2019年12月29日 更新

横浜バラバラ殺人事件の概要とは?残忍な犯行手口と犯人の生い立ち

残忍な殺人が行われた横浜バラバラ殺人事件。この事件においてはその部分だけがよく注目されております。しかし、その点だけでは言い表せない死刑にまつわる様々な人間感情が存在しております。それらをあらゆる情報を元にお届けして参ります。

目次

犯行現場であるホテルへの根回し

Sunset Sea Colors - Free photo on Pixabay (344557)

Iは近藤剛郎に殺害依頼をされました。それは、元々麻雀店の経営を行っていた近藤剛郎が、その権利を奪われたことによるものだと言われております。その依頼を受けたIは、犯行グループの面々と麻雀店の経営者を殺害するための行動を開始します。

そして、千葉県船橋市内のホテルに呼び出して監禁。この際に、ホテル側に「ドラマでの撮影がある」などと話しておき、不可解な音や言葉などをホテル側に異常ととられないようにしました。

被害者の指を切断

Sky Lake Reeds - Free photo on Pixabay (344558)

犯行の準備が整い、被害者達を監禁した部屋に、Iは足を進めました。そして、殺人と解体を行うため、会社員の男性を風呂場に連れ込みました。

そこで、Iが電動ノコギリを取り出しところ、恐怖に駆られた会社員の男性が命乞いや最期の家族への連絡を申し出ましたが、受け入れず、それどころか、指を数えながらハサミで切り落としていきました。

この時点ですでに非道で、猟奇的。つまり、人間感情を顧みず、相手の惨状を己のスリルを満たすものに変えてしまっていたと考えられます。

生きたまま電動のこぎりで首を切断

The Mouth River Sea - Free photo on Pixabay (344559)

すでに被害者である会社員の男性を物のように扱い始めたIは、目も覆いたくなる惨状を認めずに、殺害に至ります。そうして、会社員の男性が生きたままで、首を切り落とされてしまったのであります。この一連の様子は悪質でいて、作業的でもあります。

そのようなIの精神を表す「人形みたい」という言葉を、その時近くにいた犯行グループの仲間に話しております。この犯行におけるIの精神は正に鬼であり、人間的な感情を逸失していたものであります。

横浜沖や富士山の山林などに遺棄

Clouds Dawn Vietnam - Free photo on Pixabay (344560)

もう一人の被害者はその後に殺されたと言われておりますが、事実がどうであったかについての資料は見当たりませんでした。しかし、会社員の男性ほどに、残虐には殺されなかったようであります。その2名の被害者の死体は隠蔽のために解体されました。

そして、横浜沖にて、大部分の2人分の遺体を遺棄し、残った部分の遺体は犯行グループ仲間によって、富士山の山林などに遺棄されたのであります。

もしも、遺体が見付からなかったのであれば、横浜バラバラ殺人事件は発覚することなく、加害者のIや、その仲間達はさらに大きな罪を犯していたかもしれません。

殺害後金銭を奪う

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横浜バラバラ殺人事件が横浜バラバラ強盗殺人事件と言われる由縁は、事件当時に現金1300万をIと犯行グループが奪ったからであります。それは何のための金だったかについてを言及した文書はないものの、おそらく、トラブル解決のためであったのではないかと考えられます。

そのような金は事件現場において置くのは無理がありますし、それを遺族の方に返すなどといった行動は、自分が殺したと認めるような行動であります。ですから、強盗に関しては必然的に行われたものであるでしょう。

犯行時の被害者と容疑者のやりとり

Park Lake Island Landscape - Free photo on Pixabay (344562)

裁判で最も、加害者であるIを死刑に決定付けるものとなったのが、被害者の会社員の男性との死の間際の会話であります。この様子があまりにも冷酷であり、遺族の方々の怒りは収まらぬものになったのであります。

横浜バラバラ殺人事件の裁判に関わった全ての方においても、この様子は精神的な苦痛を伴うものであったようであり、その犯行の結果によって引き出された様々な惨状を表す資料は、裁判に関わる人々にとっては、とても耐えがたいものであったようであります。

「風呂場はやめてください。密室は怖いです」

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すでに殺されると解っていると思われる会社員の男性が、まだ恐怖のどん底まで落ちきっていないときの会話であります。加害者であるIにとっては、その後の処理がし易いよう、風呂場に会社員の男性を連れていったものであるでしょう。

しかし、被害者からみれば、話し合いの余談もなく、いきなり殺されるという想いが吹き上がったことでしょう。自身が明朗な意識を持って殺されると想像したならば、せめて孤独は避けたいという人間感情はよくわかるものであります。

「溺死なんて甘ったれた殺し方されるとでも思っているのか」

Sea Mist Scenery The Morning - Free photo on Pixabay (344564)

創作のストーリーなどで、このような場面や文章を目にするものでありますが、現実で実際に殺されると解った上で聞いたのであれば、どれほどの恐怖であるでしょうか? 死ぬというだけでも、心の準備など、できるはずもない事柄であります。そこで、それ以上の苦しみを予感させる言葉を放たれるとは、どれほどの絶望となるでしょうか。

このときのIの目的は、自身がどれだけのことができるかということを示すためのアピールすることであり、猟奇的な感情に陥ってしまっているからといって、このような発言をすることは、身勝手極まりないものであります。

「殺してから切ってください」

Frost Grass Winter - Free photo on Pixabay (344565)

会社員の男性は、自身の恐怖を拭うために最期の願いを申し出ます。生きたまま、己の身体が解体されるなど、考えたくもないものでありますが、それを実際に行おうとしている相手に対して、願えることとは、これ以外には存在しないでしょう。

しかし、Iはこの願いを受け入れることはありませんでした。もう、このときには、会社員の男性を物として扱っているのであります。そうでもない限り、このような願いを受けず、さらなる凶行に走るなど有り得ないことであります。

「望み通りギロチンしてやるよ」

People Man Woman - Free photo on Pixabay (344566)

「勇気あるなあヤクザだっけお前?望み通りギロチンしてやるよ」とIが会社員の男性に言葉を放ちます。殺してから切断するということではなく、生きたまま斬り殺すことを、しっかりと被害者に伝えているのであります。

このことについては、最早、鬼であり、正常な人間の心は無くなっています。このような発言を文章にして書くことさえ、はばかられるものであります。

裁判でこの内容を伝えた検察官も同じような感情か、それ以上に悲痛な心持ちでこれを提示したのであります。

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