2019年8月19日 更新

日本人だけど日本が嫌い?学校や社会で見られる日本の嫌な慣習とは

四方を海に囲まれた島国だからか、200年余り続いた鎖国の影響か、日本の学校や社会には他の国では見られない慣習がたくさんあります。今回は日本人の集団主義的な国民性や、日本で生きづらいと感じている日本人はどうすればいいのかを探っていきたいと思います。

このように日本の学校では、筋の通らない・理由のわからない慣習がずっと続いています。多くの人が疑問に思ったり、不満を感じているにもかかわらず、状況はなかなか変わりません。

日本人の変化を嫌う気質と、どう変えればいいのかアイデアが浮かばない、アイデアが浮かんでもみんなが納得するか心配で声をあげられないといった国民性が影響しているのでしょう。

これからグローバル化が進む中で、日本の学校での慣習も、もっと合理的なものに変わる必要があります。

社会で見られる日本の嫌いな慣習

Zen Garden Meditation - Free photo on Pixabay (339777)

不条理な慣習の残る学生生活を終え社会に出ても、やはり日本独特の納得しがたい慣習があり、社会人になって数年はその慣習を覚えていくことに気を遣わなければいけない状況となります。

外国の人たちからは「真面目」「礼儀正しい」「よく働く」といった評価を受けることの多い日本人ですが、実態はどうなのでしょうか?世界に比べ日本の社会は良いことばかり、なんてことは言えないでしょう。

本当は無くなればいいのにと、多くの人が感じている日本社会独特の不思議な慣習を掘り下げていきます。

仕事に対する意識

Office Business Colleagues - Free photo on Pixabay (354202)

日本人は勤勉だということは世界でも定評となっています。日本人自身も、勤勉な日本人が多いということに異論はないでしょう。ですが残念ながら、「仕事ができる」「効率が良い」という評価とは直結していません。

日本で働く外国人労働者が驚くことのひとつに、「日本人の時間に対する意識の高さ」があります。日本人は9時始業といわれたら、9時には仕事を始められる状態であることが当然です。9時に出勤では意識が低いとみなされます。

にもかかわらず、終業時間ぴったりに仕事を終え退社することはタブーとされます。決められた時間に処理した仕事量より、会社にいる時間が評価される傾向があり、仕事の質や量を重視する外国人を戸惑わせるのです。

男尊女卑

Gender Equality Man Woman - Free image on Pixabay (355251)

世界149カ国を対象に調査した『世界男女平等ランキング2018』で日本は110位、G7の中で断トツで最下位です。確かに日本の社会では男女の不平等を感じることが多々あります。

男尊女卑という言葉そのものを考えると、現代の日本では男性が女性を侮蔑しているということは少ないように思われますが、結婚や就職などの節目においては、男女で待遇差があったり、女性が不利益を被ることがあります。

男尊女卑が当然だった時代からは、日本の男女の意識は変わってきていますが、制度や慣習がなかなか大きくは変わらないので、世界において日本は男尊女卑の国という恥ずかしいレッテルを貼られてしまったままなのです。

お土産文化

Japan Tokyo Asakusa - Free photo on Pixabay (355256)

海外の観光地や空港では、自分の旅の思い出にするためのTシャツやマグカップといったお土産はたくさん見かけますが、日本では旅行に行かなかった誰かのために買って配るためのお土産の種類が豊富です。

自分のためではなく、また、家で待つ家族や休みの間に仕事を請け負ってくれた同僚だけでなく、単なる友人や隣人にまでお土産を渡す慣習は日本だけの「お土産文化」といえます。

せっかくの旅行の間にお土産選びに多くの時間を費やす日本人をみていると、何のために旅行をしているのかわからなくなる気がしますが、もらったら返さずにはいられない日本人の性のせいで、お土産文化は廃れないのです。

年功序列の雰囲気

Matrioshka Wooden Culture - Free photo on Pixabay (355253)

日本の企業で働く日本人は、年功序列の雰囲気というものをいたるところで感じます。わかりやすいのは賃金制度です。日本ではほとんどの企業で4月に数名の社員を一度に入社させ、初任給は学歴に応じてほぼ同じ額が支払われます。

そしてそれが約10年続きます。20代の社員が仕事で結果を出しても40代の社員の給料を超えるということはまずありません。30代までは同期の給料に差はほとんど生まれず、おかげで入社数年は同期間での出世争いはなく平和に過ごせます。

その代わり、仕事ができない40代・50代が、仕事のできる20代より多くの給料をもらうということが当たり前のようにみられます。仕事の内容で評価されない日本の年功序列制度が、日本の会社の非効率を生み出しているのかもしれません。

飲み会での座席

Japanese Tatami - Free photo on Pixabay (355270)

社会人になってから面倒だと思うことのひとつに、仕事がらみの飲み会があるのではないでしょうか。接待や社内の部や課単位でおこなわれる新年会や忘年会、歓送迎会など、自分の意志に反して参加を強要されることもあります。

無礼講といいながら、無礼講が本当に許されるわけはなく、たかが飲み会されど飲み会です。座る場所にすら上座下座があり、それを知らない人はジャパニーズビジネスマン失格となってしまうのです。

仕事が終わった後の時間を使ってお酒を飲んでいる場合でも、座る場所やお酌などの配慮をしなければいけないような、昭和的な日本の飲み会に対して若者離れは加速していくばかりです。

電車やバスで眠る

Child Sleeping Car Seat - Free photo on Pixabay (355285)

通勤電車やバスで居眠りをする人の姿は、日本では当たり前の日常の風景となっていますが、外国ではまずありえないことです。

多くの国では治安の問題から、公共の乗り物の中で見知らぬ人の前で眠るなんて無防備なことはできません。また、欧米では人前での居眠りは紳士淑女的ではない行為、としてとらえられることが多いのです。

治安の良さと、通勤時間の長さ、仕事量の多さなどから移動中に睡眠を取ることが日常的になっている日本人は、海外から見るとかなり不思議な存在なのです。

日常生活で見られる日本の嫌いな慣習

Tori Japanese Shrine - Free photo on Pixabay (339776)

日本で生まれ育ち、特別ひどい仕打ちを受けたわけでもなく、辛い思いをしたわけでもない、それでも日本が嫌いになってしまう。その原因は日常生活のさまざまな場面に潜んでいます。

日本には良いところがたくさんあることがわかっていても、どうしても好きになれない日本の慣習。生活する中で頻繁に目に入ってきてしまうと、どんどん幻滅してしまいます。

日本の日常生活では目にする機会が多いけど、よく考えたら少し恥ずかしいような、情けないような、そんな日本の慣習をまとめてみました。

コンビニでの立ち読み

Store Convenience Quick Shop - Free image on Pixabay (355287)

日本のいたるところにあるコンビニ自体が、海外の人たちから見ると日本らしい風景となっていますが、そのコンビニに必ずあるのが雑誌や漫画などの書籍を取り扱うコーナーと立ち読みをする人々です。

日本でも立ち読みの是非は時々議論されますが、ほぼ黙認されていますし、お店によっては立ち読みを歓迎しているところもあるので、立ち読みする側の罪悪感は低いでしょう。ですが海外はそうではありません。

特に欧米では、立ち読みはお金を払わずに情報を盗む、泥棒と同じ、との認識です。日本と同じ感覚で立ち読みをしていたら、購入する気があるのか牽制されます。立ち読みは日本だけで黙認されている少し恥ずかしい行為なのです。

謝罪文化

Sign Sorry Character - Free image on Pixabay (355293)

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