目次
- ジャングルジム火災事故とその後の対応に非難殺到
- ジャングルジム火災事故とは
- 2016年11月明治神宮外苑のイベントで起こった事故
- 展示されているジャングルジムが燃え幼稚園男児が焼死
- イベント主催者や作成した学生に非難が殺到した
- 事故のあったイベントとは
- TOKYO DESIGN WEEK
- 10日間で約10万人が来場
- 事故の翌日はイベントが中止となった
- 事故後イベントは開催されていない
- 火災の状況
- 木枠に木くずが絡みつけられたジャングルジム型の作品が展示される
- 中で自由に遊ぶことができて学生数人が交代で展示物を見回っていた
- 午後5時過ぎ展示物が燃えていると消防に通報が入る
- 出火時複数人の子どもが展示物で遊んでいた
- 火の勢いが強く短時間で展示物全体が燃えた
- 被害者の父親ら男性2人が救出に向かうも助けられず
- 展示物を作成した学生とは
- 日本工業大学工学部の新建築デザイン研究会 – NADS
- 盗作の疑いが持たれている
- 学生側の主張と嘘
- 火災を想定することはできなかったと主張
- 製作者は熱を持つ白熱灯ではなく常時LED電球1つのみを使用していたと主張
- 後日白熱電球の使用が発覚し、点灯後30~40分の間に出火したとみられる
- 電球と木くずを触れないように設置していたため発火の可能性を想定していた
- 主催者側の主張
- 高さ制限など出品には厳しい基準を設けていた
- 出品数は600件を超えるため一つ一つを詳しく見るのは難しい
- 作品の管理は学校側が行うべきだ
- ジャングルジム火災への批判
- 加害者の名前が公表されていない
- 容易に発火の危険性が想像できる展示物
- 火災後も入場規制を設け展示を続けた
- 火災発生後に忘年会のメール
- パンフレット記載の「私は素に戻りたい」への批判
- 東京工業大学への風評被害
- 救助活動を特に行わなかった
- 消火準備等が一切なかった
- 同日の学園祭での花火
- 謝罪会見をパーカーで実施
- 批判は関連企業へも
- イベントに大手企業が複数関わっていた
- イベント続行は企業への忖度とも言われている
- 関連大手企業から謝罪等は一切なし
- ジャングルジム火災事故のその後
- 出品大学を名乗るTwitterの挑発行為
- 多くの写真や動画が公開される
- 公式サイトでの謝罪文掲載のみ
- 主催者ら計6人を書類送検
- 事故から2年たっての送検に再度非難が殺到
- 学生側・主催者側への配慮の声もあがっている
- 見物客も危険を指摘しなかったので火災は予想できなかった
- 事故が発生してから加害者や責任の所在を過剰に責めるのはおかしい
- 忘年会や学園祭は関係ない
- ただの不慮の事故
- 子どもは親が守るべき
- 父親の声に反応したのは男性1人のみで学生・主催者だけが悪いわけではない
- 賛否両論あるも子どもの一生が奪われたのは事実
日本工業大学の新建築デザイン研究会ーNADSーが非難されている理由は、もう1つあります。それは、この作品自体が盗作ではないかという疑いがかけられていることです。
盗作されたとされる作品は、4年前の同イベント「TOKYO DESIGN WEEK2012」で展示された建築家・谷尻誠さんの作品「MOUNTAIN GYM」。規模や木くずの有無などの違いはありますが、中に入って遊べるようになっていることや、全体の雰囲気などとても良く似ていると、注目を集めました。
盗作されたとされる作品は、4年前の同イベント「TOKYO DESIGN WEEK2012」で展示された建築家・谷尻誠さんの作品「MOUNTAIN GYM」。規模や木くずの有無などの違いはありますが、中に入って遊べるようになっていることや、全体の雰囲気などとても良く似ていると、注目を集めました。
学生側の主張と嘘
via pixabay.com
日がたつにつれて、事故の概要が次々と明るみになりました。被害者側、来場者たち、ニュースを見て心を痛めていた人たちは、なぜこのような事故が起きてしまったのか真実を知りたいと強く思っていたはずです。
しかし学校・学生、いわゆる加害者側は事故当初は嘘の証言がありました。本当に知らなかったのか、罪を別なところになすりつけようとしたのか、真意は定かではありません。
しかしとても自らの過ちを反省しているとは言えない内容に、人々の怒りをかってしまったのには間違いないでしょう。
しかし学校・学生、いわゆる加害者側は事故当初は嘘の証言がありました。本当に知らなかったのか、罪を別なところになすりつけようとしたのか、真意は定かではありません。
しかしとても自らの過ちを反省しているとは言えない内容に、人々の怒りをかってしまったのには間違いないでしょう。
火災を想定することはできなかったと主張
via pixabay.com
ジャングルジム火災事故は作品の中央に置いた足元から照らした白熱電球の投光器に、木くずが引火したことにより起きました。100wの白熱電球だとするとガラス球の部分は90℃前後、口金部分は100℃以上にもなる場合があります。
燃えやすい木くずが近くにあれば、発火しやすいことは専門家ではなくても想像できそうです。しかし展示物を作成した学生は「火災が起きるとは思わなかった」と証言しています。
最悪、学生側が本当に火災が起きることを想定できなくても、顧問や学校側で監視する人や疑問を抱く人はいなかったのでしょうか?
