2019年10月14日 更新

座間市事件とは?事件の概要や犯人のその後についても

2007年(平成29年)10月、行方不明になっていたとある女性の捜索中に発覚したのが「座間市事件」です。逮捕された男の部屋からは、9人分の頭と大量の人骨が発見されたことで、世間に大きな衝撃を与えました。今回は、座間市事件の概要や事件後の犯人について紹介します。

目次

Bloodbath Bath Crime - Free photo on Pixabay (698931)

遺体の解体は全て白石の部屋にある浴室で行われました。解体に使用した包丁、のこぎり、ナタ、そしてキリや調理用ハサミなどの武器も部屋から発見されています。

解体を始めた8月下旬以降、排水口から流れる血や体液などのせいで、近所の人は嗅いだことの無い異臭を感じたと話しており、外にも臭いが漏れていたことが判明しているのですが、誰も通報することはありませんでした。

白石は遺留品や武器など、数々の証拠物を部屋に残していることからも、いつか犯行がバレてしまうまで殺害を続けるつもりだったことが窺えます。

ネコのトイレ用の砂をかけていた

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首を隠す為か、臭いを誤魔化す為か、白石の部屋からは大量の消臭剤も見つかっていますが、首を入れたクーラーボックスには猫のトイレ用砂が入っていました。実はこの一件で、ネットでは今も噂されている話があります。

白石が1人目の被害者を殺害する20日前の2017年(平成29年)8月2日(水)深夜1時15分頃、2ちゃんねるに「50kgの肉を今日中に解体する方法」というスレッドが立てられました。このスレッドを立てたのが白石かは不明ですが、この中では「すでに血抜きはしてある」「冷蔵庫はすでに一杯」「肉を解かすと臭いはバレないか?」「少しずつ溶かして山に棄てる」など、食用肉の処理とは思えない質問の数々が残されています。

これらの言葉からは、もしかすると9人の被害者以外にも、未だ発見されていない遺体が何処かに埋められている可能性も考えられるのです。更にこのスレッドの中には、誰かが残した「猫砂」というレスがあったことで、白石はこのスレを参考にして遺体処理をしたのではないかと今も尚、ネットでは憶測が飛び交っています。

事件現場のアパートは事故物件だった

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「事故物件」という言葉と、それらを紹介する「大島てる」のサイトは今やすっかり有名になり、最近では事故物件芸人なども出てきてしまうようになりました。事故物件は大きく2つに分けられますが、何れにせよ問題のある賃貸物件のことを指しています。

雨漏りがある、地震やシロアリなど家に損傷履歴があるなどの物理的瑕疵(ぶつりてきかし)の場合と、前入居者が自殺した、または事件などで殺されたという大きな変死や、孤独死などした場合は、心理的瑕疵(しんりてきかし)とされ、次の入居者に説明する義務が発生するのです。

白石が借りた部屋も心理的瑕疵があり家賃が安かったと言われているのですが、前入居者に何が起きたのかは分かっていません。しかし、白石が事件を起こしてしまったことで、その部屋は更に家賃が下がってしまいました。

アパートの家主は井上尚弥の父

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事件が起きたアパート「シーバスハイム」の持ち主は、WBC(世界ボクシング協議会)、WBO(世界ボクシング機構)、WBA(世界ボクシング協会)などのライトフライ級で王者に輝いたプロボクサー「井上尚弥(いのうえなおや)」の父、井上真吾さんだったことが分かっています。

井上さんは、1度このアパートを売却しようとしていましたが、家賃の安さ故か居住者が引っ越しを嫌がった為、そのまま経営を続けているのです。

被害者の中にカップルがいた

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当初、1人目の被害者であるM・Mさんと、3人目の被害者となった唯一の男性N・Sさんは、付き合っていたのではないか?と言われていました。その為、Mさんが殺害された後、彼女を探しに来た彼氏であるNさんを白石が殺したと思われていたのです。

しかし、その後の調べで、2人は自殺を仄めかすツイッター上で知り合い、白石に殺されることを希望していただけの関係だったことが判明しています。産経新聞の情報によれば、男性は白石に殺されるために連絡を取っていましたが、最後は死ぬことを思い直して断りの連絡を入れていました。白石はその後、励ましの言葉を送りつつ彼を食事に誘い出し、結局殺害してしまったのです。

