2019年6月8日 更新

旭川女子中学生集団暴行事件の概要とは?事件の問題点とその後

この事件は旭川市内の中学校で女子生徒が複数人の男子生徒に集団で暴行・強姦被害を受けた事件である。期間が2年程にも渡っており、被害を防ぐ機会があったにも関わらず、学校側が適切な対応を取らなかったことが事件を深刻化させたことも、大きな問題となった事件です。

目次

被害者の女子生徒は色白で目鼻立ちのくっきりとした、可愛らしい人物だったということです。胸も他の子より大きく、性格も明るく、友達も多くいました。

また勉強面でも、100人中20番以内には入っているという、絵に描いたような優等生であり、周りの生徒たちの耳目を集めるような存在でした。

こうした状況に「不良がカッコイイ」という時代背景で、女子生徒の方も加害者らの行為に対して、当初は思春期によくある程度の「からかい」や「いたずら」レベル、というものでした。

担当教師及び複数人の教師

Man Monk Robe Middle - Free image on Pixabay (359056)

この事件では発覚以前から教師たちの間でも、加害者の男子生徒達の行為は認識されてはいました。実際に被害者と加害者が同じクラスになっていないことが、その傍証となっています。

周りの教師や大人が適切に注意や指導を行わなかったことは、事件を悪化させています。発生から発覚まで2年を要していることからも、いかに中途半端な対応しかできていないことが伺えます。

事件初期、被害者が中学1年の秋頃に教師へ相談した際に、加害者へ「女子が嫌がるようなことはしてはいけない」と注意はされましたが、改善はされず、むしろエスカレートし、「いたずら」から「性的嫌がらせ」へと変化していきます。

他にも複数人の被害者女子生徒が存在するという噂

Board School News - Free image on Pixabay (359057)

事件の標的が最終的に1人の女子生徒にはなっていましたが、そこに至るまでのより軽微なものまで含めれば、被害者は多く隠れていますが、詳細はわかっていません。

これは性犯罪の性質上表には出にくく、且つ大した対応を取らない教師たちの反応を目の当たりにしていると、言っても無駄だ、という諦めの感情に至ってしまいます。

こうした環境下では、自分と同じ女子が被害に遭っていても、庇って自分まで被害に遭うよりは、見て見ぬふりをした方が自分自身の為になる、よって誰も助けない、といった悪循環に陥ってしまいます。

旭川女子中学生集団暴行事件の経緯

Children Siblings Brother - Free photo on Pixabay (359061)

そもそもこの事件の端緒としては、加害者グループの中に被害者に対して好意を持っている人物がいて、告白するも、断られた経緯があります。こうした経験自体は誰しもが持っているものです。

その後断った相手に対して「からかい」「いたずら」を行うことも思春期であればごく一般的にありふれたものといえます。しかし、相手の反応や環境によっては大きく間違った方向にも進んでしまいます。

小さな犯罪も放置されたり、叱られたりしなければ、いずれは凶悪な犯罪へとエスカレートしていくことが見えてきます。

被害者女子生徒が1年生の時から始まる

Students Primary School Village - Free photo on Pixabay (359063)

女子生徒は中学1年(1994年)の夏までに相手の好意には気づいていたのかもしれません。軽度の性的嫌がらせにも「やめてよ」と返す程度で、深刻ではありませんでした。

始まりは被害者女子生徒が加害者生徒の告白を断った秋以降のことです。加害者が振られた腹いせに嫌がらせを行うようになっていったものでした。

初めは好意からくる軽微なイタズラであったのが、次第に逆恨みからくる悪質な嫌がらせへと変質していったのです。こうしてエスカレートしていく行為に女子生徒の方も耐えられなくなっていきます。

スカートめくりや身体を触るなどを繰り返す

Countrygirl Girl Legs - Free photo on Pixabay (359064)

当初行われていたのはスカートめくりや、胸や尻を触るなどの行為であり、それも軽く触るものではなく、特別教室に連れ込んでの加害者らが満足するまで続けられるものでした。

この頃から性的嫌がらせの照準は被害女子生徒に定まり、行為も授業中に連れ出すようになるなど、頻繁に行われるのが常態化していきました。

この頃はまだ口淫等はありませんでしたが、中学1年の冬には裸にされ、体を弄ばれ、性交直前までいってしまいます。

被害者女子生徒が2年生になると行動がエスカレート

Down Arrow Curved - Free vector graphic on Pixabay (359066)

性的な暴行が状態化する中で、女子生徒は口淫を強要されるようになっていきました。従わなければ殴る等の暴力を振るわれるのです。それでも女子生徒は性交だけは回避していました。

殴られたりの暴行を受けても大人しく従っていれば、それ以上のことは求められないと、必死で耐え忍んでいたのです。

しかし女子生徒のそんな思いも虚しく行為は悪化し、中学2年の夏頃には加害生徒の家に連れ込まれ、遂には強姦被害に遭ってしまいます。こうして被害者女子生徒は最悪な形で処女を奪われてしまうのです。

被害者女子生徒が担任教師に打ち明けるも注意を受けたのみ

Stop Road Sign Warning - Free vector graphic on Pixabay (359068)

最初に女子生徒が嫌がらせに耐え切れなくなり、中学1年の秋頃に担任教師に相談しています、これを受けて担任教師は加害生徒らを呼び出し、「女子生徒が嫌がるような行為はしないように」と注意します。

しかし、加害生徒らは教師を殴ったりする粗暴さも持っており、この程度の注意では改善などはなされず、不十分な対応に終わってしまいます。

また、女子生徒はこの時期に親に対しても相談を行っていますが、「そんな人たちは無視しなさい」と対応し、いずれも改善には至りませんでした。

担任教師の対応に調子づき加害者男子生徒の行動はさらにエスカレート

Venom Villain Action - Free photo on Pixabay (359070)

相手の嫌がる行為を行ったとしても、周りの教師たちから大した叱責もされなかった加害者たちは、「痛くも痒くもない」、と言わんばかりに加速していきます。

そうして性に対して強い興味がある時期に善悪の区別がしっかりと指導されなかったことで、暴力による女子生徒への強要もさらにエスカレートしていってしまうのです。

加害生徒らは暴力をもって自分たちのほしいままに振舞うようになる、手の付けられない存在に成長していきます。

脅迫や暴行行為が日常的に繰り返される

Mortality Skull And Crossbones - Free image on Pixabay (359074)

元々粗暴な一面を持っていた加害少年たちは、暴力や脅迫によって女子生徒を支配するようになっていきます。女子生徒が抵抗したり、反抗的な態度を見せれば、殴るのです。

力で敵わない女子生徒にとっては、暴力は恐怖でしかなく、それに怯えながら従わざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。そうして加害者たちを「ご主人様」とよばせるのです。

さらには、女子生徒に対し、「兄と性交させる」「母親も強姦する」等の家族を標的とした言葉で、「自分のせいで家族が巻き添えになる」という心理的な脅迫を加えています。

暴行を目撃した教師もいたが黙認する

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