2019年9月15日 更新

ジャングルジムの火災事故のその後は?事故の概要と火災の状況も

2016年11月明治神宮外苑で起きたジャングルジム火災事故。何の罪もない幼い命が一瞬にして奪われてしまいました。事故から1ヶ月、主催者側が忘年会を計画するなど非難殺到。その後、関係者たちが2019年3月に書類送検され、同年8月に裁判により判決が出ました。

目次

事故が起きた次の日、日本工業大学の学長を始めとした3人により謝罪会見が開かれました。その会見の服装が、あまりにも非常識すぎると非難を集めたのです。

1人はフリース素材のパーカー、他の2人は一応スーツは着ているものの1人はノーネクタイというスタイルでした。事故原因の究明に追われ、着の身着のままの状態での会見を迫られたのかもしれません。

しかしTPOを重んじる日本では、この服装は誠意を感じないと捉えられてしまいます。責任者の常識がこの程度では、学生の教養もたかが知れていると痛烈な批判が相次ぎました。

批判は関連企業へも

Architecture Blue Building - Free photo on Pixabay (629250)

名前は違えど、1986年から続いているイベントということもあり多くの大手企業が関わっていました。やはり学生やイベント主催者だけではなく、批判は関連企業にも及びました。

行き場の無い思いや怒りは、どうしても多方面に向いてしまうものです。関連している大手企業が、どのくらいイベントに対して携わっていたのかはわかりません。

しかし関係していることには違いが無いとして、イベントに触れる謝罪文などがあっても良いのではないかという声があがりました。

イベントに大手企業が複数関わっていた

New York Chrysler Building Nyc - Free photo on Pixabay (629252)

TOKYO DESIGN WEEK2016には多くの大手企業が関わっていたと言われています。このようなイベントはスポンサーが必要なため、出資しただけの関わりかもしれません。

しかしその出資したことによりイベントが開催され、事故が起きてしまったのは紛れもない事実。事故があった後のイベント主催者のホームページからは協賛企業・理事などの名前は消去されていました。

責任追及をされないための対策なのか、この行動により多くの人の不信感を買いました。

イベント続行は企業への忖度とも言われている

Business Man - Free photo on Pixabay (629255)

ジャングルジム火災事故が起きたのが、午後5時20分ころ。しかしイベントは本来の予定閉場時刻である午後9時まで、続行していました。男児の死亡時刻である午後6時7分以降も入場した人がいたようです。

会場内は事故に関連するアナウンスもされず、ライトアップ作品も展示され音楽も流れていたそうです。あまりにも信じがたい状況ですが、これらの判断は協賛企業への忖度とも言われています。

臨機応変に相談すれば違った状況になったかもしれませんが、イベント主催者側はイベント続行という決断を選びました。

関連大手企業から謝罪等は一切なし

Tie Necktie Adjust - Free photo on Pixabay (629259)

事故が発生してすぐに、イベント主催者のホームページからは協賛企業や理事の名前が閲覧できないようになりました。企業側からの指示なのか、イベント主催者の忖度によるものなのか定かではありません。

そして協賛企業は我関せずと言わんばかりに、謝罪はおろか事故に関する記述は一切ありませんでした。まるで企業イメージを必死に守るかのように、一斉に雲隠れしてしまったかのようです。

今回のジャングルジム火災事故に関しては、学生はおろか関係した大人たちも悪い印象を与える結果となりました。

ジャングルジム火災事故のその後

Newspapers Leeuwarder Courant - Free photo on Pixabay (629262)

このジャングルジム火災事故が起きて数日経ってからも、思わず目を覆いたくなるような言動や動画が目立ちました。加害者側の言動や、同大学に通う人物による挑発行為、火災を目撃した来場者による動画配信など被害者の方はどのような気持ちで見ているのでしょうか?

物議が醸されているジャングルジム火災事故のその後の様子について、まとめました。内容を見ているだけで、これでもかというくらいに、被害者の心を踏みにじっているように思えてなりません。

出品大学を名乗るTwitterの挑発行為

Twitter Facebook Together Exchange - Free photo on Pixabay (629264)

事故が起きてから数日後、素の家の出品者である日本工業大学に在籍すると言う学生のツイートが注目を集めました。自称・日本工業大学の学生であることから、真意は定かではありません。

しかしそのツイート内容は呆れを通り越し、怒りを覚えるものでした。「(ジャングルジム火災事故について)騒ぐ奴は結局後出しジャンケン」「同じ大学生なんだから助け合っていこうぜ~」など、反感を買う内容があげられました。

このツイートはすぐに炎上し、現在ではアカウントも削除されています。

多くの写真や動画が公開される

Logo Videos Design Red - Free image on Pixabay (629266)

ジャングルジム火災事故と検索すると、燃え盛っている状況や鎮火した後の状況など数々の画像や動画が現在も公開されています。作品が燃えている間、被害男児が炎に包まれている間、カメラを向け続けられることに違和感を覚えてしまうのが通常の人ではないでしょうか?

動画では子供の名前を呼んでいる父親の声、救急車を求める声などが残されています。あまりにも悲惨な状況に、最後まで見ることができない人がほとんどのはずです。

事故現場を目の前にして、いま自身に出来ることをと考えたら、とてもカメラなんて向けられないのではないでしょうか?

公式サイトでの謝罪文掲載のみ

Code Html Digital - Free photo on Pixabay (629268)

日本工業大学側は問題はあったものの、謝罪会見を開きました。その内容も全面的に学校側の否を認めた内容となっています。しかしイベント主催者側は、公式サイトでの謝罪文の掲載のみで終わりました。

その謝罪文も「平素」で始まり「平素よりお世話になっております」と続く、違和感しかないものでした。謝罪文としては不適切な文面が並び、TVで取り上げられた際には痛烈に批判されています。

まるで他人事のような謝罪文は、誠意が感じられない内容となっていました。

主催者ら計6人を書類送検

Writing Pen Man - Free photo on Pixabay (629273)

2019年3月18日にイベントに関わった6人が書類送検されました。前述したように、TOKYO DESIGN WEEK 株式会社社長・イベント事務局長・事務局員の3人が安全管理を怠ったこと、日本工業大学の教員・学生2人が防火対策を怠ったことが理由です。

どちらも業務上過失致死傷の疑いにより送検されています。

2019年8月1日に処分がくだされ学生2人は重過失致死罪で在宅起訴に、他の4人は不起訴という結果に終わりました。

事故から2年たっての送検に再度非難が殺到

Calendar Date Time - Free photo on Pixabay (629277)

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