燃えやすい木くずが近くにあれば、発火しやすいことは専門家ではなくても想像できそうです。しかし展示物を作成した学生は「火災が起きるとは思わなかった」と証言しています。
最悪、学生側が本当に火災が起きることを想定できなくても、顧問や学校側で監視する人や疑問を抱く人はいなかったのでしょうか?
製作者は熱を持つ白熱灯ではなく常時LED電球1つのみを使用していたと主張
via pixabay.com
責任逃れとも言えるのが、この証言。事故が起きた後に、学生が学校側へ報告したのが「常時LED電球1つのみしか使用していない」という内容でした。
火災現場は調査が必ず行われるので、嘘の証言をしても真実は明るみになります。想定外の自体にパニックになり、保身のために咄嗟に嘘をついてしまったのか、学生の1人が独自の判断で白熱電球を使用し周りが知らなかったのか、定かではありません。
しかし真実を報告しなければならない状態において、どちらにしてもお粗末としか言いようがないでしょう。
火災現場は調査が必ず行われるので、嘘の証言をしても真実は明るみになります。想定外の自体にパニックになり、保身のために咄嗟に嘘をついてしまったのか、学生の1人が独自の判断で白熱電球を使用し周りが知らなかったのか、定かではありません。
しかし真実を報告しなければならない状態において、どちらにしてもお粗末としか言いようがないでしょう。
後日白熱電球の使用が発覚し、点灯後30~40分の間に出火したとみられる
via pixabay.com
当然のことながら、現場検証により嘘は暴かれます。作業用に用いた白熱電球の投光器を作品内に使用していたことが、わかりました。電源確保がしづらかったことから、電源タップごと中に設置していたと言われています。
この白熱電球を作品内に入れてから、わずか30~40分ほどの間に出火したとみられています。夜間作業のために用いていた投光器と言うこともあり、かなりの明るさがあるはずです。そして明るい分、温度も高くなります。
かなり高温である白熱電球が、木くずの中に設置されてしまいました。
この白熱電球を作品内に入れてから、わずか30~40分ほどの間に出火したとみられています。夜間作業のために用いていた投光器と言うこともあり、かなりの明るさがあるはずです。そして明るい分、温度も高くなります。
かなり高温である白熱電球が、木くずの中に設置されてしまいました。
電球と木くずを触れないように設置していたため発火の可能性を想定していた
via pixabay.com
学生側の主張と矛盾が出てきてしまいますが、電球は植木鉢に入れて木くずに触れないよう設置されていたそうです。ということは、発火してしまう可能性を少なからず想定していたと受け止められるのも仕方ありません。
直接触れないように設置していたとしても、子供が自由に遊べるようになっている作品です。何かの拍子に木くずが白熱電球へ付いたり、かぶさってしまったりする可能性も想定できます。
例え白熱電球を使わず、LED電球だけで作品を作っていたとしても危険なことには変わりありません。熱を帯びることには変わりが無いので、近くに燃えやすい物があれば発火する可能性は出てきます。
直接触れないように設置していたとしても、子供が自由に遊べるようになっている作品です。何かの拍子に木くずが白熱電球へ付いたり、かぶさってしまったりする可能性も想定できます。
例え白熱電球を使わず、LED電球だけで作品を作っていたとしても危険なことには変わりありません。熱を帯びることには変わりが無いので、近くに燃えやすい物があれば発火する可能性は出てきます。
主催者側の主張
via pixabay.com
このような事故が起きると、責任の所在を求められるのは自然な流れです。学生・学校側に言い分があるように、主催者側であるTOKYO DESIGN WEEK 株式会社にも主張がありました。
イベント主催者側の主張も一理ありますが、入場料を設定し企画しているのであれば、学生・学校側にだけ責任を押し付けるのはナンセンスとも言えます。
1つ1つの作品を細かくチェックするのが難しいのであれば、チェックできる範囲内で公募するということも必要でははないでしょうか?
