2019年4月14日 更新

桜の花言葉の種類と意味!桜の花言葉は怖い?

日本人が愛して止まない桜でありますが、その花言葉に怖い意味合いを持つものがあると噂されているようです。その怖いという花言葉や桜の怖い民話などの桜にまつわる情報を国、あるいは種類ごとに分けてご紹介致します。桜を楽しむ肴の一つになれば幸いであります。

Sky Clouds Summer - Free photo on Pixabay (178583)

彼岸桜の花言葉は全て、早く可憐な花が咲くからだそうです。これだけの由来では説明になっていないのですが、これ以外に花言葉の成り立ちを示す情報はないようです。

つまり心の平安については推察することしかできませんが、おそらく彼岸桜が他に比べ長寿だということが一因と考えられます。

長く同じ場所で春を彩るその姿を、子供の頃から眺めていれば、故郷の想い出には残っていることでしょう。そうであるならば、故郷の象徴である彼岸桜はその人にとって、心の安定を保つために一役買っていることになります。人間よりも遙かに長い生を持つ彼岸桜には、持って来いの言葉と言えるでしょう。

精神の美

Top View Basil Herbs - Free photo on Pixabay (178584)

桜の花言葉を語る上で、何度も登場するこの言葉。それだけ、桜には純粋で清らかなものを感じている人間が多いと言えます。あるいは、春の桜を見て、心が洗われる方が多いのかもしれません。いずれにしても人の心に美しさを与えていると言えます。

日本においてこの桜は、多くの人間の生き死にを見守って来たことでしょう。それは、その数以上に多くの人の心の汚れを取り去って来たことを表しております。ですから、彼岸桜は精神の美という花言葉に最も相応しい桜であると言えるでしょう。

独立

Bank Water Boat Rowing - Free photo on Pixabay (178585)

独立という言葉には、ただ事ではないイメージが付きまといます。それは多くの場合、戦争を引き起こしてきたものであるからです。この花言葉はある意味で怖いと言えるものであります。

通常で考えれば、開花時期が彼岸であり、ソメイヨシノよりも僅かに早く咲くことから、他とは違う独立性をみて付けられたとみることができます。

しかしながら、早く咲く桜は寒桜なども存在しますし、独立という言葉を使うにはいささか無理があるように感じます。この言い知れぬ恐ろしさは、怖い花言葉候補と言ってもよいでしょう。

桜の花言葉は怖い?

Japanese Cherry Trees Flowers Pink - Free photo on Pixabay (178604)

桜が怖いと誰かが言っている、桜が恐ろしい話に使われている、そのような作品が多く存在しているといったことで、なんとなく怖いというイメージが定着しております。

創作者としては、最も日本で知られている花である桜は、使用しやすい素材であり、古典からの逸話なども合わせれば、いかようにでも話を作ることができます。つまり、日本人に愛されている存在だからこそ、怖い話の一つや二つは存在すると言えるのです。

ならば、実際に怖くないかというと、それはどうでしょうか?

花言葉の中に怖い意味がない

Japanese Cherry Trees Flowers - Free photo on Pixabay (178605)

ネット上に流れている様々な記事では、桜の花言葉に怖い意味はないという結論に達していることが多いです。ですが、花言葉については曖昧なものが多く、情報がないから怖い意味はないと決めつけることはできません。

これまでにもご紹介した花言葉「私を忘れないで」、「あなたに微笑む」、「独立」といったものから怖さを感じる取ることはできるでしょう。怪談のような、何かを伝えようとしているような。

ただ、こちらに立証できるものは何もありませんので、桜の花言葉に怖い意味はないと言っても間違いではないでしょう。

どうして桜=怖いというイメージなのか

Cherry Basket Berry - Free photo on Pixabay (178606)

上記でも説明致しましたが、物語を作る創作者達のインスピレーションを掻き立てる存在であるために、桜にまつわるいい話も、怖い話も語られているのです。ですから、桜が怖いという印象を持っていてもおかしくはないのです。

もっと言うなれば、身近な存在に対しては殆どの物に怖いという印象を持てるのです。なぜなら、それらはインスピレーションもたらすものであり、必ず怖い話が生まれるのです。例えば、人間、犬、猫。物で言えば携帯電話(スマホ)、人形、トイレなどなど。

むしろ、怖いイメージがまるでないものなど、存在しないと言っても過言ではないのです。

桜に関する民話と桜が怖いと言われる要因

Cherry Blossom Tree - Free photo on Pixabay (178614)

桜が怖いという印象の最も大きな要因は、様々な桜にまつわる話にあります。その原点に当たるのが古くから存在している民話や童話などの物語であるでしょう。さらには伝承やしきたりなどと人から人へ伝わってきたものも含むでしょう。

そういったお話は非常に多く存在し、一部の地域、あるいは村単位でしか囁かれていないものもあるでしょう。ここでご紹介するのは有名な民話であり、ご存じのものとは多少の差異があるかもしれませんが、ご了承下さい。

庭に植えるのは縁起が悪い

Bloom Bride Wedding - Free photo on Pixabay (178615)

桜の木を庭に植えると縁起が悪いと言われております。この言い伝えには、科学的な根拠はないのですが、花言葉と同じく桜の性質から、ばつが悪いと考えられているようです。

その性質とは春に咲いて、すぐに散ってしまうこと、もう一つは桜の木は多くの養分を吸ってしまうので、他の植物が庭で育たないということです。結婚式などのおめでたい席に用いる花がすぐに散ってしまうことは、破局を意味するものと想像されるようです。

また、そのことから、桜の咲く4月の結婚はよろしくない印象が生まれております。現在においては、それほど気に掛けてはいないようですが、それでも美しい桜に魅せられた人なればこそ、そういったものは避けることになるでしょう。

桜の下には死体が埋まっている

Spring Flowers Plant - Free photo on Pixabay (178616)

ヒヤッとする文章ですね。こちらは桜の木が人骨を吸って成長すると考えられていたことに起因します。また、桜の木は戦場跡などに多く存在しているという噂もあり、恨みを吸って花を咲かせているといったものまで囁かれています。

確かに昔から存在する桜の木は、日本各地で死を遂げた人間の養分を吸っているものあることでしょう。ですが、それは他の木々も同じことが言えます。とするならば、多くの養分を吸う桜は、他の木よりも少しばかり多めに吸っている程度であります。

石割桜の伝説

Cherry Blossoms Flowers Ornamental - Free photo on Pixabay (178617)

岩手県盛岡市に存在する、岩を裂きながら成長している桜の木が存在します。こちらは現在の盛岡地方裁判所の敷地内にあり、樹齢は350~400年と推定されているエドヒガンザクラであり、国の天然記念物に指定されています。

それだけの木の誕生には多くの逸話が存在するようです。その中の一つでは、岩石に雷が落ちて裂け目ができ、そこに桜の種子が入り込んだためと言われております。

ただ、この話には雷神などといった言葉も存在し、神々に対する畏敬や雷そのものに対する恐れなども描かれています。雷の落ちた場所を神聖視し、大切にしたことで、このような奇妙で美しい桜を現代の私たちが見ることができるです。

伊予松山の一六桜

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