目次
- 自分勝手な殺人、通り魔事件
- 土浦連続殺傷事件の概要
- 茨城県土浦市の通り魔事件
- 死傷者が多数でた
- 土浦連続殺傷事件の詳細
- 当初は妹を殺害する予定であった
- 住宅から無作為に1件選び襲撃
- 2人目を殺害するまでの経緯
- マウンテンバイクの置き忘れ
- 20日はゲームをして過ごす
- 21日に指名手配犯となる
- 翌日も何もせず翌々日に犯行を決意
- 3月23日に大量殺人を決行
- 取り押さえられずに現場を離脱
- 取り押さえられなかった理由
- 土浦連続殺傷事件の犯人
- 死刑を望んでいた
- 「自殺は痛いから嫌だ」
- 逮捕後の精神鑑定
- 自己愛性人格障害の症状
- 土浦連続殺傷事件の被害者
- 23日の被害者の状況
- 殺傷事件で重篤であった2人
- その他の被害者について
- 土浦連続殺傷事件における警察の対応
- ずさんな対応がメディアで批判
- 犯人が自首した交番は空き交番
- 警戒態勢の捜査員、犯人の顔写真を所持せず
- 現場にいた警察官全員が無線機を所持せず
- 駅に対して警戒態勢であることを通告せず
- 批判を背負ったのは捜査一課長
- 土浦連続殺傷事件の裁判とその結果
- 弁護士と犯人の信頼関係
- 2009年の初公判
- 弁護士の供述
- 人格障害は刑事責任能力があると見なされる
- 「死刑は加害者にとって褒美である」
- 11月13日の論告求刑の検察側主張
- 12月18日判決公判
- 判決は「死刑判決」
- 犯人「私の完全な勝利である」
- 加害者のその後
- 移送時にトラブル
- 拘置所では最大の警戒態勢
- 母からの差し入れの雑誌や漫画で過ごす
- 法務大臣への”死刑執行を促す手紙”
- 平成25年2月21日、死刑執行
- 土浦連続殺傷事件の犯人の生い立ち
- 家族構成
- 父親は学力を追求していた
- 母親は人間性を伸ばす子育て
- 中学生はおとなしめの生活
- 高校生の時は部活でNO.2の腕
- 高校の修学旅行の感想文の”攻撃性”
- 父親から買い与えられた本
- 就職時の出来事
- 子が不登校になるも父は非協力的
- 家族との会話は筆談
- バイトをしてはやめる生活
- 息子と家族の”溝”
- 父親が買い与えた本
- 子どものための哲学対話
- 本の内容
- 永井均
- 内田かずひろ
- 無実の人を巻き込んだ身勝手な事件
息子と家族の”溝”
via pixabay.com
家族との絆は、いっこうに回復の兆すことはなく悪化の一途でした。真大とその兄弟姉妹間でも仲が良いという事はなく、家族との会話は筆談で、食事は1人で摂る、携帯番号さえも知らない状況が、真大の孤独感を更に煽ります。
父親が息子に匙を投げず、もっと小さい頃から真摯に向き合い、母親にも他の兄弟にもしっかりと向き合っていれば、こんなに酷い状況にはならなかったかもしれません。真大も家族を全く信頼も信用もしていないのも悲しい事です。
父親が息子に匙を投げず、もっと小さい頃から真摯に向き合い、母親にも他の兄弟にもしっかりと向き合っていれば、こんなに酷い状況にはならなかったかもしれません。真大も家族を全く信頼も信用もしていないのも悲しい事です。
東大阪集団暴行殺人事件とは?犯人の小林竜司への判決は重過ぎる? - POUCHS(ポーチス)
東大阪集団殺人事件をみなさんご存じでしょうか。若者のリンチにより残虐な殺し方で2人の若い命を落としました。その犯人は、9名に上り、うち1人は暴力団組員です。そんな事件の主犯格の小林竜司とは一体どういう人物だったのか、事件の全貌を検証していきたいと思います。
父親が買い与えた本
via pixabay.com
真大への愛情が薄れてきたといっても、真大に本を買い与えた事がありました。この買い与えた本が皮肉にも最悪な事件を引き起こす引き金にもなってしまいます。
その買い与えた本について、紹介していきます。
その買い与えた本について、紹介していきます。
子どものための哲学対話
via pixabay.com
永井 均と内田 かずひろが共同で書いた【子どものための哲学対話】という本を父親が真大に買い与えました。高校2年生の11月頃でした。
このころ真大は、今までは司馬遼太郎のなどの歴史小説を読んでいましたが、そのうち変化し始めた頃でした。趣向が変わり、雑誌の「ムー」などを読み、超能力やUFOについて熱く語るようになっていました。
なかなか自分の好きなものが急に変わることはあまりない事だと思いますが、そこまで影響力の与える本だったのです。
このころ真大は、今までは司馬遼太郎のなどの歴史小説を読んでいましたが、そのうち変化し始めた頃でした。趣向が変わり、雑誌の「ムー」などを読み、超能力やUFOについて熱く語るようになっていました。
