2019年7月19日 更新

迷信はなぜ生まれたのか?日本に伝わるさまざまな迷信をご紹介!

日本には『四つ葉のクローバー見つけると幸せになれる』『北枕で寝るのは縁起が悪い』など様々な迷信が言い伝えられています。このよう迷信はなぜ生まれのでしょうか?「黒猫・不吉な数字・厄年・ヤモリ・蜘蛛・靴下を履いて寝る」などにまつわる様々な迷信をご紹介していきます。

目次

迷信とは?

Book Read Old - Free photo on Pixabay (486657)

日本には様々な迷信がありますが、迷信とはどのようなことを言うのでしょうか。また、迷信には類義語もあり同じような意味をもつものもあります。

迷信の意味や類義語、そして海外の迷信についてご紹介していきます。

迷信の意味

Together Earth Human - Free image on Pixabay (486658)

迷信とは、「人々が信じている物事のなかでも、合理的な根拠がないものや言い伝え」「社会生活において実害があることや道徳に反する俗説や言い伝え」のことです。

たとえば、「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる」「夜に爪をきってはいけない」などの迷信がありますが、四つ葉のクローバーを探したことがある人は多いのではないでしょうか。

このように迷信とは、子供のころから自然と耳にしていることが多く、昔から言い伝えられているものです。

迷信の類義語

Halloween Occult Costume - Free photo on Pixabay (486662)

迷信とは、昔から言い伝えられてきているものですが、「ジンクス」も同じような意味をもっています。ジンクスとは、縁起の悪いことの言い伝えで、生活に密着した教訓や習慣、法則の一つです。凶運・災難やまたはそれらに見舞われた状態のことや、縁起の悪い事柄などを限定して指しているものです。

そして迷信の類義語には、「都市伝説」もあります。都市伝説とは、現代発祥のもので、根拠が曖昧で不明であるもののことです。

また、「疑似科学」もあり、疑似科学とは表面だけや誤った科学のことで、科学的方法では誤っている考えのことを、科学的事実だと位置づけられている一連の信念のことです。

海外にも迷信はある?

Book Reading Love Story - Free photo on Pixabay (486660)

迷信とは、日本だけではなく海外にもあります。たとえばイギリスでは、「部屋のなかで傘をさすと不幸が起きる」雨に濡れる心配がない家のなかで、傘をさすような無意味のことをしていはいけない、などのような意味があり基本的に良いことをさしてはいないものです。

フランスでは、「パンを逆さまにおいてはいけない」パンを食卓にのせる際に、切れ目を下にしておいてはいけない、逆さまにおいたパンは悪魔を呼ぶとされており、食卓にいた誰かが欠けると言われています。

このように、迷信は日本だけではなく世界中にあり、国は違っても人としての思いは世界中で同じだということを感じとれます。

迷信はなぜ存在するのか

Narrative History Dream - Free image on Pixabay (486664)

迷信は、昔から言い伝えられているものですが、迷信が作り出されたのには理由があります。そして、それぞれの迷信は意味をもっていますが、どのようなことを言い伝えているのでしょうか。

迷信が存在する理由や、作り出された意味などについてご紹介していきます。

先人の知恵を言い伝える

Woman Age In The Free - Free photo on Pixabay (486665)

迷信とは、そのように言われるようになるには理由があり、そのなかには、先人たちの知恵として言い伝えられているものがあります。

迷信は数多くありますので、全部ではないにしても子供のころから聞かされて、育っている人も多いのではないでしょうか。そして、そのような迷信には生活していくうえでの知恵があります。

身体のことを気をつけるための意味があるものや、傷つけないための意味があるものなどがあり、このように昔の人たちの経験を言葉としてたとえられ、生活や生きていくうえで大切なことを迷信として言い伝えられるようになりました。

道徳に反する行為などを戒める

Girl Bicycle Garden - Free photo on Pixabay (486669)

迷信のなかには、道徳に反する行為などを戒めるものもあります。人が道を外さないように、その意味を込めて言い伝えられるようになりました。

たとえば、とくに子供は、してはいけないことを言っても、同じことを繰り返すものです。そのため、道を外さないようにするためや、人に迷惑となる行動をやめさせるために、戒めとして作られました。

ですので、子供のころに聞いたことがある迷信は、このように戒めの意味があるものが多いのではないでしょうか。

縁起の良し悪しを連想させる根拠がある

Artificial Intelligence Brain - Free image on Pixabay (486670)

迷信には、様々なものがあり一つ一つ意味をもっています。そして、その意味には縁起の良し悪しを連想させる根拠もあります。

昔は今ほど科学も発達していません。ですが、吉兆の場合には、なぜそのように幸運とされるのかなどを説明できる根拠があり、また凶兆の場合にも同じように説明できる根拠があります。

そのため、迷信とはただ表面だけのたとえではなく、深い考えによって作りだされたものだと言えるのではないでしょうか。

信じることで恐れや不安を軽減できる

Girl Wonder Outlook - Free photo on Pixabay (486673)

迷信が作りだされたのには、迷信を信じることで恐れや不安を軽減できるためでもあります。迷信には凶となる意味をもっているものもありますが、反対に吉となる意味をもつものもあります。

人生には良いこともあれば悪いと思うようなこともあります。ですので、ときには不安や恐れを抱き悩むときもあります。

そのようなとき、幸運の訪れの意味をもつなどのような、吉となる迷信を信じることで、不安や恐れが軽減されるため、心の拠り所として作り出されたのでしょう。

日本の迷信【吉兆編】

1 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