目次
- 同じ立場の母親たちから賛否両論「保育園の無償化」問題
- 保育園の無償化問題とは
- 少子化対策・子育て支援のため保育園の無償化が検討された
- 2019年4月「子ども・子育て支援法改正案」が衆議院で成立
- 消費税増税の税収一部が無償費用にあてられる
- 一定条件を満たせば認可外保育園も対象
- 全ての保育園利用が無料になるわけではない
- 助成金額は年齢や園など条件によって異なる
- 保育園無償化の具体的な内容
- 0~2歳は条件を満たした家庭のみ対象
- 3~5歳は完全無償
- 幼稚園には上限金額がある
- 認可外保育園では全年齢上限金額が設定されている
- ベビーシッター
- 無償対象にならないもの
- 入園料
- 送迎費用
- 給食費や行事費
- 制服や学用品費用
- 保育園無償化への意見【肯定派】
- これから子供を産む人にとって安心できる制度
- 少しでも助成金があるのは助かる
- 無認可保育園も対象になるのが嬉しい
- 子どもの為に使われるのなら消費税増税も受け入れられる
- この流れから小中学校と子どもへの支援を拡大させてほしい
- 保育園無償化への意見【否定派】
- 保育料より待機児童問題を解決してほしい
- 子供が卒園しているので意味がない
- 上限金額があるのは悲しい
- 大学やその他の教育費にも助成金を出してほしい
- 保育園の無償化のメリット・デメリット
- 費用負担が軽くなる
- 働きやすい環境になる
- 待機児童が増える可能性も
- 増税の負担と相殺され家計の負担は変わらないという意見も
- 対象家庭には嬉しいことも多いがそれ以外は不満が続出
0〜2歳の子どもは条件を満たした場合のみ無償化となります。では条件とは一体なんなのでしょうか。詳しくみていきましょう。
0〜2歳の子どもの場合無償化される条件は住民税非課税世帯世帯であることです。住民税非課税世帯とはどういったものでしょうか。
住民税非課税世帯は生活保護を受給している、前年所得の合計が125万円以下(給与所得の場合は204万4000円未満)の場合に言います。
所得が少なく住民税を払っていない世帯は0〜2歳の子どもも無償化されます。また認可保育施設は無償ですが、認可外は4.2万/月まで補助が受けられます。
0〜2歳の子どもの場合無償化される条件は住民税非課税世帯世帯であることです。住民税非課税世帯とはどういったものでしょうか。
住民税非課税世帯は生活保護を受給している、前年所得の合計が125万円以下(給与所得の場合は204万4000円未満)の場合に言います。
所得が少なく住民税を払っていない世帯は0〜2歳の子どもも無償化されます。また認可保育施設は無償ですが、認可外は4.2万/月まで補助が受けられます。
3~5歳は完全無償
via pixabay.com
0〜2歳とは違い、3〜5歳の子どもは市町村から保育が必要と認められた全ての子どもが無償化の対象となります。条件はありません。
詳しくは次で紹介しますが、施設によって無償なのか上限金額が決まっており、その上限までの補助となる施設があります。
認可されている保育施設の場合は全て無償化されます。認可された保育所や認定こども園などが認可保育施設です。
逆に認可外の保育施設や幼稚園などは無償ではなく各施設によって補助金額の上限が決まっています。この違いはよく知っておいたほうがいいでしょう。
詳しくは次で紹介しますが、施設によって無償なのか上限金額が決まっており、その上限までの補助となる施設があります。
認可されている保育施設の場合は全て無償化されます。認可された保育所や認定こども園などが認可保育施設です。
逆に認可外の保育施設や幼稚園などは無償ではなく各施設によって補助金額の上限が決まっています。この違いはよく知っておいたほうがいいでしょう。
幼稚園には上限金額がある
via pixabay.com
先ほどもお伝えしましたが、認可外の保育施設や幼稚園には補助金額の上限が決まっています。具体的には認可外保育園は3.7万円/月です。
幼稚園は2.57万円/月が支給の上限となっています。預かり保育に関しても1.13万円/月までは補助が受けられます。