なかなか自分の好きなものが急に変わることはあまりない事だと思いますが、そこまで影響力の与える本だったのです。
本の内容
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後の金川が「死刑になるための殺人」を実行するにあたって、非常に影響力のある本となります。最も影響を与えた本の一文を紹介すると、【世の中で一番重い罰は死刑で、死刑以上の重罰はないから、世の中は、死ぬつもりなら何をしてもいいと、暗に認めているってことだ】という内容です。
死刑になってもいいなら何をやってもいい世の中なのだと、金川は都合よく解釈してしまったのでしょう。それだけ金川は、追いやられていたという事です。
死刑になってもいいなら何をやってもいい世の中なのだと、金川は都合よく解釈してしまったのでしょう。それだけ金川は、追いやられていたという事です。
永井均
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永井均とは、日本の哲学者で専攻は哲学・倫理学です。永井は、【子どものための哲学対話―人間は遊ぶために生きている!】以外にも、【転校生とブラック・ジャック――独在性をめぐるセミナー】や【倫理とは何か――猫のアインジヒトの挑戦】など沢山の本を執筆しています。
永井均の名言としては、「気分とか感情はね 無理に抑え込もうとすると 心の中で くすぶりつづけるからね。 ただ忘れるのがいちばんいいんだ。」などがあります。
永井均の名言としては、「気分とか感情はね 無理に抑え込もうとすると 心の中で くすぶりつづけるからね。 ただ忘れるのがいちばんいいんだ。」などがあります。
内田かずひろ
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内田 かずひろは、福岡県出身の日本の漫画家です。主な作品としては、【シロと歩けば】、【ピヨピヨぶらざーす】、【ロダンのココロ】、【ゆうぐれアーモンド】などがあります。
他にも 石原良純さんとのコラボアニメCMで起用されたこともあります。見ていて癒される可愛い絵を描く漫画家さんです。
また、1989年の第11回クレヨンハウス絵本大賞にて、優秀作品賞受賞を獲得した事もある才能溢れる方でもありました。
他にも 石原良純さんとのコラボアニメCMで起用されたこともあります。見ていて癒される可愛い絵を描く漫画家さんです。
また、1989年の第11回クレヨンハウス絵本大賞にて、優秀作品賞受賞を獲得した事もある才能溢れる方でもありました。
無実の人を巻き込んだ身勝手な事件
via pixabay.com
この事件は自ら死ぬのが怖いという身勝手な理由で、罪のない無関係な人々を殺害する最悪な事件でした。しかし、この事件は、必ずしも真大1人だけが絶対的に悪いというものではありません。
支え合っていくはずの家族が、お互いがお互いに無関心で家族関係が崩壊し、真大には、心を許せる友達もないという孤立した状態が真大を苦しめ、このような事件を引き起こさせてしまったともいえます。
全ての家族が良好な関係を築ける訳ではありません。なので、それ以外で自分の居場所を確保しようとする努力も必要だったかもしれません。
家族同士の関係があまり良くない家庭は良くありますが、その全員がこのような凶悪な殺人を起こすわけがありません。なので、金川真大の考え方が異常だったことは確かだと思います。
このような悲惨な事件を起こさない為にも、お互いの絆を大切にしていきたいものです。
支え合っていくはずの家族が、お互いがお互いに無関心で家族関係が崩壊し、真大には、心を許せる友達もないという孤立した状態が真大を苦しめ、このような事件を引き起こさせてしまったともいえます。
全ての家族が良好な関係を築ける訳ではありません。なので、それ以外で自分の居場所を確保しようとする努力も必要だったかもしれません。
家族同士の関係があまり良くない家庭は良くありますが、その全員がこのような凶悪な殺人を起こすわけがありません。なので、金川真大の考え方が異常だったことは確かだと思います。
このような悲惨な事件を起こさない為にも、お互いの絆を大切にしていきたいものです。
関根元の生い立ちとは?埼玉愛犬家連続殺人事件の概要と現在も - POUCHS(ポーチス)
埼玉で起きた愛犬家連続殺人事件をご存知ですか?残忍で非情な犯行に及んだ関根元の生い立ちは?秩父で生まれた凶悪犯関根元は死刑になった?関係者の現在は?在日って本当?愛犬家を震撼させた凶悪事件について、その犯行手口も交えながら解説します
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