イベント主催者側の主張も一理ありますが、入場料を設定し企画しているのであれば、学生・学校側にだけ責任を押し付けるのはナンセンスとも言えます。
1つ1つの作品を細かくチェックするのが難しいのであれば、チェックできる範囲内で公募するということも必要でははないでしょうか?
高さ制限など出品には厳しい基準を設けていた
via pixabay.com
TOKYO DESIGN WEEKはプロ・アマ問わず一般公募により大量の作品が展示されます。主催者側の主張によると、出品する作品においては高さ制限などの厳しい基準を設けていたと言われています。
商業施設や公園に置く遊具に関しては、国から厳しい基準を設けられています。そのため少しでも危険に繋がるものは、設置できないどころか撤去される場所もあるほどです。
しかしそれがアート作品になると、基準が設定されていないのが実情。主催者側や作成側による安全対策のもと、設置されているものがほとんどです。
商業施設や公園に置く遊具に関しては、国から厳しい基準を設けられています。そのため少しでも危険に繋がるものは、設置できないどころか撤去される場所もあるほどです。
しかしそれがアート作品になると、基準が設定されていないのが実情。主催者側や作成側による安全対策のもと、設置されているものがほとんどです。
出品数は600件を超えるため一つ一つを詳しく見るのは難しい
via pixabay.com
イベント主催者の主張によると、厳しい基準を設定していたものの1つ1つの書類に目を通すことはできなかったと言います。その主張を物語るように、日本工業大学の提出書類には作品そのものの構造は記されていたものの、使用する素材や道具などは明記されていなかったそうです。
体験型アートと謳うのであれば、安全対策は第一条件。ずさんとも言える書類を提出した大学側も大学側ですが、一般公募にあたり基準を達しているかのチェックを怠っている主催者側の責任も大きそうです。
体験型アートと謳うのであれば、安全対策は第一条件。ずさんとも言える書類を提出した大学側も大学側ですが、一般公募にあたり基準を達しているかのチェックを怠っている主催者側の責任も大きそうです。
作品の管理は学校側が行うべきだ
via pixabay.com
結果的に事故が起きてから2年後に、TOKYO DESIGN WEEK 株式会社の社長、イベント事務局長、事務局員の計3人が会場内の安全管理を怠ったとして業務上過失致死傷の容疑で書類送検されました。
しかしこの後、イベント主催者側は「作品の管理は学校側が行うべきだ」という主張をしています。確かに学校側が事前に安全対策や管理を行っていれば防げる事故でした。
しかし1つ1つの作品が集まってこその「TOKYO DESIGN WEEK」というイベント。来場者が安全に楽しめるように、素人の作品をしっかり管理するのもイベント側のたいせつな業務のひとつではないでしょうか?
しかしこの後、イベント主催者側は「作品の管理は学校側が行うべきだ」という主張をしています。確かに学校側が事前に安全対策や管理を行っていれば防げる事故でした。
しかし1つ1つの作品が集まってこその「TOKYO DESIGN WEEK」というイベント。来場者が安全に楽しめるように、素人の作品をしっかり管理するのもイベント側のたいせつな業務のひとつではないでしょうか?
ジャングルジム火災への批判
via pixabay.com
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