2019年9月2日 更新

ゴールデンステートキラーの生い立ちとその動機は?裁判とその後も

殺人を含む計130件以上の罪を犯しながらも、逮捕されるまでに40年もかかったゴールデンステートキラーこと、ジョセフ・ジェームズ・ディアンジェロ。彼が罪を重ねた動機とは一体なんだったのでしょう?生い立ちから裁判の行方まで、詳しく紹介します。

目次

ディアンジェロは裁判で被害者への謝罪を口にしなかったと言います。1970年代の強姦については罪に問われなかったディアンジェロは、義理の弟と事件について平気で言及していることからも、自分が犯した罪に対して罪悪感を持っていない可能性があります。

今回のディアンジェロの逮捕を受け、被害者の1人である女性は「喜びに溢れ涙が止まらない。ずっと泣き続けている」とコメントしています。謝罪の言葉はないにしろ、逮捕・起訴されたことは被害者にとって救いとなりました。。

2019年4月死刑を求刑される

Life Beauty Scene - Free photo on Pixabay (583998)

そんなディアンジェロに検察は2019年4月10日の、死刑を求刑しました。もし有罪判決の場合、仮釈放なしの終身刑もしくは死刑になることが予想されます。

また裁判官は、裁判中にカメラの持ち込みを許可する判決を下しました。世界最大の死刑判決・執行が多いアメリカ合衆国ですが、州によって異なる法律があります。同じ罪でも州によっては死刑にならなかったりするのです。

しかし大量殺人を犯した被告人や、いわゆるシリアルキラーには死刑が求刑・執行されやすいです。

司法取引により終身刑の可能性も高いと言われている

Jail Cells Penitentiary - Free photo on Pixabay (583999)

有罪判決の場合、仮釈放なしの終身刑か死刑が予想されるディアンジェロですが、死刑大国であると同時に司法取引も多く行われるのがアメリカの裁判事情であり、司法取引がおこおなわれた場合ディアンジェロが死刑を免れる可能性は高いです。

それは事件の詳細や被害者情報、行方不明者情報など、事件に関することで、警察にとって捜査の得になる情報をディアンジェロが自供することが前提となります。

判決までに10年という年月がかかると予想されるディアンジェロの裁判。今後も目が離せません。

DNAデータベースが創設される

Medicine Biology Healthcare - Free image on Pixabay (584000)

ゴールデンステートキラーが起こした一連の事件は世間に衝撃と恐怖を与えただけでなく、DNAデータベースの重要さも世間に知らせることとなりました。重罪人や被告人、有罪判決を受けた人のDNA情報を管理することが、今後の捜査にも大きな役割を果たすということが証明されたのです。

このことを受け、カリフォルニア州にDNAデータベースが設立されることになりました。プライバシー問題の垣根を超えて、DNAデータベースが今後未解決事件の捜査進展に繋がることが期待されます。

不幸な生い立ちであったとしても犯罪行為は許されるものではない

Eyes Psychology Anxiety Disorder - Free image on Pixabay (584003)

ディアンジェロの生い立ちには確かに不幸な出来事がありました。しかし不幸な生い立ちを持つ人皆が犯罪を犯すわけではありません。そのことを考慮した判決がなされ、被害者にとって少しでも励ましになることを願います。

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