2019年5月25日 更新

名古屋アベック殺人事件の詳細!犯人たちと被害者遺族のその後も

世間を震撼された名古屋アベック殺人事件の詳細や被害者について知っていますか?あまりにも残忍な犯行ゆえに犯人に死刑判決が下された昭和に起きたこの事件。犯人が逮捕されたその後や出所後の足取り、また生い立ちついて詳しく紹介いたします。

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24日の午前4時30分ころに、2人カーホテルから再び連れ出し、愛知県愛知郡長久手町(現在の長久手市)にある弘道会の本家墓前へ移動します。

Xを車外へと引っ張り出し彼の首に洗濯用のビニールロープを巻き付けます。少年AとBがそのロープを両端から引っ張るのですが、「たばこを吸い終わるまで引っ張ろう」と笑顔でふざけながら彼らは綱引きの要領でXを殺害します。

こうして第一の殺人が発生し、抵抗の甲斐なくXは息を引き取る結果となりました。

女性被害者の殺害

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Xを殺害したことで一旦ひるんだ少年たちは、Xの遺体をAのグロリアのトランクに入れて、Y子を生かしたままAの自宅に帰りました。そこで一泊しY子を人身売買してお金にしようと企みますが、アテがないためにこの計画は取りやめています。

この時に再度Y子を集団レイプし、その際Y子は「もう殺してく」と訴えたほどやつれ果ててしまいました。

Aの自宅で一泊した後は三重県上野市(現在の伊賀市)に移動し、山林内でX同様に絞殺されてしまいます。

山中に死体遺棄

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Y子を殺害したその場所で、犯人たちは2人を埋めるために穴を掘り死体を遺棄しました。

その時に、Xを仰向けにしてY子をうつ伏せに乗せた状態で穴に入れ2人とも両腕でお互いが抱き合うような形で埋めました。
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その後6人は一旦解散し、昼頃にたまり場であったAの自宅に集まって逃走の計画を立てていたところ逮捕されることとなります。

逮捕後の取り調べによると、アベックだったので面白半分でそんな姿にしたとの供述をしており、殺害した遺体を面白半分に扱っていたことも明らかとなりました。

事件の捜査について

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被害者らが乗っていたチェイサーが激しく損傷していた状態で放置されていたために、2人が遺体として発見される以前に被害者家族からの捜索願が出されていたことも犯人を早く逮捕することができた要因の一つです。

被害者2人が何者かに襲撃・拉致された可能性が高いとし、24日に捜査本部が設置が設置されました。

事件発生から数日で犯人全員が逮捕されるという結末を迎えた名古屋アベック殺人事件ですが、警察ではどのような捜査が行われていたのでしょうか。

名古屋市港区では少年犯罪が多発していた

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名古屋市では当時、栄のセントラルパーク噴水島付近にたむろし、シンナー遊びをして車で暴走を楽しむ暴走族グループの「噴水族」がたむろしていました。

吸引のためのシンナーが一般塗料店で少年に販売されなくなっていたことから、暴力団がそこに目を付け、一般販売されているシンナーを40~50倍の値段で少年たちに密売していました。

シンナー購入の資金を得るために、少年たち強盗や恐喝などを行っていたため、名古屋市内では少年犯罪が多発していました。

逮捕の決め手となったのは?

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名古屋アベック殺人事件の犯人たちはこの事件と同じ日に2件のアベック連続襲撃事件を起こしています。

その事件の被害者たちが犯人の特徴について、「犯人グループは木刀をふるっている」「被害者がシンナー臭をさせている」と証言したことから噴水族の犯行の可能性が浮上しました。

また、Aの所有していた車と色があまり人気がなく、販売台数が限られていたために、目撃情報と同じ車を所有していたAが犯行に関与していたと判断し、犯人たちの逮捕に至りました。

未成年の加害者に初めての死刑判決?

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名古屋アベック殺人事件が世間の話題となった要因の一つは、未成年に対する初の死刑判決です。

検察側は第一審でAに対し死刑を求刑しています。しかしAは「少年だから大した罪にはならない」とドヤ顔で言い放ったとされています。死刑にはならないと高をくくっていた様子があったようです。
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しかし、事件の首謀者であり殺人の実行行為者・その犯罪性も根深く、反省の態度も足りない等の理由で求刑通り死刑判決が下されました。

後に控訴されて無期懲役になっておりますが、未成年に対する死刑が初めて決定した瞬間でした。

犯人たちのその後と現在

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世間の関心を集め、少年法のあり方についてたくさんの議論を巻き起こした名古屋アベック殺人事件ですが、犯人たちは現在何をしているのでしょうか。

当時未成年だった彼らも、成人して考え方も変わっているかもしれません。反省をして真摯に人生を歩んでいるのか、それとも何事もなかったかのように生きているのか。


その後についてテレビや雑誌などでもたびたび取り上げられた元少年少女たちのその後のあり方を一人ずつ紹介していきます。

少年A

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主犯のAこと小島茂夫については何度か報道がされています。

無期懲役となったことで現在も服役中です。無期懲役が事実上の終身刑となることを理解したうえで社会復帰を目標とし、必ず出られることがあると信じて刑期を過ごしています。

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