2019年5月25日 更新

名古屋アベック殺人事件の詳細!犯人たちと被害者遺族のその後も

世間を震撼された名古屋アベック殺人事件の詳細や被害者について知っていますか?あまりにも残忍な犯行ゆえに犯人に死刑判決が下された昭和に起きたこの事件。犯人が逮捕されたその後や出所後の足取り、また生い立ちついて詳しく紹介いたします。

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被害者女性の遺族に関してですが、2003年に週刊誌に記載された記事によると、被害者女性には橋台がいたようです。そのため、事件後も他の子どもたちと両親と一緒に暮らしていました。

しかし、事件から9年経過した19997年に被害者女性の母親は59歳という若さで他界してしまいます。死因は不明ですが、被害者男性の父親と同様に、心労やストレスが原因となった可能性もあります。

遺族は事件が起きたその日から自分が死ぬまで、その事件に苦しめられるのです。

犯人たちの被害者遺族への対応

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犯行後、逮捕されてからの犯人たちの被害者遺族への対応はどのようなものがあったのでしょうか。

出所後に支払うことになっていた賠償金は全員払い終えたのでしょうか?また謝罪の言葉はあったのでしょうか?
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刑を軽くするためだけに反省の弁を述べていたのか、それとも心から反省し謝罪をしていたのか、刑が確定した後の行動により分かってくることもあります。

また、犯人たち以外にも、犯人たちの家族はどう行動したのかなどを一人ずつ述べていきます。

少年A

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小島茂夫は判決が決まった直後は第一審の判決が死刑だったこともあり荒れていましたが、服役していく中で前述のとおり被害者遺族に対して謝罪の手紙を送るといった行動をしています。

賠償金については、無期懲役の判決を受けたことにより調停不調に終わっていますが、小島の両親は調停に従ってXの両親に1640万円(調停額は500万円)、Y子の遺族に1071万円(同1000万円)を1999年5月までに完済しました。

父親の退職金を賠償金にあてたとの記述があります。

少年B

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徳丸茂久は被害者にも被害者遺族にも謝罪することなく、服役を続けています。また、賠償金に関しても小島茂夫と同様に無期懲役が確定し仮釈放の目途が立たないために、本人分に関しては調停不調に終わっています。

徳丸の両親は、息子の後半に顔を出さないといった親権を放棄した行動をとるばかりか、加害者家族らの集まりにも一切参加せず、賠償金を支払おうとする意志を見せることがなかったため、調停不調に終わっています。

息子の犯した罪から逃げたのか、関係ないといったスタンスを続けています。

成人男性C

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高志健一も徳丸茂久と同様に、被害者にも被害者遺族にも謝罪することなく出所しました。賠償金に関しても出所した後に行方をくらませたので、Y子遺族に支払うはずだった賠償金2000万円を一切払うことなく、また、Xの遺族とは調停不調のまま逃走しました。

Xの遺族との調停に高志の両親が呼ばれましたが、親権放棄を決め込み、調停の席にすらつかないという有り様でした。

高志自身も高志の両親も賠償に関して何の責任を負うことはありませんでした。

少年D

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近藤浩之は出所後のインタビューで「事件にばかり引きずられていてもアレでしょう、前に進めないと思う」「被害者の墓参り?行く時間がないので難しいね」などと回答するなど反省の色は全くありませんでした。

また、賠償金についてもX・Y子の両親に出所6か月後から支払うことと調停で決まっていましたが、まったく支払っておらず、現住所を隠したまま結婚するなどの悪質な行動に出ました。

近藤の両親も調停不調となっており、この親にしてこの子ありといった形が伺えます。

少女E子

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筒井良枝は、「被害者遺族に土下座して詫びたい」と口にして反省の色を見せていました。

賠償金は本人分としてXの両親に各々250万円、Y子の遺族へ500万円支払うことが調停で決まりましたが、1996年の出所後にXの両親に各々12万4000円、Y子の遺族に22万4000円を支払った後は無断で住所を変更し支払いを行っていません。

また、2003年8月頃に住所を変更したことを被害者遺族に通告していませんので、実質未払いで逃げたことになります。

少女F子

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龍造寺リエ(現在・雪村リエ)は逮捕時も出所後も反省の色はなく、遺族に対する謝罪の言葉も一切口にしていません。賠償金に関しても、出所後の1996年5月までに支払われたのは、龍造寺の母親を通じて分割払いされた一部のみだったとされています。

龍造寺の両親はX両親に各々115万5000円、Y子遺族に231万円を2003年8月までに完済しました。

しかし龍造寺本人は被害者遺族や代理人に通告することなく住居を変更し、実質完済せず逃げてしまいました。

少年犯罪について考えさせられる事件

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名古屋アベック殺人事件は、家庭環境やいくつかの要因が重なって起こった昭和史に残る殺人事件です。

未成年の加害者に死刑判決が下されたこと、加害者のほとんどが未成年のため少年法に関しての議論がなされたことなども世間に大きく取り上げられた要因です。

未成年の犯罪が今後も起こるたびに、少年法に関する議論がなされていくこと間違いなしですが、少年たちがひとりでも間違った道に進まないような世の中になっていく必要があります。

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