四日市ジャスコ誤認逮捕事件とは？冤罪が中々認められない理由は？

誤認逮捕はなぜ起こってしまうのか

四日市ジャスコ誤認逮捕事件では、何の罪もない男性が突然巻き込まれ、命を落とします。警察は、のちに誤認逮捕であったことを認めていますが、遺族の主張と食い違っていたことを理由に、裁判では争う姿勢を見せ続けました。

この記事では、四日市ジャスコ誤認逮捕事件の真相と、男性やその遺族の人生を大きく狂わせた女性の目的について、解説していきましょう。また、誤認逮捕がなぜ発生してしまうのか、警察の対応やその後の様子についても、詳しくご紹介していきます。

無罪確定までに34年を要した松橋事件とは？事件の概要と問題点 - POUCHS（ポーチス）

無罪が言い渡されるまでに34年間も要した冤罪事件である松橋事件をご存知でしょうか。捜査に問題点が多かったので担当刑事や国選弁護士までが批判を受けることになりました。警察が犯人を決めつけていたため未だに真犯人は捕まっていません。

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の概要

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四日市ジャスコ誤認逮捕事件では、無実の男性を加害者に仕立て上げた女性にも批判が集まりましたが、四日市ジャスコ誤認逮捕事件を引き起こした三重県警察にも、多くの批判が集まります。

警察官とは、本来市民の安全を守り活動する組織です。その警察にまで、なぜ批判が集まってしまったのでしょうか。ここからはまず、四日市ジャスコ誤認逮捕事件の概要について、ご紹介していきましょう。

2004年2月に発生した誤認逮捕

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四日市ジャスコ誤認逮捕事件は、2004年2月17日に発生しました。四日市市のショッピングセンターにあったATMコーナーで、女性の何かしらを盗んだまたは盗もうとしたとして、当時68歳の男性が取り押さえられます。男性が何かしら窃盗したと考えられた理由は、側にいた女性の「泥棒」という叫び声でした。

女性の声を聴きつけ、ショッピングセンターを訪れていた買い物客が男性を取り押さえます。続いて、現場に居合わせた警察官が男性を拘束しました。

誤認逮捕された男性は拘束された後死亡

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四日市市内のショッピングセンターに警察官が居合わせた理由は、別の万引き事件があったからです。現場に警察官が駆け付けた時、被害者となった男性を3人の一般人と思われる男性が押さえていました。その3人に変わり、警察官2人が被害者男性を拘束します。

その際、後ろ手に手錠を掛け、約20分間制圧し続けました。20分間制圧を続けた理由は、応援要請をしていたからです。これらの状況から、被害者となった男性が激しい抵抗を見せたと考えられます。のちに、拘束されていた被害者男性の様子が変わり、死亡しました。

2011年に時効が成立し未解決事件となった

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応援要請を受け、現場に刑事が到着します。その時すでに、拘束されていた被害者男性は、誰が見ても危ない状況となっていました。緊急を要する状況を確認した刑事は、すぐに救急車を要請します。しかし、搬送先の病院で、拘束されていた被害者男性は亡くなってしまいました。

こういった事件から、警察は「泥棒」と叫んだ女性を虚偽告訴等罪とし、捜査をはじめます。しかし虚偽告訴罪は、被害者となった人物が申請する必要があり、今回被害者となった男性は死亡していたため、等事件は窃盗未遂事件として扱われました。

窃盗未遂事件として扱われた等事件は、2011年2月17日、時効を迎え未解決事件として終了します。

拘束した理由や対応に警察への批判が高まった事件

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2011年2月17日に窃盗未遂事件として時効を迎えた翌月の3月、窃盗未遂事件が成立していなかったことが判明します。死亡した男性は、窃盗未遂の被疑者として書類送検されていましたが、それは誤認であり、事件そのものがなかったということです。

罪もない一般男性が死亡したことになり、警察へ多くの批判が集まりました。事件の誤認によって、男性を死亡させたことだけではなく、その後の警察の対応へも批判が集まることとなります。

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の詳細

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四日市ジャスコ誤認逮捕事件は、事件から数年たったのち、ようやく男性の無実が証明されました。犯罪を取り扱うプロである警察官や、男性を現場で取り押さえた一般人の買い物客数人も、長い間誤解を続けていたということです。

それではなぜ、判断力を持った大人たちや、プロとしての知識を持っていた警察官が、これほど長い時間誤解し続けたのでしょうか。ここからは、四日市ジャスコ誤認逮捕事件の詳細について、ご紹介していきます。等事件の詳細を知ることによって、警察官の不可解な対応や主張を見つけることができるでしょう。

2004年2月17日日用品等を買いに男性が店を訪れる

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2004年2月17日、被害者となった男性は、妻と共に事件現場のショッピングセンターを訪れます。訪れた理由は、孫の飼っているハムスターの餌や排泄物用の砂などを買うためでした。そのため、等事件の被害者男性は、「ハムスターおじさん」とも呼ばれています。

買い求めるものも明確で、妻を引き連れてショッピングセンターを訪れていたことから、犯罪を計画していたとは非常に考えにくいでしょう。その後、男性はATMコーナーに立ち寄ります。

手持ちがなかったためＡＴＭに立ち寄る

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買い物を済ませた男性は、ATMコーナーに立ち寄りました。その理由は、電気代や生活関連の支払いをするためと、妻にお金を渡したからです。手持ちがなくなったため、ショッピングセンターの出入り口付近に設置されていたATMコーナーに立ち寄りました。

ATMコーナー付近に設置されていた監視カメラにも、男性がATMを操作している姿が残っています。この時男性は、孫のために買ったハムスターの餌や砂が入った袋を持っていました。

女性が突然男性の胸ぐらを掴みもみ合いとなる

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