2019年7月13日 更新

コントロールフリークとは?なりやすい人の特徴と被害を受けた時の対処法

コントロールフリークという言葉を聞いたことはあるでしょうか。他の人を支配する特徴を持つコントロールフリークには毅然とした対処法を取らないと被害に遭ってしまう可能性が高くなります。コントロールフリークの心理や対処法を紹介していくので注意しましょう。

目次

強迫性障害とは自分の中の不安がとても大きくなってしまう病気です。罹っている人でも、自分が強迫性障害だと自覚がない人も大勢います。たとえば「家の鍵を閉めたか不安」と考えてしまうことは誰でもあるでしょう。しかしながら、強迫性障害の人は、あまりにも不安が大きくなりすぎてどれだけ遠くにいても自宅に戻ってしまったり、在宅中の家族に「鍵をかけたか見て欲しい」と何度も依頼してしまうこともあります。

上記の例と同様に「誰か自分の言うことを聞いてくれる人がいないと不安」だと感じてしまい、自分でもやめたいと思っているのにコントロールフリークの症状が出てしまう人も少なくはありません。

自己愛性人格障害

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自己愛性人格障害は、自分の尊厳を守るために不必要なほど周りの人を貶めて自分の優位性をアピールすることが多い病気です。遺伝的な要素だけではなく、生育環境で誰にも褒められず否定ばかりされていた子供が成長して、その時の反動で自己愛性人格障害を発症してしまうこともあります。

自己愛性人格障害の人がコントロールフリークになると、どんどん周りの人を否定して自分だけの言うことを聞くように誘導してしまいがちです。残念ながら現在は投薬による治療はなく、カウンセリングなどで徐々に治していくしかありません。

境界性人格障害

Darkness Reflection Horizon - Free photo on Pixabay (473943)

境界性人格障害は、対人関係でのコミュニケーションを苦手としている人が多く見捨てられることに対して大きな不安を抱いている人が多い病気です。そのため、誰にも見捨てられないように周りに自分の味方を作ろうとして知らず知らずのうちにコントロールフリークになってしまう場合もあります。

また、境界性人格障害は何かに依存しやすいのも特徴で、自分のコントロール下にある人に対して強い執着を示す場合もあります。場合によっては共依存関係となってしまい、コントロールフリークの本人だけではなく対象者も一緒にカウンセリングなどを受けなければなりません。

統合失調感情障害(躁病型)

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統合失調感情障害とは、妄想や幻聴だけではなく気分の落ち込みなどの症状がある統合失調症と、気分のアップダウンが激しい気分障害が同時もしくは数日以内のズレの中で起きる病気のことを言います。この病気に罹った人は、現実と妄想の区別がつかなくなったり自分を過大評価する妄想をしてしまいがちです。

頻繁に症状が出るようになると、自分を過大評価しすぎてコントロール前の他人に対しても命令口調で話してしまうこともあります。速やかに病院を受診する方が良いでしょう。

コントロールフリークの人への対処法

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あなたの周りにコントロールフリークがいる場合、距離を置ければ被害に遭うことはありません。しかしながら直属の上司や取引先、配偶者や肉親がコントロールフリークになってしまった場合は距離を置きたくても簡単に距離を置けないケースもあるでしょう。

では、そうした逃げ場のないコントロールフリークに対してはどのように対処していくのが良いのでしょうか。コントロールフリークへの対処法を紹介していきます。

相手の熱意や意欲を認めてあげる

Hands Fingers Positive - Free photo on Pixabay (473948)

コントロールフリークは自分のプライドを誰かに認めて欲しいからコントロールしようとする自己顕示欲の強いタイプが多いと言われています。そのため、コントロールされる前に事前に相手の熱意や意欲に対して大げさに褒めてあげるようにしましょう。

「さすがです!」など、その人を褒める言動をすれば相手は「この人はコントロールしなくても自分を認めてくれる」とコントロールの対象から外してくれるでしょう。相手の自尊心を満たすのは効果的な方法の一つです。

積極的に質問する

Hand Woman Female - Free photo on Pixabay (473952)

褒めるだけではなく、相手に関心を持っていることを積極的にアピールするのも効果的な対処法の一つです。相手が何を思っているのか、相手がどんな人間であるのかを積極的に質問し、相手の言葉をたくさん引き出すようにしましょう。

そうすれば、コントロールフリーク自身も自分のことをたくさん話せる快感を味わえるのでわざわざ周りの人をコントロールする必要はないと考えるようになります。相手を称賛するのと同じように、相手に対して質問もしていきましょう。

自分の意見を冷静に伝える

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コントロールフリークの人は感情的にコントロールしようとすることもあるので、ついつい自分も感情的に反論してしまいがちです。しかしながら、感情的に反論すると「そのように冷静に考えられない人はやはりダメだ」と言われたり、周りからも「どっちもどっち」だと思われてしまうこともあります。

対処法としては、どれだけ腹が立っても冷静に対応するようにしましょう。客観的に見ても自分の正当性を主張しやすいような証拠を揃えたり意識的に落ち着いた声で応対することで、周りの人を味方にしてコントロールフリークに対抗することもできるようになります。

第三者を交えて会話する

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あなたをコントロールしようとするとき、コントロールフリークは「世間の常識で考えてもあなたは間違っている」や「多くの人は君の言葉なんか信じる価値がないと思っている」と、あたかも自分があなたに対して世間的な常識を教えているかのような話し方をします。説得力があると信じてしまいそうになりがちですが、第三者の人に立ち会ってもらって話をするようにしましょう。

第三者の人から冷静な判断を下してもらうことで、コントロールされるのを防ぐことができます。会社であれば利害関係のない上司であったり、恋人同士で揉めている場合はお互いの友人を一人ずつ連れてくるのも良いでしょう。特に自分が気弱だったり口が弱いという自覚がある人は、決してコントロールフリークと二人きりで議論してはいけません。

コントロールフリーク改善方法

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ここまで読んで、あなたは「コントロールフリークの人は怖いから毅然と対処しよう」と思ったでしょうか。それとも「自分はコントロールフリークかもしれないから改善したい」と思ったでしょうか。もし後者であるならば、あなたは早急にコントロールフリークの改善方法を学ばなければなりません。コントロールフリークはどのようにすれば改善できるのか、実際の方法を紹介していきます。

コントロールフリークの傾向があることを認める

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