2019年8月14日 更新

東電OL事件の真相は?真犯人は?この事件の問題点とその後についても

東電OL事件は、被害者の渡邉泰子さんが大企業で働きながら毎晩売春をしていた事や、逮捕された男が冤罪だったことで、世間が注目した事件です。DNA鑑定で既に第三者の存在は判明していますが、今も真犯人は捕まっていません。今回は、そんな東電OL事件の真相を探ります。

目次

第三者のDNAが被害者の爪から発見されてしまったことで、徹底して有罪を訴えていた検察側も、さすがにこれ以上は自分達の立場が悪いと考えたのでしょう。

東京高検は手のひらを返したように、今度は無罪を主張し始め、意見書まで提出したのです。最初から詳しい捜査やDNA検査をしておくか、早々に誤りを認めていれば、ここまで大事になることもなかったと言えます。

過去に起きてしまったことを取り返すことも、「もしも」という過程変更の可能性を考えても仕方がありません。しかし東電OL事件は、被害者である渡邉泰子や容疑者となったゴビンダ、そして警察など全ての登場人物達が、少しでも立ち止まる時があったならば、もしかするとこの事件は起きなかったかもしれません。

再審が開かれる

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ゴビンダが帰国してからすでに4ヶ月程過ぎた、2012年(平成24年)10月29日(月)に、再審の初公判が開かれました。

これまで何度も検察側と弁護士側の対立がありましたが、この再審時には第三者のDNAが爪から発見されたことによって、検察側も無罪を主張していた為とてもスムーズに審理は進んだのです。その為、再審の公判はたった1度だけで結審しました。

この事件で改めて言えることは、自分の間違いを素直に認められない人間ほど、多くの損をするということです。ゴビンダの不法滞在の嘘、警察が隠していた遺留物やDNA、そして自分の弱さを受け入れることが出来ず、闇に堕ちて行った被害者の渡邉泰子、全ての人達が過ちを認められなかったことにより、人生の大切な時間を無駄にしてしまったと言えるでしょう。

2012年11月無罪判決が下る

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事件発覚から約15年。東京高裁では、2012年(平成24年)11月7日(水)に、再審判決公判が開かれました。裁判長は、ゴビンダ・プラサド・マイナリの強盗殺人容疑について、無罪判決を下したのです。これを受け、弁護士側が刑事補償請求をしたことによって、ゴビンダは約6800万円を手にすることになりました。

冤罪で約15年も自由を奪われた人に対して、国や警察が責任を取ることは当然のことではありますが、この高額な保証金は日本国民の税金です。犯人と決めつけた警察や検察の罪も大きいですが、そもそもゴビンダが不法に3年も滞在したり、短期滞在ビザで不法就労せずにいれば、冤罪を掛けられることはありません。

共産主義思想の日本弁護士連合会などは、人種差別を訴えゴビンダに同情的ですが、不法就労で得たお金も違法な外貨(日本円)なのです。ゴビンダにとっては、スッキリした結末かもしれませんが、被害者や遺族の立場では、未だ犯人も分からず、プライバシーを侵害されただけという、中途半端な結論でしかないのだということを忘れてはいけません。

東電OL事件の真犯人

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ゴビンダ・プラサド・マイナリが無罪となったことで、渡邉泰子を殺した第三者の存在が発覚しました。目撃情報の証言の中には、事件当日の深夜、白と黒のジャンパーを着た男が泰子と喜寿荘前にいたというものがあります。この男の身元は不明なので、怪しいとすればこの人物でしょうか?

泰子の胸や爪に残されたDANはO型だということは分かっていますが、指紋は犯罪者データに登録されていなかった為、未だに真犯人を見つけ出すことが出来ていません。

結局、渡邉泰子を抱いた後に首を絞めて殺害し、財布からお金を盗んだ者は一体誰なのでしょう。ここでは、真犯人について検証していきます。

売春相手

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事件からすでに22年が過ぎた今、警察や検察側がこの事件の遺留物や、証拠類をまだ残しているのかは不明ですが、時間が経ちすぎて、今更真犯人を特定することは難しいのかもしれません。

しかし、渡邉泰子を殺した人物は、売春相手の1人であったと考えることが一番自然でしょう。泰子は友達もおらず、会社の飲み会にも参加しないような女性です。他人と接点を持つのは、夜な夜な行っていた売春での男達やSMクラブでの客、そして逆両替に使っていた行きつけの居酒屋とラーメン屋の店主、その店にいた常連客程度のものなのです。

少なくとも、性行為をした可能性を考えられる、第三者のDNAが発見されていることを思えば、売春相手が真犯人という説が一番信憑性の高いものと言えます。

巣鴨かいわいの住民説

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ネットで出てくる情報としては、アサヒ芸能が立ち上げているサイトの「アサ芸プラス」が独自取材と検証をした、巣鴨かいわいの住民説というものもあります。

「真犯人はコイツだ」として、釜田という仮名の男が登場しますが、真相は未だに不明です。容疑者とされてしまったゴビンダ・プラサド・マイナリの裁判中、被害者である渡邉泰子の定期券入れが、巣鴨に棄てられていたことも争点の1つとなっていました。

