2019年7月15日 更新

リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の犯人市橋達也の生い立ちと現在

「市橋達也」を皆さんは覚えているでしょうか。2007年の凶悪な殺人犯。「市橋達也」に狂わされた、親や姉の現在は?殺人犯にファンがいた?動機は?下された判決は?「市橋達也」の生い立ちや事件の詳細を詳しくまとめました。今だから明るみになった真実を見ていきましょう。

目次

病院内のトイレで、顔を自ら変え気持ちのゆとりができた「市橋達也」が、逃亡経路に考えたのは、人口の少ないと思われる北関東でした。埼玉・群馬・茨城など、一か所には留まらず、出来る限り遠くへ行けるよう、寝ないで移動したり、常に人の目を気にしながら行動していました。

実際に、「市橋達也」が殺人を犯し逃亡したことは、この時の日本のニュースでは常に報道されていました。その頃「市橋達也」は、自身で青森まで北上し、熱海経由で静岡の駿河湾付近まで南下することを決めるのです。この行動は、北関東から上が人口が少ないのと、そして、事件前「市橋達也」は、福岡にいる知人に【近々、福岡に遊びに行く】そう連絡しており、警察の捜査を錯乱するためだったと考えられます。

四国へ向かいお遍路を歩く

Rock Background Sun - Free photo on Pixabay (425569)

東京から熱海を経て、実際に青森まで移動を実行した「市橋達也」は、青森では逃亡生活をしていけないと感じます。その原因は、青森も経済状況。人口も少ないため、働き口があまりない青森県は「市橋達也」の逃亡生活に必要な資金を集められないと判断したのです。

「市橋達也」の所持金は少なく、自分が逃亡生活を送り逃げきるのには今すぐお金が必要だったのです。そのため、青森県に長居するのを避け、次に選んだ場所は大阪でした。
Japan Osaka Night - Free photo on Pixabay (428369)

大阪は人口も多く自分が紛れ込める、そして、仕事も多い、そう思った「市橋達也」は、大阪市にある西成区の公共商業安定所を訪れました。しかし、ここでは、職に就くことはありませんでした。

そのあとは、岡山県を経由し、四国に移動をします。四国では、香川県高松市から徒歩で移動し、徳島県→高知県→愛媛県とお遍路を歩いたと言われています。お遍路とは、四国にあるお寺を八十八か所を巡り【自分探し、ストレス解消、健康維持】など、人それぞれ、様々な想いで行うものと言われています。
Desert Dunes Algodones Sand - Free photo on Pixabay (429950)

お遍路を歩くことにしたのは、リンゼイさんを殺害してしまった罪の意識からだとされています。しかし、罪の意識があっても自首をすることは考えていませんでした。【指名手配】されてしまうと、自首をしても刑が軽減されないことを「市橋達也」は知っていたのです。

そして、お遍路をしていく中で、自分の指名手配の写真を度々みつけては、捕まるかもしれないという恐怖に襲われていました。捕まるのは時間の問題・・そう考えた「市橋達也」は、誰もいない無人島での生活を考え始めるのです。

無人島生活の為にオーハ島へ

Seychelles Beach Sea - Free photo on Pixabay (429968)

お遍路をしていく中で、自分が犯した罪の重さに初めて気づき、同時に捕まることへの恐怖で怯えながら生活していく毎日。そこで、考え付いた≪無人島生活≫。高知県では図書館に立ち寄り、無人島を調べるのです。そこで、次の逃亡先へ決めたのが、沖縄県にあるオーハ島。

沖縄にある久米島の端にあるオーハ島は、橋も架かっておらず、島にたどり着いた着くには自力でボートを使うなどをしないといけないような場所です。誰もいないこの島を滞在先に選んだ「市橋達也」は、お遍路を途中でやめることにし、松山港からフェリーで別府港に移動、そして、鹿児島県を経由し沖縄県へ渡ったのです。

サバイバルの本を参考に生活

Seascape New Zealand Sunrise - Free photo on Pixabay (431874)

島での暮らしは図書館で見た本を頼りにし、飲み水を確保するため拾ったクーラーボックスで海水を濾過してみたり、夜は生き物や虫に襲われながら、眠る日々。食材もなく、本で見た通り、魚を捕獲したりしてみたが、満足にお腹を満たす程ではありませんでした。