なぜ認可されている保育園は無償で認可外は上限が決まっているのでしょうか。認可外の保育園などでは利用料が自由に設定できてしまうからです。
上限金額の算出は認可外の保育施設施設の場合、認可されている保育施設よりも高額になることがあるため。公正性を担保するように設定されたようです。
幼稚園は2.57万円/月が支給の上限となっています。預かり保育に関しても1.13万円/月までは補助が受けられます。
なぜ認可されている保育園は無償で認可外は上限が決まっているのでしょうか。認可外の保育園などでは利用料が自由に設定できてしまうからです。
上限金額の算出は認可外の保育施設施設の場合、認可されている保育施設よりも高額になることがあるため。公正性を担保するように設定されたようです。
認可外保育園では全年齢上限金額が設定されている
via pixabay.com
認可外の保育園は幼稚園などと同様に補助の上限金額が決まっています。これは先ほどお伝えした通りです。
認可外の保育園は0〜2歳と3〜5歳でそれぞれ上限金額が設定されています。0〜2歳では月4万2000円が上限で3〜5歳は3万7000円が上限です。
金額はそれぞれ現在の利用料の平均を元に算出しているようです。そのため地域によって格差があることが懸念されています。
特に0〜2歳の場合認可保育園であれば2〜3万円で年収が高くても7〜8万円です。しかし認可外だと10万円と高額なところもあるようです。
認可外の保育園は0〜2歳と3〜5歳でそれぞれ上限金額が設定されています。0〜2歳では月4万2000円が上限で3〜5歳は3万7000円が上限です。
金額はそれぞれ現在の利用料の平均を元に算出しているようです。そのため地域によって格差があることが懸念されています。
特に0〜2歳の場合認可保育園であれば2〜3万円で年収が高くても7〜8万円です。しかし認可外だと10万円と高額なところもあるようです。
ベビーシッター
via pixabay.com
ベビーシッターも認可外の保育サービスとして上限金額は認可外保育園と同様に設定されていますが、対象となっています。
そのため無償化に伴い、待機児童の増加対策として預け先をベビーシッターに依頼する親が増える可能性があります。
しかしベビーシッターには問題も多くあります。それは保育の質をどのように担保するのかということです。ベビーシッターは無資格で行うことができます。
また各個人宅での保育が前提のため立入検査も行いにくいでしょう。国はベビーシッターへの研修義務化などを検討し、対策を進めているようです。
そのため無償化に伴い、待機児童の増加対策として預け先をベビーシッターに依頼する親が増える可能性があります。
しかしベビーシッターには問題も多くあります。それは保育の質をどのように担保するのかということです。ベビーシッターは無資格で行うことができます。
また各個人宅での保育が前提のため立入検査も行いにくいでしょう。国はベビーシッターへの研修義務化などを検討し、対策を進めているようです。
無償対象にならないもの
via pixabay.com
無償化と言われていますが全てが無償化するわけではありません。ここでは無償化にならないもなのを紹介していきます。
せっかく無償化したのに家計の助けにならないなんてことにならないためにもこれから社会するものは入園する際に確認が必要でしょう。
実際には保育料や利用料以外は全て無償化の対象外となっています。入園費や制服代、給食費などです。実際にはこれらの費用は多くかかってきます。
そのためなるべく費用の安い保育園や幼稚園に応募が殺到して待機児童がより増加することが懸念されています。
せっかく無償化したのに家計の助けにならないなんてことにならないためにもこれから社会するものは入園する際に確認が必要でしょう。
実際には保育料や利用料以外は全て無償化の対象外となっています。入園費や制服代、給食費などです。実際にはこれらの費用は多くかかってきます。
そのためなるべく費用の安い保育園や幼稚園に応募が殺到して待機児童がより増加することが懸念されています。
入園料
via pixabay.com
まず入園料は無償化の対象外です。入園料とは入学金のようなものです。認可保育園は場合は入園料はありません。そのため気にすることはありません。