また、デイリー新潮によれば、Mさんにはスリランカ人の恋人がいたという情報や、白石は殺害した男性にも性的暴行を加えたという話もあり、益々情報が錯乱している状況となっています。少なくともMさんとNさんは、カップルでは無いということだけは確定出来るでしょう。

殺害の手口

Hooded Man Mystery Scary - Free photo on Pixabay (698955)

白石隆浩の殺害方法は、被害者9人全て同じ手口で行われています。元々が自殺したい、または死にたいけれど自分では出来ないという人達を誘い出しているので、部屋の中にまで連れ込むことは容易かったのでしょう。

被害者達は亡くなった上に遺体をバラバラにされてしまったことや、密室で行われていた犯行だった為、白石の自供に頼るしか当時の状況は分かりません。

ここでは、現時点で白石の供述から判明している殺害の手口を紹介していきます。

被害者に睡眠薬入りのウィスキーコーラを飲ませる

Coca Cola Cold Drink Soft - Free photo on Pixabay (698959)

白石はターゲットを見つける為に、ツイッター上では「自分も自殺したい」というキャラづくりをして、同じような女性達を誘い出していたせいか、ほとんどの女性達が何の警戒もせずに部屋に付いて来たと言われています。

3人目の被害者である男性以外の女性達には、部屋に入った後リラックスさせる為、まずはウィスキーにコーラと睡眠薬を入れた飲み物を飲ませたと白石は供述しています。しかし、睡眠薬をどのような経緯で手に入れたのかは今のところ分かっていません。

警戒心を解く雰囲気作りを行う

Jack Daniels Whiskey Glasses - Free photo on Pixabay (698961)

白石は性的暴行や殺害の目的を果たす為、念入りに女性達の警戒心を解くように雰囲気作りを行ったと自供しています。

ギラギラと無理やり酒を飲ませるのではなく、まずは自らが飲んで見せたり、先に飲みながら雑談などを始めると、女性達もすんなり酒を飲んでくれたと白石は述べていました。

白石は以前、風俗嬢のスカウトをしていたこともあったせいか、女性の警戒心を解く雰囲気作りがそれなりに得意だったのでしょう。しかし、いくらSNSで会話をしたことがあったり、白石が雰囲気作りをしていたとしても、ほぼ初対面の男に対する現代女性達の警戒心の低さや鈍感さは異常だとも言えます。

意識が朦朧としたところで殺害

Fantasy Girl Sleep - Free photo on Pixabay (698963)

女性達が酒を飲み意識が朦朧としてきたところで、白石はまず首を絞めながら女性を犯したと供述しています。性行為を終えた後、改めてロフトからロープを垂らし、女性をボックスの上に座らせてロフトの上から首を絞めていたのです。

しかし、白石は皆首を絞められて性行為をする時には抵抗を見せたと供述しており、死の直前に被害者達が恐怖心に襲われていたことが分かります。

彼は被害者達のことを「誰も本気で死にたいとは思っていなかった」「死にたいと呟いて構って欲しいだけ」と評しており、その気持ちを逆手に取って優しく誘い出していたとも答えています。

座間9遺体事件の犯人のその後

Prison Cell Jail - Free photo on Pixabay (702916)

事件発覚からまだ2年程しか経っていない、座間9遺体事件は未だ解決していません。犯人である白石隆浩も、逮捕・勾留はされてはいるものの、まだ罪状もハッキリしていないのです。

特にこの事件を複雑にしているのは、被害者が元々死を求めていたという状況です。自ら死を望んでいない相手を殺害した場合は「殺人罪」で起訴できるのですが、もし自殺を手伝っただけであれば「殺人ほう助罪」、そして殺すことを依頼された場合は「嘱託殺人罪」として罪が少し軽くなってしまいます。

その為検察では、念入りに調査をして被害者9人全員分を「殺人罪」で起訴出来るように動いていました。ここでは、逮捕されてからの容疑者、白石隆浩について紹介します。

白石隆浩に下された判決

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