2019年10月14日 更新

座間市事件とは?事件の概要や犯人のその後についても

2007年(平成29年)10月、行方不明になっていたとある女性の捜索中に発覚したのが「座間市事件」です。逮捕された男の部屋からは、9人分の頭と大量の人骨が発見されたことで、世間に大きな衝撃を与えました。今回は、座間市事件の概要や事件後の犯人について紹介します。

目次

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1996年(平成8年)4月、白石は座間市立旭小学校に入学しました。小学生時代の同級生の母親の証言から見えてくることは、白石隆浩には二面性があったということです。集団下校時の白石のエピソードとして、大人がいる場合の評価と、子供達だけだった場合の評価では、まるで逆の印象を受けるでしょう。

大人がいた場合の証言をした同級生の母親は、白石は大人しく、妹や下級生達の面倒を見る真面目な子と答えています。しかし、大人がいない場合の状況を娘から聞いたという母親は、白石は集合場所に遅刻したり、下級生達の面倒を全く見ない子だったというのです。

この証言から考えられるのは、白石は外面が良い、または大人の顔色を窺うタイプであったということが言えるでしょう。父親が普段仕事でほとんどいなかったという家庭環境の中で、母親が手の掛かる下の子の世話に疲れていた場合、上の子を理不尽に叱りつけたり、八つ当たりすることがあります。そのような環境で育った子は、大人の顔色を常に窺い、良い子でいようとする分、叱られない環境では素行が悪くなることがあるのです。

中学生時代

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2002年(平成14年)4月、白石は座間市立東中学校へ入学しました。中学に入って白石は野球部に入部しますが、2年生からは陸上部に入り直しています。

彼が残した作文に「僕と部活」というものがあり、その中で白石は部活に明け暮れ、友達や想い出が増えたと書いていたのですが、同級生の母親は、どちらの部活での集合写真にも白石の姿が無いと話しています。その日だけ休んでいた可能性もありますが、あまり印象に残るのような生徒ではなかったのでしょう。

同級生達の印象は大人しく暗い、委員会に入って活動し真面目だったという印象がある一方で、少し悪い同級生にヘッドロックを掛けられたり、腕にパンチを喰らうなど肉体的攻撃を与えられています。小学生の時にも、所謂「失神ゲーム」で失神させられていたなどいう証言もあり、いじめにあっていた可能性も考えられるのです。

高校生時代

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2005年(平成17年)4月、白石は自宅からバスや電車で1時間以上掛かる程離れた、神奈川県商工高校に入学しました。週刊文春が当時の同級生にインタビューしたところ、国際経済学科という女子の多い科に入っていたことが判明しています。

高校時代の白石はアニメやゲームが好きなオタク気質だったと言われ、部活などは入らずに、ホームセンターやスーパーの倉庫などでアルバイトをしていました。高校2年生頃から、授業をたまにサボったり、出席していても寝ていることが多くなったとも言われています。

白石はやはり目立つタイプではなく、どちらかと言えば暗いという印象が多い中で、芸能界に憧れ養成所に通い、日本テレビのドラマにエキストラ出演したことがあるという証言もあるのです。ここでもやはり、白石の二面性が見えてくるでしょう。

高校卒業後

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2008年(平成20年)3月に高校を卒業した白石は、アルバイトしていたスーパーにそのまま就職し、実家を出たと言われています。

スーパーで一緒に働いていた女性達は、白石は勤務態度も真面目で、後輩の面倒見も良い青年だったと高評価しており、職場でのトラブルも無かったようです。

この頃、母親は妹を連れて家を出ており、近所の人は白石がたまに実家を訪れ、飼っていた犬の世話をしたり、父と飲みに行くなどしており、息子が訪ねてくる時は父が嬉しそうに話していたという証言をしています。このことからも、あまり父親との関係は悪くなさそうに見えますが、白石の本音はもしかすると違っていたのかもしれません。

犯人・白石隆浩の前科

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スーパーで真面目に働いていた白石は、わずか2年程で退職してしまいました。彼にどのような心境の変化があったのかは分かりませんが、自ら退職を願い出たと言われています。