認可外の保育園や幼稚園には入園料があります。だいたい認可外の保育園の場合、入園料は1万円〜5万円のところが多いです。
幼稚園の場合とだと公立と私立で金額が変わってきます。公立の場合だとだいたい1万円前後のところが多いようです。
私立の幼稚園になると高額なところだと30万円ほどかかるところもあるようです。これも認可保育園や公立の幼稚園に応募が殺到するでしょう。
認可外の保育園や幼稚園には入園料があります。だいたい認可外の保育園の場合、入園料は1万円〜5万円のところが多いです。
幼稚園の場合とだと公立と私立で金額が変わってきます。公立の場合だとだいたい1万円前後のところが多いようです。
私立の幼稚園になると高額なところだと30万円ほどかかるところもあるようです。これも認可保育園や公立の幼稚園に応募が殺到するでしょう。
送迎費用
via pixabay.com
送迎費用も無償化の対象外となります。保育園の場合はほとんど親が送迎するでしょう。幼稚園だとバスで送迎するところもあります。
そのためその送迎バスの費用は無償化の対象外となります。そのため保護者の実質の負担は残る形になります。
だいたいバスでの送迎を行う費用は3000円〜4000円が月にかかっていることが多いようです。バスでの送迎の場合はこの費用を負担する必要があります。
ここにも保護者が送迎できる場合とばすでの送迎で費用負担に格差が生まれていることがわかります。
そのためその送迎バスの費用は無償化の対象外となります。そのため保護者の実質の負担は残る形になります。
だいたいバスでの送迎を行う費用は3000円〜4000円が月にかかっていることが多いようです。バスでの送迎の場合はこの費用を負担する必要があります。
ここにも保護者が送迎できる場合とばすでの送迎で費用負担に格差が生まれていることがわかります。
給食費や行事費
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給食費や行事費も無償化の対象外となります。国会でも給食費を無償化の対象とするかどうか盛んに議論されましたが、全額実費となりました。
そのため保育費に給食費を入れていた施設は保育費と実費を全面的に分けることで決まりました。また保育園と幼稚園でも格差が生まれています。
それは保育園の副食は保育費に含まれるためです。そのため幼稚園はすべて実費ですが、保育園は副食のみ無償化の対象となっています。
給食やお弁当代は基本的には全ての保護者に費用として負担する必要があるので覚えておきましょう。
そのため保育費に給食費を入れていた施設は保育費と実費を全面的に分けることで決まりました。また保育園と幼稚園でも格差が生まれています。
それは保育園の副食は保育費に含まれるためです。そのため幼稚園はすべて実費ですが、保育園は副食のみ無償化の対象となっています。
給食やお弁当代は基本的には全ての保護者に費用として負担する必要があるので覚えておきましょう。
制服や学用品費用
via pixabay.com
制服や学用品も無償化の対象外となります。制服や教材費などはすべて実費となります。幼稚園でも保育園でも制服があるところがほとんどでしょう。
そのため長くて3年使用しますが、入園の際には大きな出費となります。私立の幼稚園では高いところで10万円も制服代でかかるところもあるようです。
また制服のほかにも体操着やバック、タオルや歯磨きなど保育園で必要なものは実費となっています。
子どもにはなるべく質のいい保育をさせてあげたいが、保育料のみの無償化のため保護者は保育園選びはより慎重になるでしょう。
そのため長くて3年使用しますが、入園の際には大きな出費となります。私立の幼稚園では高いところで10万円も制服代でかかるところもあるようです。
また制服のほかにも体操着やバック、タオルや歯磨きなど保育園で必要なものは実費となっています。
子どもにはなるべく質のいい保育をさせてあげたいが、保育料のみの無償化のため保護者は保育園選びはより慎重になるでしょう。
保育園無償化への意見【肯定派】
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