そんな生活が一週間続き、ついに限界がきたのです。それは、精神的なものもありますが、過酷な無人島生活で体に生じた≪脱水症状≫だったのです。無人島で生活するうえでの資金不足・勉強不足だったことを受け止め、「市橋達也」は、一旦無人島生活を諦めるのです。

沖縄本島の建設会社で労働者として働く

Excavators Shovel Catapillar - Free photo on Pixabay (432401)

一週間ほどで、無人島生活を終了させた「市橋達也」は、沖縄本島へ拠点を移します。資金不足のため、一刻も早く資金を調達したい「市橋達也」は、名前を変え日雇いで働けるところを探し、資金を稼ぐことにします。名前を変えることで、身分証明をしなければいけないところでは働けないと思った「市橋達也」は、日雇いで雇ってくれ、すぐにでも働ける建設作業員を選びます。

予想は的中し、すぐに採用してもらえることになります。そして、身分の証明も義務付けられませんでした。その日暮らしの生活を送りながらも、食べていけることの幸せを噛みしめるのです。

資金稼ぎには住み込み労働をする為に大阪へ行っていた

Money Grow Interest - Free photo on Pixabay (432412)

沖縄本島では、日雇いの建設作業員で食いつないでいた「市橋達也」でしたが、やはりその場凌ぎの生活は、いつか終わりが来るものです。逃亡生活を送っていても、やはり、住むところが落ち着かなければ、気持ちの安定もしないものです。

しかし、今の「市橋達也」の資金では全然足りないのが事実。そこで、「市橋達也」は、大阪へ再び行くことを決意します。大阪へは、一度職業安定所を訪れたきりでした。しかし、その職業安定所で見た求人の量は、青森でも沖縄でも比べられない位の量で、資金を集めるなら大阪、そう「市橋達也」は心に決めていたのです。
Zen Garden Meditation - Free photo on Pixabay (432551)

大阪での仕事は、解体現場や建設現場を選びました。日雇いの仕事は、力仕事でしたが、その分お金にも反映され「市橋達也」は仕事の楽しみさえ感じていました。何よりも、住むところが確保されているだけで、精神状態はかなり安定したことでしょう。

仕事柄、悪い話を持ってくる人もいて、女の子風俗に派遣する仕事や、船に乗るなど怪しい仕事の話もたくさん舞い込んできましたが、「市橋達也」は全て断ります。仕事場の話では、勤務態度も良くしっかりと働いていたと言います。

名古屋で眉間の形成手術を行う

Surgery Instruments Surgeons - Free photo on Pixabay (434709)

大阪での生活は、働けば働いた分お金がもらえるため「市橋達也」は、必死で昼も夜も働きました。自分に贅沢をするわけではなく、全ては逃亡生活のため。しかし、住み込みの住居の近くに警察らしき車を見かけるとすぐに逃げ出し、とそのようなことを繰り返し、仕事を転々をするような生活を送っていました。

目標にしていた金額を貯金することができた「市橋達也」が行ったのは【整形】でした。2008年の10月23日・24日にかけて名古屋にある形成外科で整形をしたのです。形成箇所は≪眉間≫でした。「市橋達也」は、眉間を少し変えるだけで、人の顔の印象が違くなるのを知っていたのです。

ほくろを切り落とし、下唇をはさみで切る

Surgery Tools Scalpel A Pair Of - Free photo on Pixabay (434739)

人には様々な顔の特徴があります。「市橋達也」の顔の特徴は、鋭い目つきとほくろの個所でした。顔の左ほほに二つの目立つほくろがあったのです。警察もこのほくろを目印に指名手配を掛けた際、全国に呼び掛けていました。しかし、自分の指名手配の欄に、ほくろのことを書いてあると知っていた「市橋達也」は、すでに二つのほくろを除去していたのです。

そして、下唇も。これは、顔を変えるため、自らはさみで切ったと言われています。鼻も高くして、小鼻を小さくしたりとお金が貯まれば、整形といったように安く手術を受けられる場所を探し、整形を行っていたのです。

名古屋で美容整形を行った際、不審に感じたスタッフが通報

Medic Hospital Laboratory - Free photo on Pixabay (434747)

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