2019年8月19日 更新

返報性の原理とは?恋愛やビジネスに役立つ?具体例や活用方法も!

返報性の原理とはどんなことなのでしょうか。ひらたく言えば「お返ししたくなる気持ち」のこと。とってもシンプルで分かりやすい心理作用ですので、この原理は、恋愛やビジネスにも使えますよ。具体的な活用事例をご紹介していきますので、ぜひ日常生活に利用してみましょう。

目次

人は何か見返りを期待すると大きな見返りを期待しがちなものです。しかし、あまり大きな見返りを期待しすぎないようにしましょう。期待しすぎでがっかりした姿を見られては、逆に怪しまれてしまいます。

また、一回だけではなく何度もチャンスはありますし、少しずつ伝えていくこともで徐々に効果を大きくすることもできます。
すぐに大きな効果を期待せず、気長におおらかな気持ち待ちましょう。心を開いてもらうには時間も必要ということですね。

嫌われている人相手だと効果が薄い場合も

Bad Hand Down - Free vector graphic on Pixabay (373075)

お互い親しい人同士だとこの返報性の効果は高くなりがちなのですが、逆に親しくなかったり、敵意を持っていたりすると効果は非常に薄いものになります。

あんな奴にお返ししたくなんかないと思うのです。認知的不協和の解消という理論があります。人は理屈にかなわないことをすると理屈のほうを曲げてしまうという理論です。

親しい人にお返しをするのは道理の通ることですが、嫌いに人にお返ししなくてはならないと思うと理屈が通らなくなります。すると、お返しのほうを小さくしたり、悪意をお返ししたりということをして理論正しくしようとするのです。

譲歩の返報性を使う時でも不快感のある提案はしない

No Symbol Prohibition Sign - Free vector graphic on Pixabay (373079)

最初の要求があまりにも倫理観を欠いていたり常識外れだったりすると、いくらあとから小さな要求をしたところでその要求を受けていれもらうことは難しくなります。

例えば最初に「50万円貸して」と言って断られた後に「10万円貸して」というようなことです。最初から唐突な要求ですと譲歩を検討する余地がなくなります。

ですので、あまりに高額な値引きですとか、もともとの要求が受け入れがたいものであるといったような場合は返報性の原理のスコープ外になってしまいます。

心理学を多用すると警戒心を抱かれることも

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心理学を多用すると怪しまれることがあります。マーケティングなどの理論の中は心理学が多くつかわれますが、あまり使いすぎないということも言われています。

同じ手口ばかり使えば、「あの人はそういう手法を使ってくるので警戒しよう」といったように思われてしまうのです。

さりげなく使いダメでもともとぐらいの気持ちで当たるほうがよいかもかもしれません。また、返報性の原理だけでなく心理学には色々な法則がありますので、一つの法則をぐいぐいつかうのではなく、いろいろな法則を組み合わせていくのもよい方法でしょう。

知っていると便利!返報性の原理が使える場面は多い

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いろいろな例を読んでいいただきましたが、なんとなくわかっていただけたでしょうか。この返報性の原理はとてもシンプルで分かりやすい原理です。

マーケティングでも多用されます。特に恋愛には応用しやすいものですので、恋に悩める人にとってはとっても活用できそうな原理でもあります。

また悪意にも返報性の原理は適用されるので、逆に使えば皆さんの周りで悪意の応酬がある場合それを断ち切る方法にも応用できるかもしれません。

簡単なだけにいろいろ応用も聞きますので、皆さん試してみてはいかがでしょうか。

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