2019年12月29日 更新

横浜バラバラ殺人事件の概要とは?残忍な犯行手口と犯人の生い立ち

残忍な殺人が行われた横浜バラバラ殺人事件。この事件においてはその部分だけがよく注目されております。しかし、その点だけでは言い表せない死刑にまつわる様々な人間感情が存在しております。それらをあらゆる情報を元にお届けして参ります。

目次

Landscape Autumn Sun Trees - Free photo on Pixabay (344608)

近藤剛郎が捕まったという情報も未だ伝わってきていません。横浜バラバラ殺人事件の最後の鍵を握る人物であり、彼が逮捕され、裁判にかけられなければ、横浜バラバラ殺人事件に関わった全ての人々の心に晴れ間が覗くことはないでしょう。

Iの死刑が執行されない理由の詳細は解りませんが、殺人依頼をし、最も裁かれなければならない近藤剛郎が捕まっていないということは、大きな一因であるでしょう。

そこで、Iの知り得ない新たな事実が浮かび上がり、Iの減刑に繋がるということは考えにくいものではありますが、それは最終的な決定を下すにあたっては、重要な情報と言えるのです。

それぞれの私利私欲のために起こった残忍な犯罪事件

Water Ocean Clouds - Free photo on Pixabay (344609)

まず、横浜バラバラ殺人事件が起こった理由は加害者側の身勝手な動機で行われたものであること。例え被害者側にも非がある行動があったにしても、あまりにも残忍な殺害方法。その後に罪を隠すために解体し、被害者達の遺体を横浜港や山梨県の山間部に遺棄したこと。

これらは、どう足掻いても、許されざる行為であり、悪質極まりなく、冷酷非道であります。ですから、Iが死刑となったことは、法的にも人心的にも過ちであるということにはならないものであります。

しかし、この横浜バラバラ殺人事件において、最も重要なのは、Iも一般市民と変わらぬ心を持っていたことであります。事件当時においてのIは、まさしく鬼でありましたが、その後の警察や様々な人の声を受けて、自らの罪に真に気付き、もう戻ることのできない現実によって、自身の死さえも受け入れることを認めたのであります。
Wood Cherry Tree Quarter - Free photo on Pixabay (344611)

己の罪を認め、全てを偽りなく話し、あらゆる質問に誠実に答えるIに、死刑を求めることは、被害者の遺族の方々とて苦しいことであったでしょう。また、裁判員裁判が導入されてからの裁判であり、裁判員の方々も大変な辛い想いや大きな悩みを抱いたはずであります。

その上で、死刑と判断され、後の控訴を取り下げたIはまさしく人なのであります。

ですから、横浜バラバラ殺人事件は人の持つ悪逆のみに注目するのではなく、二度とこのような事件を起こさぬように自らを省みることこそが重要であり、それこそがこの事件に関わって苦しんでいる人への僅かながらの手向けであるのです。

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