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みなさんも経験したがあるようなシチュエーションでご紹介してみました。先ほどよりは「しらこい」の使い方が伝わったのではないでしょうか。
「ふてこい」よりは相手の気持ちをある程度わかった上で使う言葉であるため、ポジティブな場面で使われることが多いかもしれません。
「ふてこい」よりは相手の気持ちをある程度わかった上で使う言葉であるため、ポジティブな場面で使われることが多いかもしれません。
「○○こい」という方言はまだあった!
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「ふてこい」と「しらこい」についてご紹介してきましたが、このような「〇〇こい」という言葉は他にもまだあります。先にご紹介した3つと同じように、関西の方言です。
3つほど言葉と、その意味をご紹介していきます。
3つほど言葉と、その意味をご紹介していきます。
べたこい
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「べたこい」とは、【薄っぺらい、平べったい、平たい】という意味で使われます。しかし最近では「ひらべったい」や「ひらべっちゃい」、普通に「薄い」と言う人の方が多く、あまり関西でもこの言葉を使う人は少なくなっています。
使い方としては、「こりゃ、べたこい肉やなー!(これは、薄い肉だなー!)」といった感じです。使い方を見てみても「うっすい(薄い)肉やなー!」と言う人の方が多いため、関西弁でも一部の人しか使わない部類の言葉です。
使い方としては、「こりゃ、べたこい肉やなー!(これは、薄い肉だなー!)」といった感じです。使い方を見てみても「うっすい(薄い)肉やなー!」と言う人の方が多いため、関西弁でも一部の人しか使わない部類の言葉です。
おぼこい
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「おぼこい」は、主に【かわいい、幼い】という意味で使われます。他には【未熟な、世間知らず、素直】という意味でも使われることがあります。
使い方は、「年のわりに、おぼこいなぁ(年齢のわりに、童顔だなぁ)」「まだまだおぼこいなー!(まだまだ子供っぽいなー!)」といった感じです。バカにしているように聞こえますが、褒めている意味合いで使われる事が多いです。
使い方は、「年のわりに、おぼこいなぁ(年齢のわりに、童顔だなぁ)」「まだまだおぼこいなー!(まだまだ子供っぽいなー!)」といった感じです。バカにしているように聞こえますが、褒めている意味合いで使われる事が多いです。
ひやこい
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「ひやこい」は、【冷たい】という意味ですが、関西圏というよりは大阪府・奈良県・和歌山県で使われるようです。それでも「べたこい」と同じく、最近の人は普通に「冷たい」と言うほうが多いです。
シンプルな意味なので例文を上げるほどでもありませんが、「この水、ひやこい(この水、冷たい)」という使われ方をします。
シンプルな意味なので例文を上げるほどでもありませんが、「この水、ひやこい(この水、冷たい)」という使われ方をします。
関西以外は通じない方言が意外と多い
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これまでご紹介してきた「〇〇こい」の言葉の他にも、関西以外では通じない方言は意外と多いものです。すでに普段から使っている人は、ここで初めて「これって全国共通じゃなかったんだ!」と知るものから、すでに関西圏外の人から「どういう意味?」と指摘されて方言だと知っているものもあるかもしれません。
それではいくつか見ていきましょう。
それではいくつか見ていきましょう。
めばちこ
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「めばちこ」は全国で通じる言葉で【ものもらい】です。説明するまでもないかもしれませんが、ばい菌が入ったりすることで目のきわにできる小さなできものです。京都府、滋賀県など一部関西の人は、「めいぼ」と言う人もいるようです。
たしかに「ものもらい」とは全く違う言葉になってしまっていますから、知らない人からすると「なにそれ?」となるのは仕方ありません。関西圏外の人は、関西の人が「めばちこできたわ〜」と言っていたら、大丈夫?と言ってあげてください。
たしかに「ものもらい」とは全く違う言葉になってしまっていますから、知らない人からすると「なにそれ?」となるのは仕方ありません。関西圏外の人は、関西の人が「めばちこできたわ〜」と言っていたら、大丈夫?と言ってあげてください。
べべ(べべた)
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「べべ」「べべた」や「べった」と言うこともありますが、【ビリ、最下位】という意味です。
「今日の運動会のリレー、うちのクラスがべべやったわ〜(今日の運動会のリレー、私のクラスがビリだったわ〜)」、「姉ちゃん、学年でテストべべたやったらしいで(お姉ちゃん、学年でテストの点数最下位だったらしいよ)」というように、学生の時のよく使う印象があります。
「今日の運動会のリレー、うちのクラスがべべやったわ〜(今日の運動会のリレー、私のクラスがビリだったわ〜)」、「姉ちゃん、学年でテストべべたやったらしいで(お姉ちゃん、学年でテストの点数最下位だったらしいよ)」というように、学生の時のよく使う印象があります。
いらち
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「いらち」は、【イライラしがちで、我慢ができない、すぐイライラする性格】の人のことです。例えば、エレベーターの扉が閉まるのを待ちきれずに、閉まるボタンを何度も押してしまう人や、少し気に食わないことを言われるとすぐに怒ってしまうような人です。
「あいつ、いらちやから関わらん方がいいで(あいつ、すぐイライラする性格だから関わらない方がいいよ)」のような使い方をします。一言で言うと短気な人のことですね。
「あいつ、いらちやから関わらん方がいいで(あいつ、すぐイライラする性格だから関わらない方がいいよ)」のような使い方をします。一言で言うと短気な人のことですね。
ほかす
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「ほかす」とは、【ゴミなどを「捨てる」こと】です。「これ、ほかしといて〜」や、「これ、ほっといて〜」という言い方をすることもありますが、どちらとも「これ、捨てといて〜」という意味です。
この方言を知らない人からすると、放っておいて(放置しておいて)ということなのかな?と勘違いしたりするかもしれません。
この方言を知らない人からすると、放っておいて(放置しておいて)ということなのかな?と勘違いしたりするかもしれません。
国内でも通じない方言がたくさんある!
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