2019年7月13日 更新

コントロールフリークとは?なりやすい人の特徴と被害を受けた時の対処法

コントロールフリークという言葉を聞いたことはあるでしょうか。他の人を支配する特徴を持つコントロールフリークには毅然とした対処法を取らないと被害に遭ってしまう可能性が高くなります。コントロールフリークの心理や対処法を紹介していくので注意しましょう。

目次

たとえ社会的な立場が高いひとではなくても、周りにいわゆる「イエスマン」ばかりを揃えている人もコントロールフリークになりがちです。周りの人が自分を立ててくれる状況に快感を覚えてしまうと、人間はなかなかそういう状況から抜け出すことはできません。

そのため、新しい人間関係を作る時に自分よりもどこかの点が劣っている人ばかりを友達に選ぶようになります。こうしたコントロールフリークの特性は、大人だけではなく小学生に入る前の小さな子供のうちから見られる特徴でもあります。

他人を信用できない

Decadence Afternoon Boring Relying - Free photo on Pixabay (473926)

人間不信でなかなか周りの人のことを信用できない人もいるでしょう。こうした人は周りとの関わりを絶つタイプも多いですが、そうではなく周りの人と関わりながらも信用していないタイプはコントロールフリークになりがちです。

周りの人の意見や実力を信用できないため、自分がコントロールした方が良い方向に向かうと思ってしまいます。最初は仕事面だけなど特定の部分だけコントロールしている場合でも、次第に私生活にも関与してきて相手の人生の全てをコントロールすることもあります。

完璧主義

Target Goal Aiming - Free photo on Pixabay (473927)

人間不信な人と同様に、完璧主義で少しのミスも許せないという性格の人もコントロールフリークになりがちです。周りの人と協力して完璧な状況を目指そうと意識しようとしても、自分の行動が完璧であるという自信があればどんどん周りの人の意見を聞かずに自分の意見ばかり押し通そうとしてしまいます。

特に能力が高くて周りも一目置いているタイプの完璧主義者は簡単にコントロールフリークになってしまうでしょう。それだけではなく周りも「あの人の言うことを聞いておけば間違いないから従いなさい」と、どんどんコントロールフリークを増長させてしまうこともあります。

コントロールフリークになる原因

Forest Mist Nature - Free photo on Pixabay (473928)

人への支配に執着する人がコントロールフリークになることは、既に説明した通りです。では、人をコントロールすることに対して深く執着するようになってしまうのには、どのような原因があるのでしょうか。ここではコントロールフリークになってしまう原因を解説していきますので、コントロールフリークになりたくない人は自分に思い当たる側面がないか考えてみましょう。

精神的に未熟

Apple Red Delicious - Free photo on Pixabay (473929)

精神的に未熟な人は、一般的な大人同士の距離感を掴むことができません。成人同士であればお互いに対等に接することができるはずなのに、精神的に未熟であるばかりに「誰かを支配しなければならない」と考えてしまいがちです。小学校のように「先生に従う環境」が最も適していると誤解してしまうこともあります。

しかしながら、対等な人間関係を築けなくてもプライドはあるため、自分がコントロールされる側に回るのは抵抗があります。そのため自分よりも気弱な人などを見つけて、コントロールフリークになってしまいます。

自分に自信が持てない

Crow Raven Bird - Free photo on Pixabay (473930)

他の人をコントロールするコントロールフリークは自信満々な人が多いと誤解されがちですが、実は全くの正反対で自分に自信がないからコントロールフリークになってしまう人の方が多いと言われています。

自分に自信がない人は、その自信のない自分を隠すために威圧的な発言をしたり相手のことを否定して自分の正当性を主張しようとします。そうした言動を繰り返しているとどんどん自分が正常であるかのように発覚してしまい、気付いた時にはコントロールフリークになってしまっていることもあるでしょう。

教育やしつけ

Still Life School Retro - Free photo on Pixabay (473932)

大人になる段階で次第とコントロールする快感を覚えてコントロールフリークになるタイプもいれば、両親の教育やしつけが原因で子供の頃からコントロールフリークの場合もあります。

大半の場合、親が支配的に子供の行動や意見を評価して否定し自分たちに従わせようとする過程で育ってしまったため、対人関係においては誰かが誰かを支配するのが正しい状態だと勘違いしてしまいます。こうしたタイプは自分よりも年下の人をターゲットにしてコントロールしてしまうことが多いと言われています。

親との関係

Chain Link Metal - Free photo on Pixabay (473934)

親から支配されている子供ばかりではなく、夫婦間で力関係がある家庭で育っている場合でもコントロールフリークになりがちです。夫が妻を、あるいは妻が夫をコントロールしてどちらかの意見ばかりが優先されている家庭に育つと、男女関係を含めた人間関係は支配ー被支配の関係が正常であると誤認してしまうでしょう。

年下や後輩、もしくは自分の恋人に対してコントロールしてしまいがちです。特に恋人に対してコントロールフリークの側面が発揮された場合は、コントロールだけではなくDVなどの原因にもなりかねません。

見捨てられ不安

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異常なまでに孤独を嫌い、見捨てられることに対して不安を覚えている人もコントロールフリークになりやすいと言われています。見捨てられるのが嫌な人は、自分が強い立場になれば相手が自分に従い自分から離れていかないと思いがちです。そのため、支配的な言動を繰り返して相手の気持ちを自分の思うままに操ろうとしてしまいます。

子供の頃の環境が原因で見捨てられ不安が強い人は、大人になってからどれほど恵まれている環境にいてもコントロールフリークからなかなか抜け出すことはできません。むしろ誰かが自分の支配から逃れたことをきっかけにますますコントロールフリークの側面が強くなってしまいがちです。

コントロールフリークな人は病気の可能性も

Syringe Pill Capsule - Free image on Pixabay (473939)

冒頭で紹介したように、コントロールフリークは人格障害の症状の一面である場合もあります。単なる性格の問題ではなく病気が原因でコントロールフリークになってしまっている場合は、困難であっても適切な治療を受けることでコントロールフリークな言動を改善できる場合もあります。どのような病気に罹っている人がコントロールフリークな面を出してしまう可能性が高いのか、病気を紹介していきます。

ただし、今から紹介していく病気に罹っている人が全員コントロールフリークなわけでもなければ、コントロールフリークの人は全員病気に罹っているわけでもありません。あくまでも可能性の一例として参考にしてください。

強迫性障害

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