2019年4月8日 更新

花言葉が怖い花14選!定番な薔薇や紫陽花にも怖い花言葉が!

花を贈るときに、気になるのが花言葉です。薔薇や百合をはじめ、ひまわりや紫陽花などのよく知られている花にも、怖い花言葉は存在しています。また、アネモネやリンドウ、椿には不吉なイメージがあると言われています。そんな怖いイメージを持つ花について詳しくご紹介します。

目次

Floating Flowers Petals - Free photo on Pixabay (159342)

花の中には怖い花言葉は持っていなくても、悲しい言い伝えや生体、風習などから不吉な印象をもたれてしまう花も多くあります。

今回はそんな不吉な印象をもたれてしまっている花を4種類、その原因なども交えながらご紹介していきます。

椿

Camellia Blossom Bloom - Free photo on Pixabay (159359)

椿にも何色か色がありますが、椿全体に通じる花言葉は「控えめな優しさ」と「誇り」です。怖い印象もなければ悲しい印象も無い、前向きな花言葉ですが、椿には怖い裏花言葉があると言われています。

その裏花言葉が「罪を犯す女」と言われています。なぜそんな怖い裏花言葉がついてしまったのかというと一冊のフランス小説に由来があるといわれています。

題名は「椿姫」という本です。この物語は恋人を愛するがゆえに、犯罪を犯してしまう哀しい女性の物語です。そしてこの小説は作者であるデュマ・フィスの実話がもとになっています。
Book Hands Reflecting - Free photo on Pixabay (159397)

しかし、実在した作者は違う名前で結核でなくなりました。

裏花言葉の由来から外国の話だと思うかもしれませんが、実際に日本でも椿は病人に贈らないのが常識です。椿の花びらは一枚一枚ではなく、牡丹の花のように茎と花の付け根からぼとっと落ちます。

その姿が切腹などを連想されるため、武士階級に嫌われていました。その風習が残っているので、今でも病人へは贈らないように注意が必要な花です。

Dahlia Dahlias Autumn - Free photo on Pixabay (159403)

菊の名前は「一年の最後に咲く花」という意味がある花で、古くから日本では愛され、親しまれてきた花です。そんな菊の花言葉も色によって変わってくるのですが、全般では「高貴」「高潔」という花言葉があります。

身分が高いという意味や、人柄が立派という意味で、どちらも良い意味の花言葉です。そんな怖いイメージは無い菊の花ですが、黄色の掬の花言葉には注意が必要です。

その花言葉には「破れた恋」と「軽んじられた恋」という意味があります。また黄色い菊はお葬式のイメージも強いです。そして西洋でも花言葉の意味は同じようなものです。

なので日本人に限らず、恋人へ贈るプレゼントの花として黄色い菊を選んでしまうと、別れを願っていると誤解されてしまう恐れもあるので注意が必要です。

睡蓮

Water Lily Pink Aquatic Plant - Free photo on Pixabay (160233)

睡蓮は水の上に咲く美しい花です。睡蓮花という歌もありご存知の方も多いと思います。そんな睡蓮全般の花言葉は「純粋な心」「信頼の心」「無垢」「愛くるしさ」「柔らかい心」など素敵な花言葉が多いです。

不吉なイメージとは無関係なように思える睡蓮ですが、先にご紹介した椿と同じように、水連にもまた隠された怖い花言葉があるといわれています。

その隠された花言葉が「滅亡」です。そして他にも「冷淡」「終わりの愛」といった不吉なイメージを連想させる花言葉もあります。
Reading Woman Girl - Free photo on Pixabay (160258)

隠された花言葉「絶望」の由来は様々な説があるとされているのですが、その中でも有力な説は、ギリシャ神話にあると言われています。それが、ヘラクレスと妖精ニンフの話です。

この神話には「睡蓮に害を与えると自らの絶望を招く」という意味が込められています。これが睡蓮の隠された花言葉「滅亡」の由来になっていると言われています。

また、睡蓮はナイル川に多く咲いていることから「ナイルの花嫁」とも言われています。

ハナズオウ

Redbud Blooms Spring - Free photo on Pixabay (160263)

ハナズオウとは、生物分類に分けるとハナズオウ属に属する植物です。古くから親しまれている木です。また、蝶のような形をした可愛らしい小さな花が、密集して咲くという特徴もあります。

そんなとても綺麗なハナズオウですが、花言葉には不吉なイメージを連想させるものが多いです。その花言葉には「裏切り」「疑惑」「不信」といったものがあります。

この花言葉の由来はユダの伝説にあると言われています。ユダの伝説とは、キリストの12人の使者のひとりであるユダが、ハナズオウで首を吊ったという伝説です。
Book Bible Scripture - Free photo on Pixabay (160289)

キリストを裏切った存在であるユダが、ハナズオウで首を吊ったことから「裏切り」「不信」「疑惑」といった花言葉がつけられたといわれています。

また、このユダの伝説から、ハナズオウは別名「ユダの木」とも呼ばれています。なので贈る際には、贈った意図を誤解されないように、注意が必要な花です。

定番の花にも注意!薔薇の持つ花言葉

Roses Blossom Bloom Pink - Free photo on Pixabay (160291)

薔薇はトゲのある低木の総称である茨が薔薇に略されてそう呼ばれるようになりました。香水の材料にも使われる、甘い香りが特徴の花です。

人に贈るときに定番となっている花のひとつでもあります。「愛の象徴」とも言われていて、古くから恋人に愛を伝える時によく使われてきました。

しかしそんな薔薇ですが、薔薇の色や相手に贈る本数によって意味が全く違ってくるのです。そんな薔薇の花言葉について詳しくご紹介していきます。

薔薇は人に贈るには定番の花

Roses Heart Mother'S Day - Free photo on Pixabay (160307)

薔薇の花束といえば、プロポーズや告白の時に添える花として定番の花ですが、なぜ薔薇=愛の象徴と呼ばれるようになったのかをご紹介していきます。

ギリシャ神話やローマ神話を見ていくと、薔薇にまつわるお話は愛に関係があるものばかりです。例えば愛の神であるアフロディーテが貝の中から誕生したときには、空から薔薇の花びらが降ったとされています。

また、ローマ神話ではヴィーナスの水浴をジュピターが覗こうとしたとき、ヴィーナスが顔を赤らめたことにより赤い薔薇が生まれたと言われています。
Wedding Dresses Bride Pink - Free photo on Pixabay (160331)

クレオパトラも薔薇を愛したと言われています。そして薔薇のその姿や色、香り全てが高貴で女性が最も好む花として愛されてきました。

そんな女性が愛する花を男性は好きな女性に贈って、その女性に喜んでほしいと願うようになりました。そしていつしか薔薇の花はプロポーズなどで愛を伝える時に添える花として、定番の花となったのです。

薔薇は色によってかなり意味が違う

Bouquet Of Roses Pink White - Free photo on Pixabay (160334)

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