2019年8月19日 更新

返報性の原理とは?恋愛やビジネスに役立つ?具体例や活用方法も!

返報性の原理とはどんなことなのでしょうか。ひらたく言えば「お返ししたくなる気持ち」のこと。とってもシンプルで分かりやすい心理作用ですので、この原理は、恋愛やビジネスにも使えますよ。具体的な活用事例をご紹介していきますので、ぜひ日常生活に利用してみましょう。

目次

意地悪な性格の人は、幸せそうな人や優しい性格の人を見るとイライラしてしまいます。それは、自分にないものを持っていることが妬ましいからです。

そして、容姿に恵まれている人や、いい仕事をしている人のことがムカついてしまうのです。なぜなら、周りの人たちがうらやましくて仕方ないからです。

嫉妬心が強いうえに向上心のない人は、人に意地悪をすることによって優越感を得ようとするしかないのです。直接の嫉妬の対象とは別の人物に八つ当たりをし、憂さを晴らすようなところもあります。こういう人ってたまに出会うんですよね。

こういう人たちに、何か意地悪をされたらふつう助ける気は起りません。返報性の原理としては逆に意地悪を仕返ししてしまうでしょう。これも返報性の原理のひとつの例なのです。

自分を馬鹿にしてきた人の欠点を探してしまう

Cloud Insecurity Negativity - Free image on Pixabay (373012)

自分のことを馬鹿にしてきた人に対しても返報性の原理によって、仕返ししたくなります。結果として欠点を探して当たり散らしたりすることもあります。

こうして目には目を歯には歯をという言葉のごとく、いいことでも悪いことでも与えたものが返ってきてしまうものなのです。雰囲気の悪い職場など悪意の応酬のそのものであることが多くあるでしょう。

ですので、善意を与えることがあっても悪意を与えることのないように気を付けていく必要があります。

恋愛にも応用できる返報性の原理とは

Person People Man - Free photo on Pixabay (373014)

やはりこの返報性の原理「一番使いたいのは恋愛だよね」と思う方は多いのではないでしょうか。

でも単純に「好きです」と意中の相手に行ったからといって「私の好きです」といってくれるのという簡単なことではありません。

そう、恋愛において返報性の原理を利用するためには、では何に気を付けて、どの様に使うことが効果的なのでしょうか。ポイントをいくつか挙げてみましたので実践に利用してみてはいかがでしょうか。

好きな人に好意をそれとなく伝えてみる

Love The Inscription Valentine'S - Free vector graphic on Pixabay (373017)

例えば、一度も見たこともない、話をしたことが無い人から、「好きです」と好意をアピールされても、相手も困ってしまいます。アピールされたほうはちょっと引いてしまうでしょう。

ただ単純に「好意を示す」を「告白する」ということではありません。相手の気持ちやタイミングをよく考えたうえで「それとなーく」自分が相手に対して好意を抱いていることを知っても伝えることが効果的です。相手側にあなたの好意を受け取る準備ができているかなと見極めたうえでさりげなく伝えましょう。

好きな人に親切にしたり笑顔で接したりする

Adult Break Business - Free photo on Pixabay (373022)

「好きです」と伝えるだけではなくて相手にちょっとしたことで親切に接したり、笑顔で応じることで好意を伝えることができます。この積み重ねで好意を徐々に伝えていくのです。まるでポイントカードにポイントがたまるみたいですよね。

こうして少しずつ少しずつ相手に伝えることにより、相手に好意を示すために心を開かせていきましょう。このように下地が出来上がったところでそれとなく伝えるとスムースに相手に好意が伝わり「お返し」としての好意が返ってきやすくなります。

お土産を渡しながら「今度は一緒に行かない?」と誘う

Bouquet Flowers Gift - Free photo on Pixabay (373023)

好きな相手に先にモノを渡してしまうというのもひとつのテクニックです。
はじめにどこか観光に行った際のお土産を好きな相手に渡します。その際にその観光地の話をし、少し興味を持ってもらったところで「今度は一緒に行きませんか」とお誘いするのです。

そうすると初めにお返ししないとと思う気持ちから断りずらくなり、OKの返答率が高くなるという仕組みです。
ちょっと誘うのに勇気がいるなという場合、こんな手法もありますよ。

急に食事に誘って断られたら「来週ならどう?」と代替案を出す

Pizza Food Italian - Free photo on Pixabay (373025)

あまり親しくない異性に急に食事を誘われたらまず躊躇するのではないでしょうか。まずは断らせてしまうという手法もあります。前述にあった「ドア・インザ・フェイス」の応用版です。

先に断ってしまうと次の提案が断りづらくなります。そのためあえて今日とか、明日といった急な日付を出し、相手が躊躇し断ったところで「来週はどう?」という譲歩の提案を出します。

断ったからちょっと悪いなと思っているところで、すかさずぱっと言うことがポイントです。

好きな人に自分の秘密を打ち明ける

Whisper Secret Mystery - Free photo on Pixabay (373027)

前述の自己開示の返報性に、自己紹介をすると相手も自己紹介をしてくれるというのがありましたが、これの応用です。

こちらから自分の秘密(もちろんまずはあまり深刻でないものから)を開示しましょう。すると相手も返さないとなと思うので「私もこんな秘密が」と自己開示しやすくなります。

例えば、体のどこか一部にほくろがあるとかそんなことでも構いません。これはカリギュラ効果といって共有している秘密が多ければ多いほど関係が親密になるという法則です。

秘密というのは見方を変えれば周囲の知り合いや友達に喋る事を禁止されているので、 それだけ脳内で再起される回数が増えます。 人の恋心は考えている時間と比例して増加するので、 二人だけの秘密を共有する数が多ければ多いほど、より深い絆で結ばれた親密感が出てくるというわけです。

返報性の原理を使う時の注意点

Sign Caution Warning - Free vector graphic on Pixabay (373031)

ここまで読み進めてきてだいぶ使い方がわかってきたのではないでしょうか。でも、一歩使い方を間違えると、効果が少なくなったり、逆効果になったりすることもあるんです。

簡単なだけに安易な使い方をすると、見透かされてしまったり、あからさますぎて見破られてしまったりと失敗もしがちです。

シンプルな理論なだけに使い方を間違えないようにする必要があるのです。ではどんな間違いを貸しがちなのでしょうか。

いくつか例を挙げてみましょう。

わざとらしくならないようにする

Para Romance Birds - Free photo on Pixabay (373062)

わざとらしくならないようにしましょう。この返報性の心理は簡単で効果もありますが、わかりやすいのも特徴です。ですので、あまりわざとらしいと「この人は見返りが欲しくてやっているんじゃないのかしら」と思われてしまいます。

ですので、さとられないようにさりげなく、伝えるようにしましょう。いきなり大きなものを与えるのではなく、ちょっとずつ相手に好意を開示していったり、わざとらしくない条件を提示したりするのがポイントです。

相手の反応に期待し過ぎない

Blur Close-Up Girl - Free photo on Pixabay (373070)

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