目次
キボンヌの意味と使い方
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2000年代からインターネットに触れている人であれば、「キボンヌ」という言葉を知っている人は多いでしょう。以前はネット掲示板で盛んに使われていた言葉ですが、現在では見かけることが少なくなってしまいました。
特にSNS世代の人は、意味はもちろん「キボンヌ」という言葉があること自体初めて知った、という人もいるかもしれません。今回は、一世を風靡したものの現在では死語扱いの言葉「キボンヌ」について、詳しく解説します。
特にSNS世代の人は、意味はもちろん「キボンヌ」という言葉があること自体初めて知った、という人もいるかもしれません。今回は、一世を風靡したものの現在では死語扱いの言葉「キボンヌ」について、詳しく解説します。
「けしからん」の意味と語源は?類語と使い方の例文も - POUCHS
近年SNSなどでよく使われている「けしからん」という言葉は、インターネット独特の用法です。この記事では「けしからん」の意味、語源、使い方はもちろん、類語や「けしからん」と同じくよく使われる「もっとやれ」という言葉などについて詳しく解説しています。
キボンヌの意味
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「キボンヌ」とは、「~を希望する」という意味のネットスラングです。「~キボンヌ」という形でよく使われます。ネットスラングとは、インターネットスラングの略でインターネット発、もしくはインターネットでよく使われている俗語のことです。
「~キボンヌ」の「~」には、いろいろな言葉が入ります。特に多いのが「詳細キボンヌ」という言い方です。ある事柄についての詳しい情報が知りたい場合に、「情報を教えてほしい」という意味で「詳細キボンヌ」という言葉が使われます。
「~キボンヌ」の「~」には、いろいろな言葉が入ります。特に多いのが「詳細キボンヌ」という言い方です。ある事柄についての詳しい情報が知りたい場合に、「情報を教えてほしい」という意味で「詳細キボンヌ」という言葉が使われます。
キボンヌの元ネタ
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「キボンヌ」の元ネタは、2000年のオリンピックシドニー大会に出場した陸上選手、金沢イボンヌのファーストネーム「イボンヌ」です。金沢イボンヌ選手は、ジャマイカ系アメリカ人の父と日本人の母の間で生まれ、イボンヌと名付けられました。
イボンヌという名前は、海外では特に珍しくありませんが、日本ではインパクトがありました。そのインパクトに目を付けたネットユーザーがしゃれで「希望する」と「イボンヌ」をかけて「キボンヌ」という言葉を使ったところ、一気に広まったと言われています。
イボンヌという名前は、海外では特に珍しくありませんが、日本ではインパクトがありました。そのインパクトに目を付けたネットユーザーがしゃれで「希望する」と「イボンヌ」をかけて「キボンヌ」という言葉を使ったところ、一気に広まったと言われています。
キボンヌの使い方
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言葉の使い方を知るためには、実際にその言葉が使われている例文に触れることが一番です。以下で「キボンヌ」を使った例文を見ていきましょう。
新しいスキルの追加キボンヌ
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「新しいスキルの追加キボンヌ」という例文の意味は、「(ゲームなどの)新しいスキルをぜひ追加してほしい」という希望を表した文章です。「キボンヌ」は汎用性の高いネットスラングであり、「~(主に名詞)キボンヌ」という形で使われます。
「キボンヌ」のようなインターネット発のスラングは、ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルチャー愛好家の間で好んで使われます。流行していたころはインターネットの掲示板などで盛んに使われていました。
「キボンヌ」のようなインターネット発のスラングは、ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルチャー愛好家の間で好んで使われます。流行していたころはインターネットの掲示板などで盛んに使われていました。
明日の天気予報をキボンヌ
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「明日の天気予報をキボンヌ」という例文は、「明日の天気予報(の情報)を教えてほしい」という意味です。例文のように文脈によっては「希望する」というよりも「教えてほしい」と解釈した方がしっくりきます。
「教えてほしい」という意味だと先に解説した「希望する」よりもより使える範囲が広がります。実際に「キボンヌ」が流行していたころは、さまざまな形がさまざまな場所で使われていました。
「キボンヌ」に限らずネットスラングは、語源をたどると元々は限定的な使われ方をしていたケースが多いのですが、言葉が広がるにつれて意味や用法が拡大していくことがあります。
「教えてほしい」という意味だと先に解説した「希望する」よりもより使える範囲が広がります。実際に「キボンヌ」が流行していたころは、さまざまな形がさまざまな場所で使われていました。
「キボンヌ」に限らずネットスラングは、語源をたどると元々は限定的な使われ方をしていたケースが多いのですが、言葉が広がるにつれて意味や用法が拡大していくことがあります。
キボンヌはすでに死語?
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先に解説した通り「キボンヌ」は、2000代に流行した言葉であり、現在ではほとんど使われない言葉です。「キボンヌ」は死語になってしまったのでしょうか?
以下で「キボンヌ」の現状について、詳しく解説します。
以下で「キボンヌ」の現状について、詳しく解説します。
2ちゃんねるにて最近見なくなった死語ランキング1位
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2011年、多くのネットスラングを生み出してきたインターネット掲示板の草分け「2ちゃんねる」で「最近見なくなった死語ランキング」が公開されました。
「キボンヌ」は、このランキングで不名誉なことに第1位を獲得してしまいました。ちなみに第2位は「逝ってよし(死ねという意味)」、第3位は「あぼーん(掲示板の投稿が削除された後に表示される言葉)」でした。
他にも「藁」「乙カレー」「びっくりするほどユートピア!」など、2000年代にインターネット(主に掲示板)で流行していた言葉がランクインしています。
「キボンヌ」は、このランキングで不名誉なことに第1位を獲得してしまいました。ちなみに第2位は「逝ってよし(死ねという意味)」、第3位は「あぼーん(掲示板の投稿が削除された後に表示される言葉)」でした。
他にも「藁」「乙カレー」「びっくりするほどユートピア!」など、2000年代にインターネット(主に掲示板)で流行していた言葉がランクインしています。
SNSでも使われなくなってきている
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「キボンヌ」は2ちゃんねるだけでなく、TwitterやFacebookなどのSNSでも使われなくなってきています。「キボンヌ」に限らず、ネットスラングは基本的に賞味期限が短いので、使用には注意が必要です。
中には長く使われている言葉もありますが、ほとんどの言葉は新しく登場した言葉にその座を奪われ、忘れされられてしまいます。特に先に紹介したランキングで紹介されたネットスラングのように、SNSの登場以前に流行した言葉は、ほぼその役割を終えてしまっているものもあります。
ネットを介したコミュニケーションの主流がSNSになった現在では、流行の浮き沈みは以前よりもさらに激しくなっています。「キボンヌ」のような言葉が使われなくなってしまうのも仕方がないことです。
中には長く使われている言葉もありますが、ほとんどの言葉は新しく登場した言葉にその座を奪われ、忘れされられてしまいます。特に先に紹介したランキングで紹介されたネットスラングのように、SNSの登場以前に流行した言葉は、ほぼその役割を終えてしまっているものもあります。
ネットを介したコミュニケーションの主流がSNSになった現在では、流行の浮き沈みは以前よりもさらに激しくなっています。「キボンヌ」のような言葉が使われなくなってしまうのも仕方がないことです。
キボンヌは楽曲にも登場
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