2019年10月21日 更新

寺内樺風の生い立ちとは?裁判の判決と現在についても

「寺内樺風」という珍しい名前に聞き覚えはありませんか。「埼玉少女誘拐監禁事件」、発覚当時はワイドショーなどで連日報道されました。中学生を誘拐した犯人と被害者の間に性行為はあったのか、犯人の生い立ち、判決内容、家族の現在などまとめて紹介します。

目次

少女を狙う犯人は、成熟した大人の女性との関係に自信が持てないという心理背景をもっていることがしばしばあります。女性としっかり向き合えない、または過去女性関係で傷ついてしまった経験があるなど、ある種のコンプレックスを持っています。

そんな心の傷を成熟しきっていない少女、または天使のような未成熟の幼い少女たちに癒してほしくなるのです。本来大人の女性に向けられる欲求を、自分のコンプレックスが原因で少女たちに向けてしまうのでしょう。

空想・ビデオなどでは満足できない

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通常人間というのは自分の欲求が社会的に見て犯罪行為であると認識するとその欲求を理性で抑えたり、空想やビデオなどの2次元的なもので満足させようとします。

しかしその欲求が強すぎたり、映像などで繰り返しその欲求を満たしていると、空想と現実の境目が曖昧になり我慢ができなくなります。

そのような事態が起こると、現実の世界で少女を誘拐・監禁しようと犯行を実行してしまうのです。小児性愛者で
あっても、理性が勝っている場合は犯行には至りません。

誘拐されやすい子供の特徴

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世の中に少女を誘拐したい、監禁したいと思っている成人男性が存在していることは事件がこれだけ起こっていることを見れば否定のしようがありません。しかしこのような事件は、被害者が子供なだけになんとか防止したいものです。

ではどうすれば防止することができるのか、それは誘拐する隙を犯人に与えないということにつきます。そのために「狙われやすいのはどのような子供なのか」ということを知る必要があるでしょう。ここからは誘拐されやすいこどもの特徴を紹介します。

小学校低学年

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幼児誘拐で服役している犯人に聞き取りをしたところ、一番ターゲットになりやすいの7~8歳の低学年の子供たちです。最も狙われやすい犯行時刻は午後3~4時台の路上で、ちょうど小学校低学年の子供が下校する時間になっています。

幼稚園や保育園に通っている未就学児のときは常に大人が一緒にいますし、高学年や中学生になると下手をすれば逃げられたり抵抗されることも考えられますが、柔和な態度で接すれば低学年の子供はあまり疑わないそうです。

ゆっくり歩いている

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犯罪者が子供を襲うかどうか最終的に判断するのは、子供が緊張状態にあるかどうかです。緊張している子供は気を張っていますので、連れ去ろうとした瞬間に大声を出す、暴れるなどの行動に出るかもしれません。

逆に安心しきっている子は犯罪者にとっては連れ去りやすいそうです。学校が終わってリラックスしながらゆっくり歩いている、または友達と遊んで楽しい気持ちでのんびり帰路についている子供は誘拐されやすいと考えて間違いありません。

1人で帰宅している

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いくら相手が低学年の子供であっても、複数いれば犯罪者は狙えません。一人を連れ去ろうとしても他の子供が大声を出したり、大人を連れてきたりする可能性が高くなるからです。

これは狙われやすいというよりも、犯罪者にとって絶対条件なのが「一人で帰宅している」ということでしょう。一人で歩いている子供に声をかけ、連れ去るというのが誘拐のデフォルトです。

狙われるのを避けるためには集団下校や、必ず友人と帰るなどの約束をすると良いでしょう。

しっかり者である

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誘拐犯は連れ去る現場の下見をしていることが多くあります。それどころか、ターゲットとなる子供と事件前にコンタクトを取っている事例もあるのです。

親から「人には親切にしなさい、優しくしなさい」と教育され、それを守っているしっかり者の子供は特に狙われやすいでしょう。以前会ったことのある男の人が困っている様子であれば、助けるために近づいてしまうからです。

子供の親切心に付け込んだ卑劣な犯罪者の被害にあわないためには、「知っている人なら安心」という考えは捨てなければいけません。

被害者少女の社会復帰を願う

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一人の少女の人生を狂わせ、辛い後遺症を残してしまったこの事件は寺内樺風逮捕によって終止符打たれました。寺内樺風の懲役12年という刑期は、少女の傷を考えればあまりに短いと言わざるを得ません。

被害者・斎藤さんの今後の生活にも寺内樺風の存在は暗い影を落とすでしょう。しかしそんな卑劣で身勝手な犯罪者に人生を台無しにされることなく、辛い思いをしたからこそこれからは社会復帰をして幸せな人生を送ってほしいと願ってやみません。

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