目次
- 三毛別羆事件とは
- 羆の剥製
- 苫前町郷土資料館・考古資料館
- 渓谷の次郎
- 北海太郎
- 三毛別羆事件の展示も
- 漫画「羆風 飴色角と三本指」
- 漫画家、矢口高雄さん
- リアルな描写
- 三毛別羆事件を題材にした映画
- リメインズ 美しき勇者たち
- 監督は千葉真一
- ユキ役は村松美香
- 三毛別羆事件の詳細
- 人肉の味を覚えてしまった羆
- 事件一日目(12月9日)
- 事件二日目(12月10日)
- 事件三日目(12月11日)
- 事件四日目(12月12日)
- 事件五日目(12月13日)
- 事件六日目(12月14日)
- 死亡者は7人、けが人は3人
- 事件後の生存者の行方
- 事件後の村
- 三毛別羆事件の生き残り
- 大川与三吉の息子、大川春義
- 羆の因縁
- 死亡日の朝も健康そのものであった
- 今回の事件の戒め
- 火を恐れることはない
- 執着心がとても強い
- 背を向け逃げる動物を追う
- 人間の味を覚えた動物は危険
- 死んだふりは無効
- 三毛別羆事件は世界的に見ても無残な事件
死んだふりは無効
via pixabay.com
明景家の襲撃時、気絶していた明景ヒサノさんはヒグマに襲われず事なきを得ました。これはヒグマが動かない物を襲わないというわけではなく、その時だけたまたま他に捕食する対象があったためと考えられています。
当時のヒサノさんは幼い女の子で、大人の女性の肉を好むヒグマに獲物とみなされなかった、とする説もあります。事実ヒグマは、妊婦のタケさんを襲ってもお腹の胎児に手を出すことはしませんでした。
当時のヒサノさんは幼い女の子で、大人の女性の肉を好むヒグマに獲物とみなされなかった、とする説もあります。事実ヒグマは、妊婦のタケさんを襲ってもお腹の胎児に手を出すことはしませんでした。
三毛別羆事件は世界的に見ても無残な事件
via pixabay.com
いかがでしたでしょうか。今回は三毛別羆事件の大まかな経緯を紹介してきました。余談ですが、この事件は数ある獣害事件の中でも世界的な知名度が第8位に位置するそうです。
小さな山村の事件が海外でこれほど認知されるのも、巨大ヒグマによる殺傷事件がいかに壮絶であったかを物語っています。
小さな山村の事件が海外でこれほど認知されるのも、巨大ヒグマによる殺傷事件がいかに壮絶であったかを物語っています。
via pixabay.com
現在の六線沢は無人になっているものの、三毛別の住民はこの事件を風化させないよう、六線沢に事件現場を復元させました(苫前町郷土資料館・考古資料館の項参照)。
この記事を読んで、三毛別羆事件への興味が高まっていただけたら幸いです。
この記事を読んで、三毛別羆事件への興味が高まっていただけたら幸いです。
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