2019年5月26日 更新

三毛別羆事件は漫画や映画の題材に?事件の詳細と海外の反応は?

史上最大の獣害事件として、映画や漫画の題材にもなっている三毛別羆事件。なぜこのような事件が起こったのか?どうやって解決したのか?ここでは事件の詳細、資料館に展示されている羆の剥製、事件を題材にした創作、海外の反応、事件の生き残りについて解説していきます。

死んだふりは無効

Skeletons Funny Hear No Evil Speak - Free photo on Pixabay (284387)

明景家の襲撃時、気絶していた明景ヒサノさんはヒグマに襲われず事なきを得ました。これはヒグマが動かない物を襲わないというわけではなく、その時だけたまたま他に捕食する対象があったためと考えられています。

当時のヒサノさんは幼い女の子で、大人の女性の肉を好むヒグマに獲物とみなされなかった、とする説もあります。事実ヒグマは、妊婦のタケさんを襲ってもお腹の胎児に手を出すことはしませんでした。

三毛別羆事件は世界的に見ても無残な事件

Dog Brown Bear Photomontage - Free photo on Pixabay (284389)

いかがでしたでしょうか。今回は三毛別羆事件の大まかな経緯を紹介してきました。余談ですが、この事件は数ある獣害事件の中でも世界的な知名度が第8位に位置するそうです。

小さな山村の事件が海外でこれほど認知されるのも、巨大ヒグマによる殺傷事件がいかに壮絶であったかを物語っています。
Snow Mountain The Scenery Blue Sky - Free photo on Pixabay (290397)

現在の六線沢は無人になっているものの、三毛別の住民はこの事件を風化させないよう、六線沢に事件現場を復元させました(苫前町郷土資料館・考古資料館の項参照)。

この記事を読んで、三毛別羆事件への興味が高まっていただけたら幸いです。

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