その後、パチンコ店や携帯ショップなど転職を繰り返しますが、どれも長続きはしませんでした。白石は知人に、月に100万円は稼ぎたい、金持ちになりたいなどと話していたようで、いよいよ裏街道を走っていくことになるのです。

ここでは、白石隆浩が夜の世界に足を踏み入れ、前科が付くまでの経緯を紹介します。

歌舞伎町でスカウト業をしていた

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白石は金を稼ぐ為の副業として新宿や池袋などに足を踏み入れるようになりました。

週刊文春によると、AV出演や自ら男に身体を売るウリ専のバイトをしていた、ゲイの発展場と呼ばれるサウナに来ていたなど、彼の性癖を暴くような証言も多々あります。

夜の世界に入り込んだ白石は、2016年(平成28年)頃から別の仕事を開始しました。風俗店に女の子を斡旋する職業紹介会社「EXCELLENT(エクセレント)」のアルバイトとして、白石はスカウト業を始めたのです。

職業安定法違反容疑で逮捕

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2000年代に入り、石原慎太郎が東京都知事だった頃、歌舞伎町の健全化を図り新しい条例が出来たことで、街の浄化作戦が開始されました。それと同時に、反社会勢力の排除も始まり、今まで裏社会を取り仕切っていた暴力団の力が弱まっていったのです。違法な風俗店やスカウト行為や、客引き行為の禁止を進めた結果、何処の暴力団にも所属しない所謂「半グレ」と呼ばれる質の悪い若者がそれらの行為を開始するようになりました。

それと同時に、週刊ヤングマガジンで2005年(平成17年)から連載された「新宿スワン」というスカウトマンを題材とした漫画がヒットし、2015年(平成27年)には綾野剛主演で映画化もされた結果、スカウトマンに憧れる若者が歌舞伎町に入り込んできたと言われています。

話が逸れてしまいましたが、白石もまた条例違反のスカウト業を始め、事件を起こす半年前の2017年(平成29年)2月に、職業安定法違反容疑で逮捕され、懲役1年2ケ月、執行猶予3年の有罪判決を受けていたのです。

「裏切りまくりの危険スカウト」だった

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スカウト業でも彼の評価は様々で、優しかったと答える女性もいれば、ツイッターに「極悪スカウト」として注意喚起の暴露をされる程、要注意人物とする女性もいるのです。

白石はいつも、歌舞伎町のミスタードーナツ前に立っていたと言われ、声を掛けた女性の身分証明書を中々返さなかったり、違法な店舗への斡旋や、斡旋後に会社に渡す金をちょろまかすなど、悪質なスカウトマンとしても有名だったことが判明しています。

また、この頃から心の病んでいる所謂「メンヘラ系」の女性を選び、ツイッターなどでもスカウトしていたと言われており、このスカウト業が、大きな事件を引き起こす下地になっていると考えられるでしょう。

事件の動機

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白石が事件を起こした動機は、未だにハッキリとした目的を感じられません。それぞれに、理由はあったかのように見えて、突発的に犯行に及んだようにも見えます。

しかし、たった2ケ月間という短い間に、9人もの人達を殺害し、遺体を解体していくという行為は、何かしらの決意がなければ中々実行に移すことは難しいと考えられるでしょう。

普通の人間は凶悪な事件を知った時、どうしても理由を探してしまいますが、本当の理由は本人でなければ分かりません。ここでは、今現在出ている情報の中から、白石隆浩が何故事件を起こしてしまったのか?という動機を探っていきます。

快楽殺人目的

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週刊文春が取材した知人は、白石隆浩のことをゲーム、アニメオタクだったと話しています。中でも好きだったアニメは、「ひぐらしのなく頃に」と「School days」でした。どちらも「ヤンデレ(相手を慕いすぎて心を病む)」の女の子が、好きな男を殺害してしまうというような内容の話です。

白石がスカウト業や、自殺サイトでも狙っていたのは、心を病んでいる女性ばかりをターゲットとしており、シチュエーション的には逆になりますが、自らが殺すことで快楽を味わっていたのかもしれません。

金銭目的

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