2019年9月26日 更新

池田容之とは?横浜バラバラ強盗殺人事件の概要や犯人の現在についても

残虐極まりない犯行で日本中を震撼させた横浜バラバラ強盗殺人事件。死刑判決が下された池田容之は現在どのような心境で刑の執行を待っているのでしょうか?その生い立ちや高校時代、その後の転落を紹介するとともに、黒幕と噂される工藤明生なる人物についても迫っていきます。

目次

この事件における主犯格は池田容之と近藤剛郎の2人ですが、その他にも6人もの人物がこの事件に関わったとして逮捕・起訴されています。主犯ではないことなどから、あまり他の共犯者については名前も出てこないケースが多いのですが、それでもこのような凶悪犯罪に加担していることには違いありません。

池田が逮捕されるより先に、事件への関与の疑いで最初に逮捕されたのは滋賀県在住の3人の男でした。直接被害者2人を殺害し、遺体を損壊したのが池田だったとして、この3人はいったいどのように事件と関わったのでしょうか。

滋賀県在住の21~22歳の男

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横浜港から被害者らの遺体が発見され、最初に死体損壊と死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、いずれも滋賀県在住の宮原直樹、伊吹真吾、三田恭志郎の3人で、全員21~22歳という若さでした。

警察は当初、最初に逮捕されたこの3人が被害者らの殺害にも関与していると見て捜査をしていましたが、その後主犯格の池田をはじめとして、複数の人物がこの事件に関与していることが分かり、次第に事件の全容が見えてくることとなります。

計画を聞いていなかった

Halloween Horror Skeleton - Free vector graphic on Pixabay (663732)

この3人は友人同士で、滋賀県から遊びに来ていたところ、他の犯行グループメンバーに声をかけられ事件の手伝いに誘われたとのことです。

このような形で犯行に加わったこともあり、今回の事件に関して詳細は聞かされていなかった可能性が高く、ホテルの予約やレンタカーを借りるといった名義が必要となるような役割を任されていたことから、何かあった際の捨て駒として雇われたのかもしれません。

3人がどこまでこの事件の計画について知らされていたかは分かりませんが、ちょっとした小遣い稼ぎ程度と軽く考えて関わったようです。

被害者との面識は一切なかった

Question Mark Survey - Free photo on Pixabay (663756)

この事件においては、主犯格の池田ですら被害者とは面識が無かったので、当然と言えば当然のことですが、計画を知らずに手伝わされたこの3人も被害者との面識はありませんでした。

一応、監禁の手助けのようなことをしていたそうですが、池田が被害者2人を殺害する際には、部屋にいたのは池田と被害者2人の他には、南部という男だけであったそうなので、この3人はそもそも生きている状態の被害者とは一度も会っていない可能性もあります。

監禁・死体遺棄に関与していた

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3人の主な役割は遺体の運搬、遺棄、見張り、ホテルの予約やレンタカーの用意などだったといい、本人たちは遺体の遺棄については認めましたが、損壊はしていないと供述しています。そもそもこの3人は自分たちが運んだものが遺体であったことすら知らなかった可能性もあります。

最終的に宮原、伊吹、三田の3人には死体遺棄と逮捕監禁の容疑で懲役3年執行猶予5年の有罪判決が下されました。裁判においては、3人がどの程度まで知っていたのかといった点が争点になったと思われます。

この判決を受けて、世間ではこれだけ大きな事件の片棒を担いでいるにも関わらず、実刑にならないのは甘すぎるのではないかとの声もあがりましたが、裁判所としてはこの3人はほとんど何も知らなかったという判断なのでしょう。

事件の黒幕とされている工藤明生について

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ここで、これまで事件を追ってきた中で登場しなかった工藤明生という人物について書いていくことにします。なぜ急にこの工藤明生という人物が出てくるのかというと、実はこの事件の黒幕は、実際に2人を殺害した池田でも、池田に犯行を指示した近藤でもなく、この工藤明生という人物だという説があるからです。

この工藤明生という人物は「詐欺の帝王」「歌舞伎町五人衆の筆頭」「半グレ集団関東連合の黒幕」「数百億円を握った正体不明の大物」など様々な異名・伝説を持つ人物とされていますが、そのどれについても確たる情報がなく、謎に包まれた存在です。

ここでは、この事件の黒幕とも噂されている工藤明生とは、果たしてどういった人物なのかについて紹介していきます。

詐欺の帝王

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今ではその種類もかなりの数に膨れ上がり、社会問題ともなっている詐欺の手法「振り込め詐欺」ですが、その「振り込め詐欺」がまだ「オレオレ詐欺」という名で呼ばれていた時代に、詐欺業界内で「詐欺の帝王」と呼ばれていたのが、この工藤明生でした。

実際にこの工藤明生に取材をしたという人物によると、その人となりは「身長178センチと背が高く、話し方に暴力的な雰囲気はなくてさわやか。非常に頭が切れ、詐欺などに手を染めずにカタギの仕事をしていても十分成功しただろう」というような人物だったそうです。

元関東連合の幹部

African American Model Riverside - Free photo on Pixabay (663078)

工藤明生は関東連合の幹部、もしくはそのトップではないかとも言われています。

関東連合とは、1970年代から2000年代初頭まで存在していた暴走族、及び解散後の元メンバー同士の集団で、暴力団に指定されているわけではないが暴力的犯罪を行う集団、いわゆる半グレと呼ばれる集団です。

これまでにも世間を賑わせてきた数々の凶悪事件に関わっているとされる関東連合、ここ数年では「振り込め詐欺」がその資金源になっていると言われ、工藤明生はこの関東連合に深い関係のある人物だとされています。

平愛梨の愛人との噂

みー on Instagram: “愛梨ちゃん韓国なんだ😊愛梨ちゃん可愛いな💕#平愛梨 #愛梨ちゃん” (662865)

さらにこの工藤明生という人物は、サッカーの長友佑都選手と結婚したタレントの平愛梨さんと愛人関係にあるという噂もあります。

この噂は工藤明生が住んでいる都内の高級マンションに平さんが出入りしていたという目撃情報によるもので、これにより、平さんは工藤明生のみならず、関東連合とも関係があるのではないか、という噂に発展しました。

さらには、平さんのお兄さんが元関東連合だったという話もありますが、どれもあくまで噂程度で、証拠となる写真なども無いことから真偽の程は定かではありません。

架空人物説も

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ここまで「詐欺の帝王」や「関東連合の幹部」などと、工藤明生という人物が実在している体で書いてきましたが、実はこの工藤明生については実際には存在していない人物で、ネット界隈で作り上げられた架空の人物であるという話もあります。

さらには、この工藤明生というのは、どこぞの組織の大物が自分の存在を隠すために作り出したカムフラージュのための存在であるなどといった情報もあり、その噂は際限なく誇大・拡散しているようです。

このように、そもそもその存在すら定かではない工藤明生という人物が、横浜バラバラ殺人事件の黒幕であるというのはかなり眉唾な話であると言わざるを得ません。

横浜バラバラ強盗殺人事件の被害者

Skull And Crossbones Bone - Free image on Pixabay (663728)

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