見れば桜のように美しい女性が立っておりました。
美男子のために咲いていると話す女性。それに気をよくした美男子は美女と楽しいひとときを過ごしました。その後、村に帰った美男子はふらふらと血の気のない顔をしておりました。そして、翌日、心配した村人が桜林に行くと、桜の木の下には幸せそうな顔をした美男子の死体があったそうです。
上高地(長野県松本市)の桜林に一人の美男子が訪れ、桜に「お前は一体誰に見てもらうために咲いているのだ」と問い掛けたところ応答があり、見れば桜のように美しい女性が立っておりました。
美男子のために咲いていると話す女性。それに気をよくした美男子は美女と楽しいひとときを過ごしました。その後、村に帰った美男子はふらふらと血の気のない顔をしておりました。そして、翌日、心配した村人が桜林に行くと、桜の木の下には幸せそうな顔をした美男子の死体があったそうです。
西行法師 「新古今和歌集」
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西行法師は非常に桜を愛した方であり、和歌には桜が多く含まれております。その中でも有名なものが、自身の死期を桜の咲くころであって欲しい、釈迦が入滅した陰暦の2月15日の満月の頃にと願う和歌であります。
ただこのように歌っただけならば、そこまで注目を集めることはなかったのですが、実際に2月16日の満月にお亡くなりになったことが多くの人々の関心を引き、このように生きたいと賞賛を浴びることとなりました。
桜の木が願いを叶えたのかもしれません。
ただこのように歌っただけならば、そこまで注目を集めることはなかったのですが、実際に2月16日の満月にお亡くなりになったことが多くの人々の関心を引き、このように生きたいと賞賛を浴びることとなりました。
桜の木が願いを叶えたのかもしれません。
桜に関する民話がいっぱい!桜は日本人と強い関係がある花!
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これまでのご紹介で桜が如何に日本人と関わってきたかや日本人がどれだけ桜に魅せられ、神聖視してきたかもご理解頂けたことでしょう。正に国花に適切な花であります。
加えて、愛するが上に恐れを抱かれていることも、桜のもう一つの顔と言えるでしょう。綺麗なものには何か裏があると思うのは人間の心理としては当然なのです。
桜の美しさを十分に味わったのならば、今度は桜の怖さについて、多くの文献の紐を解いてみてはいかがでしょうか?それもまた、大きな魅力の一つとなるでしょう。
加えて、愛するが上に恐れを抱かれていることも、桜のもう一つの顔と言えるでしょう。綺麗なものには何か裏があると思うのは人間の心理としては当然なのです。
桜の美しさを十分に味わったのならば、今度は桜の怖さについて、多くの文献の紐を解いてみてはいかがでしょうか?それもまた、大きな魅力の一つとなるでしょう。
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