2019年6月8日 更新

旭川女子中学生集団暴行事件の概要とは?事件の問題点とその後

この事件は旭川市内の中学校で女子生徒が複数人の男子生徒に集団で暴行・強姦被害を受けた事件である。期間が2年程にも渡っており、被害を防ぐ機会があったにも関わらず、学校側が適切な対応を取らなかったことが事件を深刻化させたことも、大きな問題となった事件です。

目次

Woman Silenced Silence No - Free photo on Pixabay (359075)

1996年4月、女子生徒が特別活動室へ連れ込まれ、猥褻行為を受けたりした際に、居合わせた女性教師は、加害生徒らの「帰れ」という恫喝に屈して、その場を立ち去っています。

このときに女子生徒の「助けて」という悲痛な叫びがあったにもかかわらず、結局被害を受けることになってしまいます。

こうして見て見ぬふりの扱いを受け、女子生徒は教師からの救いも得られず、精神的にも頼れる存在をも無くなってしまいます。

授業中も女子生徒が連れ去られるがそれらを黙認する

Girl Quieter Silence - Free photo on Pixabay (359076)

加害生徒らは授業中であっても、女子生徒を抱えて教室から連れ出し、トイレなど校内の至るところで暴力を加えていくのです。そうやって猥褻行為を強要するのが日常茶飯事となっていくのです。

通常であれば注意して加害生徒らを退室させるのが常識ですが、最早この学校では世間の常識など有ってないようなもの、に過ぎませんでした。

それ程に教師たちは加害生徒らを恐れ、自己保身を優先し、被害生徒を見捨てる行動をとり続けていたのです。

卑劣な暴行行為

Con Artist Face Man - Free vector graphic on Pixabay (359077)

暴行や、脅迫によって加害生徒らは被害女子生徒を従わせ、隷属させていきます。直接強制させるものから、性欲を満たし、卑猥な言葉も言わせます。

そこから女子生徒本人にはコントロールしきれない生理現象まで加害生徒らは支配するようにエスカレートしていきます。自分の排泄物まで利用されると、女子生徒は自分自身に嫌悪感まで感じてしまいます。

加害生徒らはそうやって女子生徒を追い詰めて、周りの生徒をも協力させてしまうのです。

強制口淫

Drinking Straw Water Surface Air - Free photo on Pixabay (359079)

嫌がらせがエスカレートしていく中で、女子生徒は自分を守るためか、抵抗しない、反抗しない、服従する、と言った行動を取るようになっていきます。こうして強要される度合い過激に変わっていきます。

加害生徒らは休み時間や授業中などでもお構いなく女子生徒を連れ出してはトイレに連れ込むなどして、口淫を強要するようになっていきます。

こうした段階を越えていくごとに壁はなくなっていき、状態化することになってしまうのです。

「今日もおいしい牛乳をありがとうございました」

Drops Of Milk Spray Splash Surface - Free photo on Pixabay (359081)

こうして口淫を継続していくと、女子生徒は口内で射精されることもあります。当然苦くて飲めたものではありませんが、それを吐き出すことは許されず、精液を飲み込まされる行為が続きます。

そうした苦痛を与えられながら、女子生徒は「今日もおいしい牛乳をありがとうございました」と屈辱に満ちた言葉を言わされるのです。

加害生徒らはこのような、成人向けビデオ顔負けの行為を行い、欲望のままに女子生徒を弄んでいくのです。

下着を着用させずに登校させる

Hand Silhouette Shape - Free photo on Pixabay (359084)

加害生徒らはノーパンチェックと呼ばれる手順で女子生徒への下着の着用を禁止していました。毎朝、投稿すると、トイレに連れて行かれ、加害生徒らが「ノーパンチェック」と発言すると、女子生徒は衣服を下ろして、下半身を露出させられていました。

そのようにして下着を着けていないことを証明しなくてはならなかったのです。こうした行為が学校内で噂になってくると、「女子生徒の体の特徴を知りたい」、といった興味本位で面白がっている人もある程度存在してきます。

ペットボトルに小便をさせ飲ませる・クラスで披露

Bottle Pet Mineral Water - Free vector graphic on Pixabay (359085)

これは女子生徒に対し、ペットボトルに排尿させ、小便を飲ませたり、溜めた物をクラスに持ち込んでほかの生徒に臭いを嗅がせたりすものでした。

加害生徒らはこのときのクラスのリアクションを見て笑い転げ、楽しんでいました。こうした集団を巻き込んで、加害者は優位性、傍観者は自己保身を得ます。

ここでは一緒になって面白がっている者と、加担はしないが助けることもしない傍観者が混在しています。加害者は大勢を巻き込んで被害者を孤立させ、服従させているのです。

陰毛を全て剃られる

That Looks Dry And Withered Grass - Free photo on Pixabay (359086)

陰毛を全て剃毛された上で、加害生徒が陰毛を透明なケースに入れて持ち運び、それをほかの男子生徒に見せたり、「女子の陰毛だぞ」などといって触らせたりして、相手の男子が勃起したら殴るというゲームを行っていました。

これには性的な欲求を満たす意味合いや、性的興味を持つ他の男子生徒にその材料を与えて、相手の性的な嗜好や弱みを握って相手より優位な立場になる意味合いも含んでいます。

こうした他者の秘密を握ることが、被害女子生徒を守らず、加害者に有利な環境を構成しています。

浣腸用具を使用し強制排便

Door Toilet Peace And Quiet - Free photo on Pixabay (359087)

これは浣腸器具を用いて、女子生徒に対して強制排便させるもので、公園のトイレなどで行っていたとされています。このような本人の意思でもコントロールしきれない部分まで加害生徒らは支配していきました。

当時、オウム真理教が配下の信者たちに洗脳やマインドコントロールの手段で多くの犯罪行為を行わせ、世間に対しても大きな衝撃を与えており、そのオウムの手法を真似して、「自分たちはマインドコントロールの天才」と自負していました。

本人に制御できない生理現象をも支配することで、自らの優位性を誇示していきます。

生理用品で遊ぶ

Wellness Massage Relax - Free photo on Pixabay (359091)

被害女子生徒は前述の「下着を着用せず登校させられる」状態のため、生理期間中はナプキンを使うことができなくなるため、必然的にタンポンを使う必要が出てきます。

そうして「ノーパンチェック」の際にはそのタンポンを没収し、剃毛された陰毛の場合と同じように、他者を巻き込んだり、従わせたりする小道具や玩具として扱っていました。

この状況だと、毎月の生理でさえも、女子生徒にとっては億劫な環境となってしまいます。

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