2019年7月19日 更新

迷信はなぜ生まれたのか?日本に伝わるさまざまな迷信をご紹介!

日本には『四つ葉のクローバー見つけると幸せになれる』『北枕で寝るのは縁起が悪い』など様々な迷信が言い伝えられています。このよう迷信はなぜ生まれのでしょうか?「黒猫・不吉な数字・厄年・ヤモリ・蜘蛛・靴下を履いて寝る」などにまつわる様々な迷信をご紹介していきます。

目次

Religion Faith Cross - Free photo on Pixabay (486675)

日本の迷信には良い意味をもつもの、悪い意味をもつものがあります。良い意味をもつ迷信はどのようなものがあるのでしょうか。

日本の迷信の吉兆編についてご紹介していきます。

茶柱が立つのは吉兆

Tea Leaf China - Free photo on Pixabay (486677)

「茶柱が立つのは吉兆」と言われている迷信があります。茶柱は、日本茶を淹れた際に混じったお茶の茎のことを言い、よく番茶などで見られます。

この茶柱が湯吞のなかで縦に浮いている状態のことを「茶柱が立つ」と呼んでおり、良いことが起こる前兆として昔から言い伝えられています。

このように、茶柱が立つことは何度もあることではないため、だからこそ良いことが起きることに期待がもてる心境になります。
Tea Drink Soup - Free photo on Pixabay (486678)

そして、この幸運を得るには3つの条件もついています。①茶柱が立った場合、人に話さず知られないようにこっそり飲み込みます。

②茶柱が立ったことを、人に話すとその人に幸運が移ってしまいます。③立った茶柱は着物の左袖に入れない。などの条件があります。

また、この迷信の始まりは、昔駿河のお茶商人が売れ残った二番茶を、どのように売るか考え「茶柱が立つと縁起が良い」と言いふらしたことからきているとされています。

四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる

Klee Four Leaf Clover Green Lucky - Free photo on Pixabay (486684)

迷信には、「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる」があります。四つ葉のクローバーは、なかなか見つけることができないため、見つけられたら縁起が良いとされています。

クローバーはシロツメクサという草のことで、葉は三つの小さな葉が集まっています。このようにもとも三つの複葉であるため、四つの複葉になることはありえないことになります。
Klee Forest Clover Wiesenklee - Free photo on Pixabay (486683)

ですので、四つ葉になる確率は「1万分の1~10万分の1」と言われており、そのため見つけることが難しいため、見つけられたら縁起が良いとされ、幸せになれると言われています。

また、三つ葉は「希望・信仰・愛情」、四つ葉は「幸運」、五つ葉は「経済繁栄の幸運」、六つ葉は「地位・名誉を手に入れる幸運」、七つ葉は「無限の幸運」の意味をもっています。

家にヤモリが訪れるのは吉兆

Gecko Tokhe - Free photo on Pixabay (486685)

迷信には、「家にヤモリが訪れるのは吉兆」があります。ヤモリは「家守り・屋守り」とも言われており、家を守ってくれる縁起が良い生き物とされています。

ヤモリは夜行性ですので、夜明るい場所に寄る害虫を食べてくれます。昔は、夜灯りがついているのは裕福な家でしたので、灯りがついている裕福な家にヤモリが寄っていきます。

このことから、家にヤモリが寄ってくるのは「幸運を運ぶ」と言われ、縁起が良いこととされています。また、家にヤモリがいたらお金の巡りがよくなるとも言われていますので、家でヤモリを見たら宝くじを買ってみるのもいいかもしれません。

福耳の人はお金持ちになる

Buddha Statue - Free photo on Pixabay (486688)

迷信には、「福耳の人はお金持ちになる」があります。この福耳の由来は、仏に備わっている身体の特徴の一つで、釈迦の垂れ下がった耳から言われるようになったとされています。

また、耳の形の良し悪しは、血筋に関係していると言われており、肉付きがよく形が整った耳を持っている人は、高貴な血筋とされています。

高貴な血筋とは、先祖のなかに高貴な人がいたという意味をもちますので、お金に困らないで一生を過ごせる人が多いのかもしれません。

初物を食べると寿命が延びる

Eat Salad Cucumbers - Free photo on Pixabay (486690)

迷信には、「初物を食べると寿命が延びる」があります。初物とは旬の食べ物のことで、その年の初物を食べると75日寿命が延びる、という意味があります。

たとえば、夏野菜のなかには「きゅうり」がありますが、きゅうりは水分ばかりだと思われがちですが、ビタミンCやカロテン、利尿作用のあるカリウムが豊富に含まれています。
Vegetables Healthy Nutrition - Free photo on Pixabay (486692)

そのため、体内の余分な水分や塩分などの排出を促し、肌のむくみや熱中症対策になります。このように、旬のものはその季節にあった作用があるため、食べると身体に良いとされています。

このことから、初物を食べると寿命が延びるとは、旬のものは身体に良い働きをしてくれるため、食べると健康になるという意味をもっています。

日本の迷信【凶兆編】

Hooded Man Mystery Scary - Free photo on Pixabay (486693)

日本の迷信には「茶柱が立つと縁起が良い」などのように、吉兆を表しているものがありますが、反対に縁起が悪いことを表しているものもあります。

日本の迷信の凶兆編についてご紹介していきます。

厄年には多くの災いが降りかかる

Guy Man People - Free photo on Pixabay (486696)

迷信では、「厄年には多くの災いが降りかかる」と言われています。厄年とは、男性の40代前半、女性の30代半ばなどのように、肉体的にも精神的にも変化が大きく、身体に気をつける年齢を昔の人は経験から厄年と考えたとされています。

また、「42歳(死に)」「33歳(散々)」などのように語呂が悪いことも重ねて考えられました。このような厄年の考えかたは、江戸中期元禄ころにはあったとされています。

江戸時代の平均寿命は50歳ほどでしたので、男性の大厄「42歳」は、当時ではすでの老境です。ですので、このように身体に気をつけることを考えて言われるようになりました。

4・9は不吉な数字である

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