渡邉泰子の自宅があった場所は、円山町から西北西にある杉並区の永福町で、そこから立ちんぼをしていた渋谷区円山町までは、電車で約13分ほどの沿線上にあります。しかし、豊島区にある巣鴨までは、円山町からみて北東の方角にあり山手線で約42分も掛かる逆方向です。ゴビンダの住んでいた場所も円山町で、巣鴨の土地勘は無いと言われていました。
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アサ芸プラスが独自取材して分かったことは、渡邉泰子が逆両替に通っていた居酒屋と、ラーメン屋にも出入りする客で、当時巣鴨に住んでいた粗暴な男、釜田(仮名)という人物がいたことです。

取材を進めていく内に、この定期入れが発見された場所から、この男の家が近かったということや、事件直後からまるで円山町に顔を出さなくなったことの他に、渡邉泰子と金のことで揉めていたという目撃情報も得ることが出来たのです。

更に釜田が事件後、多摩市に住所を移しておきながら実家に住んでおり、ゴビンダが逮捕された後には再び円山町をうろつき始めますが、かなり年上の女性と結婚して名字や本籍も変えていました。このように、アサ芸プラスではかなり疑わしい情報まで得ることが出来ましたが、実際に警察が動き出したという情報はありません。結果、この男が真犯人か否かは、未だ疑惑のみだということが現状です。

東電内部の圧力による謀殺説

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東電OL事件について一番多い陰謀論は、東電が渡邉泰子を殺したという説です。ネットでも検証している様々な人達が、この説で真犯人を東電だと決めつけているのですが、その大半は反原発を未だに唱え、正しい放射性物質の知識も持たずに、危険性のみ煽る「放射脳」の共産主義思想の工作員だらけです。

東日本大震災後の福島第一原発の惨状を見れば、確かに未曽有の災害時には、原子力発電が危険性を孕んでいるものだと誰しもが思うでしょう。しかし、太陽光を始めとする再生可能エネルギーでは、日本中の森林を切り開き、ハゲ山だらけにして機器を設置しても、原子力発電のような効率の良い発電は出来ません。

渡邉泰子は、原発の危険性を会社で訴えていたので殺されたと言われていますが、何の権力も決定権も無い女子社員の1人が少し騒いだところで、影響力など全くありません。邪魔なら転勤や配置換えなどで十分対応出来るでしょう。
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福島第一原発は地震では何も壊れておらず、津波によって燃料を冷やすために必要な電力を得るための電源装置が破壊されたのです。このような、想定外の災害の時には、どの発電所も危険性があることに変わりはありません。実際太陽光パネルも風で飛んだり、漏電を起こして火災を起こしたり、土砂災害を引き起こしています。

そもそも電気は、50ヘルツか60へツルという一定の周波数を保たねば、電力を維持することが出来ないのです。水に例えると分かりやすいのですが、その一定数を風呂桶に溜める水、蛇口から出る水が電気、排水口から出る水が各家庭に行き渡る電気と考えてみて下さい。電気は溜めておくことが出来ないので、誰かが使った分の電気を一定数に保つためには、常に安定した電力でなければ、いっぺんにバランスを崩します。

太陽光は昼間だけ、風力は風が吹いた時だけ、蛇口から突然電力が溢れ出るような状態ですから、バランスを壊してしまうのです。その為、蛇口調節の出来るものは火力か原子力しか無いのが現実です。電力を維持することは、日本の経済力を支えることになるのですが、特亜の人達がこれを潰したいのは太陽光パネルによる利権を得る為と、日本の国力を潰したいだけなのです。このことからも、東電謀殺説はほとんど信憑性が無いと言えるでしょう。

冤罪事件の問題点

Blue Light Siren Ambulance - Free image on Pixabay (555575)

東電OL事件では、警察の冤罪についても多くの批判が集まりました。しかし、何度か触れていますが、ゴビンダ・プラサド・マイナリが疑わしい行動や、嘘の証言などをしなければ犯人に浮上したとしても、捕まることはなかったかもしれません。

そもそも被害者である渡邉泰子も、仕事が安定している状況の中で、わざわざ自ら危険性の孕む夜の街で売春などしていなければ、今も生きていることが出来たでしょう。反日工作員達は、自由だ差別だと言いますが、自由には責任も伴うものだということを忘れている人が多過ぎます。

もちろん、警察などの組織体制にも相当の問題や闇を抱えていることもまた事実です。警察や検察も、本来は担当した者達が責任を取るべきことはあると言えますが、ここでは、そんな冤罪事件の問題点を紹介していきます。

自白の強要

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警察の問題点としては、やはり点数制度が上げられます。80年代頃から検挙率や警察官達の評価の為に、各犯罪によって点数が設けられたおかげで、事件と直接係わる現場各署は必至に検挙に励むようになりました。北海道警察が起こした稲葉事件では、拳銃や麻薬などの検挙率を上げる為に、わざと密輸させるなどの工作が行われていたことがあるほどです。

織田裕二主演のテレビドラマから人気を博した、踊る大捜査線THE MOVIEで「事件は会議室で起きているんじゃない」というセリフが有名となりましたが、実際警察だけじゃなくとも理不尽なノルマを課す上司は、この国には相当数存在しています。その為、どこの現場でも何とか成果を上げようと苦労する訳です。

このような状況と、手柄を上げたいという欲求があれば、自分の考えた推理を覆そうと思う人は少ないかもしれません。警察はゴビンダ・プラサド・マイナリに対しても、自白の強要をしたと言われていますが、何度も述べているようにゴビンダは嘘を付いたり、黙秘を続けるなど捜査に協力的だったとは言えません。その為、警察の焦りや怒りに火を点けたということも言えるでしょう。

警察や検察の隠蔽体質

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