2019年5月27日 更新

ディアトロフ峠事件とは?9人が不可解な死を遂げた謎の遭難事件

9人の若者が不可解な死を遂げた「ディアトロフ峠事件」とは?様々な説が浮上し、そして多くの不可解な点は、捜査官をうならせました。また、異様な状況で発見された9人の若者達に、一体何が起きたのでしょうか?様々な説、そして原因など詳しくご紹介していきます。

様々な説があるなかで、マンシ族の襲撃にあったというものがあります。実際に彼らは、マンシ族と遭遇しています。日記にもマンシ族の名が度々登場しています。

このことから、山の構造を知りつくしているマンシ族が、ディアトロフ達を襲い、そして、金品を盗んだのではないか?とも言われました。

ですが、マンシ族は温和な部族として知られており、ディアトロフ達の捜索にも協力的で、また、テント周辺には、ディアトロフ達9人の足跡しかありませんでした。

その結果、マンシ族の襲撃という説は、可能性が極めて低いとされました。

人間関係のもつれ

Couple Man Woman - Free photo on Pixabay (294277)

その他にも、人間関係のもつれによるものという説もあがりました。美人女性隊員にディアトロフや、他2名が恋心を抱いていたと言われています。

このことから、彼女をめぐって喧嘩が始まり。そしてテント内でパニック状態が起こったことで、彼らが外に飛び出していったのではないか、ということです。

ですが、この資格のテストとは、将来の人生に影響する大事なものです。ですので、そのテスト中に助成をめぐって喧嘩する可能性は考えにくいとされ、人間関係のもつれによるとう説は否定されました。

未知の力によるもの

Forest Fog Dark - Free photo on Pixabay (294282)

また、通常の放射線が約2倍検出されたことから、未知の力によるものという説もあります。彼ら9人は、UFOに遭遇したのではないか?とも言われました。

そして、根拠は放射線だけではなく、当時、ディアトロフ達9人を捜索していた捜索隊が、ディアトロフ峠周辺で「オレンジ色の光の球」が飛ぶのを目撃したと証言しています。

また、捜索隊だけではなく、山の麓の住民や、マンシ族からも目撃報告がいくつもあがっていました。

殺人事件

Fallow Deer Stag Dama - Free photo on Pixabay (294290)

イエティによる殺人事件という説もあります。イエティとは、人間とは違う音の口笛を吹き、肉の柔らかい部分を好むとされており、そして、シカを殺すことも多くあり、その多くは首をへし折られているとされています。

身長は2mを超え、足の大きさは40㎝以上だと言われています。熊を2つに引き裂くほど怪力を持っており、手には10㎝のかぎ爪があり、歯はカミソリのような鋭さで、直立歩行をし、そして、走行速度は時速70㎞だとされています。

事件当時には、日が暮れ始めたころ、「ヒュー」と森に大きく響き渡る音を、マンシ族が聞いています。また、この音が響き渡るようになってから、マンシ族には姿を消す者が増えたそうです。

そして、多くのシカの死骸が見つかり、なかには舌が引き抜かれているのもあったそうです。

ソ連の核実験説

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ソ連の秘密核実験説というのもあがりました。この地域は、大陸間弾道ミサイルの発射試験場へと通じる道にあります。そして、事件の前後に、ミサイル実験が行われていたとされています。

そのことから、事件の真相は、ソ連軍の機密に関するものという説の信憑性を裏付けているとも言われています。また、事件の前後、近隣で謎の光を見たという証言もあります。

ですが、原因がわからないまま、捜査は中止されました。そして、報告書には、「未知の不可効力により死亡」と記され、事件現場の立ち入りは、3年間禁じられました。

ソ連が関係していたという説

Ussr Military Soviet Union - Free photo on Pixabay (294312)

様々ある説の一つに、ソ連が関係していたというものがあります。ソ連が関係したとされるには、どうような根拠があったのでしょうか。イヴァノフ捜査官の心情の変化とともにご紹介していきます。

イヴァノフ主任捜査官の意気消沈

Guy Man People - Free photo on Pixabay (294319)

冬山のエキスパートであるディアトロフ達が、なぜ薄着のまま、そして靴も履いていなかったのか?捜査の焦点は、ほぼこの一点に絞られていました。

そして、捜査を担当していたレフ・イヴァノフ主任捜査官は、事件発生から数ヶ月後、首都モスクワから突如呼び出しを受けました。

しばらくして、イヴァノフ捜査官は再び捜査本部に戻ってきましたが、彼は捜査に消極的になっており、人がかわったかのようになっていたと言われています。

闇に葬り去られることに

Basic Desolate Flag - Free vector graphic on Pixabay (294324)

事件発生から4ヶ月後、イヴァノフ主任捜査官は、ディアトロフ達9人の命を奪った犯人について発表しました。それは、「未知の不可抗力」というものでした。

モスクワから戻ったイヴァノフ捜査官は調査を中止し、事件の原因の詳細を究明しないまま、捜査に幕をおろしました。背景には、ソ連当局の圧力があったとされています。

また、ソ連の核実験を隠蔽するために捜査を打ち切ったという説もあります。こうして、ディアトロフ峠事件の真相は解明されないまま、闇に葬り去られることになりました。

原因解明

Question Mark Important Sign - Free image on Pixabay (294329)

不可解な点が多くありましたが、ディアトロフ達がなぜ薄着だったのか?そして肌がなぜ褐色化していたのか?について、原因をご紹介していきます。

皮膚の褐色化は長時間の日照

Sky Mountain Clouds - Free photo on Pixabay (294422)

衣服から通常の2倍の放射線が検出された原因には、ソ連の核実験や未知の力によるものという、二つの説がありました。そして、放射線により肌が褐色化したり、髪が白髪化したのではないかと考えられていました。

ですが、皮膚が黒っぽく変色し、髪が白髪化した原因は、放射線によるものではなく、直射日光を長時間浴びたせいによるものと、専門家が証言しています。

最初に発見された遺体は、30日近く、雪原で日光にさらされ続けていました。このことから、皮膚の褐色化は長時間の日照りによるものとされました。

下着姿は矛盾脱衣によるもの

Powder Snow Sparkle - Free photo on Pixabay (294346)

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