2019年10月23日 更新

東大阪集団暴行殺人事件とは?犯人の小林竜司への判決は重過ぎる?

東大阪集団殺人事件をみなさんご存じでしょうか。若者のリンチにより残虐な殺し方で2人の若い命を落としました。その犯人は、9名に上り、うち1人は暴力団組員です。そんな事件の主犯格の小林竜司とは一体どういう人物だったのか、事件の全貌を検証していきたいと思います。

目次

瀕死の状態になっている藤本翔士を穴の横に立たせて、藤本たちの仲間である会社員に警棒を渡し、小林竜司は、「こいつを殴れ。手加減したらお前も殺す。」と命じています。

会社員は泣きながら瀕死の藤本翔士を1回殴ります。

次に小林竜司は、「おめーがこいつを突き落とせ!」と命じ、会社員を藤本翔士殺害に加担させました。

小林竜司が、やたらとこの会社員に命令したのは、殺人に加担させることで、この会社員から警察への通報を防ぐためでもあったと言われています。

小林竜司は暴力団の知り合いに相談をする

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1人を殺害して、一旦リンチは終了し、岩上哲也をトランクに詰め込んで、小林竜司のマンションへと移動します。

小林竜司は岡山県の暴力団組織に所属する岡田浩次へ連絡し、岩上哲也の今後について相談しています。

小林隆二は、これまでの経過と1人殺したことを報告し、今後のことを相談すると、岡田浩次は、「ヤミ金融で借金漬けにして金を奪え」と指示しています。

しかし、小林竜司は再び、岡田浩次に電話したところ、岩上哲也がまともに動ける状態ではないことを知り、「金が取れんなら連れてこんでもええ。警察に通報されるとまずい、生かして帰さずに処分せえ」と言われてしまいます。

岩上哲也も生き埋めにした

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小林竜司は、そのまま返して通報されるのはまずいと考え、岩上哲也も生き埋めにすることにしました。

その後、再度現場に戻り、藤本翔士と同様に生き埋めにして殺害しています。

藤本翔士を生き埋めにした穴から、約5メートル離れたところに岩上哲也生き埋めにしています。

現場に居合わせた会社員が警察に行き事件が発覚

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3人の中で、ただ1人殺されなかった運転手役をやっていた会社員は、そのまま暫く小林竜司達に監禁されていましたが、小林竜司に警察には絶対言わないと約束されられて、翌日開放されます。

開放する時に広畑は、警察への通報を防ぐ目的で、その会社員の免許証のコピーを取らせておいてました。

開放はされたが、いつまた小林たちに拉致されて殺されるかもしれないと会社員は思います。

恐怖に耐えきれず、6月22日、会社員は、東大阪市の布施警察署に届け出て、全てを話し、助けを求めました。

小林竜司は逃亡し指名手配された

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会社員が事件の内容を警察に話した事で、小林竜司たちは指名手配され、ニュースや新聞でも報道されました。

その後、警察からの指名手配を受けて、小林竜司たちは逃走を計ります。

しかし、逃げ切れない事は明白で、彼らは一度、小林竜司のマンションに集合しています。そこで、「4人でやったことにする」として、自首することを話し合います。

6月24日午前中に佐藤勇樹、徳満優多、佐山大志が警察に出頭し、逮捕されます。

後日母親とともに小林竜司は自首した

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小林竜司は、指名手配されていたものの、事件から数日の間は逃げ回っていました。

時間が経ち、冷静になったのか、6月23日午後、母親に電話し、「友達から困っていると相談を受けたんやけど、相談に乗っているうちに殺してしもうた」と打ち明けています。

それを聞いた母親も、「それが本当なら、自主しなさい」と自首を進めます。小林から母親への連絡はしばらく途絶えましたが、24日に再び小林竜司から電話があり、「これから自首する。一緒に来て欲しい」と母親に頼みます。出頭する前に、母親に「母さんの子で幸せでした。」とメールを送信しています。

翌日25日、自宅近くの神社で待ち合わせ、母親と2人で車に乗り、警察署へ向かいます。

生き埋めにされた2人の遺体が発見された

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6月27日、資材置き場から2人の遺体が発見されます。

いずれも遺体も顔が腫れ上がるなど損傷が激しく、死因は、生き埋めによる窒息死でした。

リンチをした9人も逮捕された

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6月26日、小林竜司の元アルバイト先の後輩の無職の少年が同県警に出頭し、逮捕されます。

6月27日、別の少年2人が同県警に出頭し、逮捕されます。

6月28日、大阪府立大3年の廣畑智規、大阪商業大4年の白銀資大被告が逮捕されます。

8月10日、大阪、岡山両府県警合同捜査本部は岡田浩次を逮捕されます。

これで、逮捕者は計9名となりました。

東大阪集団暴行殺人事件の裁判・判決【小林竜司】

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主犯である小林竜司が、逮捕後から判決が下されるまでの真相を詳しく解説していきたいと思います。

公判前に精神鑑定を求めるが却下される

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公判前整理手続きが採用となり、弁護側は精神鑑定を求めましたが、後に却下されています。

裁判中は礼儀正しい態度で裁判官を驚かせた

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