2019年7月13日 更新

コントロールフリークとは?なりやすい人の特徴と被害を受けた時の対処法

コントロールフリークという言葉を聞いたことはあるでしょうか。他の人を支配する特徴を持つコントロールフリークには毅然とした対処法を取らないと被害に遭ってしまう可能性が高くなります。コントロールフリークの心理や対処法を紹介していくので注意しましょう。

目次

コントロールフリークは相手から選択する自由を選ぶことでますます相手を自分の支配下に置こうとします。しかしながら、単純に「あなたはこれをしなさい」と命令するだけでは相手から反発されたり周りから諫められたりするでしょう。

被害者はもちろん周りの人にも悟らせないように、巧妙に選択肢を与えないようにしていきます。時には「この命令に従うか、従えないなら仕事を辞めるか」などの極端な選択肢を提示することもあります。しかしながら被害者は「自分で命令に従うことを決めたから強制されているわけではない」と誤解してしまうことも多々あるでしょう。

言動で相手を追い詰める

Cry Person Face - Free image on Pixabay (473906)

だんだんと相手を自分の支配下において抵抗心を削いでいくと、どんどん言動で相手を追い詰めるようになっていきます。この段階まで来ると、相手に対して直接的に威圧的な言動をしても相手は支配されていると考えることもなくなるでしょう。

「あなたのせいで〇〇になってしまった」や「君が〇〇をしないと失敗してしまう」のように、相手の良心に訴えるように責任を負わせることもあります。相手を追い詰めて精神的な余裕をなくさせることで、どんどん判断力を奪ってしまうのです。

相手の行動すべてに口出しする

Telephone Mobile Call - Free photo on Pixabay (473907)

相手を追い詰めていくと同時に、相手の行動全てに口を出すのもコントロールフリークの特徴です。「〇〇の時は●●をするようにしなさい」と命令を出すこともあれば、単純に「●●の行動は良い/悪い」と相手の行動を評価することで、自分が相手を評価する上の立場であることをアピールすることもあるでしょう。

このコントロールを巧みに行うことで、コントロールフリークが自分から手を下さなくても相手が自主的にコントロールフリークの意見を求めてくる状況を作り出すこともあります。

相手の感情・意見を否定する

Man Dark Gloomy - Free photo on Pixabay (473908)

相手の行動を評価して自分が上の立場であることをアピールするだけではなく、コントロールのために相手の感情や意見を真っ向から否定することもあります。また、否定するだけではなく「そんなことを考えるなんて/言うなんて、まだまだ未熟な証拠だから私の指示に従いなさい」と直接的にコントロールしようする場合もあります。

通常の精神状態であれば相手の支配欲にも気付けますが、それまでずっと威圧されたり行動を評価されて自信を喪失してしまっている人は気付けません。「この人に従えば間違わない」と安心して自分からコントロールされたがる人すらもいるでしょう。

自分がいかに優れているのか披露する

Chess King Pieces - Free photo on Pixabay (473909)

どれだけ言葉巧みにコントロールしようとしても、時には自分が優れていることを直接アピールしないと言葉だけでは人をコントロールするのは難しくなってしまうでしょう。コントロールフリークは自分の長所をアピールすることも忘れません。

自分がとても得意で簡単にできることを難しそうに装ったり、コントロールしたい対象の苦手なことを目の前でこなすなど、効果的に自分の優秀さがアピールできるような工夫も欠かさないでしょう。そうした努力もあって、コントロールフリークは周りの人をコントロールできるのです。

コントロールフリークになりやすい人の特徴

Analytics Computer Hiring - Free photo on Pixabay (473916)

コントロールフリークは当然ながら誰もが被害者というわけではありません。ふとしたきっかけで今まで普通に付き合ってきた人が加害者になることもあれば、あなたも知らないうちにコントロールフリークの加害者になって誰かをコントロールしてしまっているかもしれません。

では、どのような人がコントロールフリークになりやすいのでしょうか。コントロールフリークになりやすい人の傾向や特徴をまとめましたので、ご確認ください。

最初は親切で情熱的

Rose Bush Röschen Pink - Free photo on Pixabay (473917)

初対面の人と接する時、最初から素の自分で接することができる人もいれば、最初はどうしても良い部分を見せようと身構えて親切な自分を演出してしまう人もいるでしょう。どちらかといえばコントロールフリークへと変化しやすいのは後者のタイプです。

特に初対面の時から親切すぎる人は、コントロールするために警戒心を解いているだけの可能性もあります。最初から親切な人でもいきなり心を許し過ぎないように注意する必要もあるでしょう。

外面が良く頼りがいがある

Dog Friendship Nature - Free photo on Pixabay (473921)

初対面の時だけではなく、親しくなってからも良い雰囲気をまとっていて周りの人に頼られるという人も多いでしょう。もちろんそうした人たち全員がコントロールフリークになってしまうわけではありませんが、中には頼られる状況が気持ち良くてだんだんコントロールしたいという欲求が出てくる人もいます。

いつでも人に頼られていたいという気持ちから、周りの人を貶めて自分のことを頼らざるを得ない状況を作り出す人もいるでしょう。また、こうしたタイプは外面が良いので周りの人もコントロールフリークであることになかなか気付かないという厄介な一面もあります。

社会的成功者

Money Finance Mortgage - Free photo on Pixabay (473922)

社会的に成功していると言われている人たちは、周りに部下が多い環境にいます。そういった自分が優位な立場であることを維持したくて社会的な成功者を目指す生粋のコントロールフリークもいれば、いつの間にか成功して周りに部下が増えることでコントロールの快感に目覚める後天的なコントロールフリークもいるでしょう。

いずれにせよ、社会的な立場が高いと信用できると思われがちですが、立場と人格は決して比例しません。「あの人は周りの人に信用されているから信頼できる人だ」などの安易な判断はしないように注意しましょう。

トラブルの原因は常に自分以外の人間だと考える

Death Valley Scrubs Sand - Free photo on Pixabay (473923)

何か困ったことが起きた時に、解決策を考えるよりも真っ先に自分以外の人や環境に責任転嫁する方法を探してしまう人はあなたの周りにもいるのではないでしょうか。一見、気弱なようにも見える人なので人をコントロールしたいという欲望とは無縁だと感じる人も多いですが、責任転嫁しがちな人は自分が責任を負うことを巧妙に回避することで自分の落ち度を減らすタイプであることを忘れてはいけません。

周りの人への責任転嫁を続けていると、どんどん周りの人に対して貸しを作っているような気分になる場合もあります。そういう状況に慣れてしまうと、次第にコントロールフリークになってしまうこともあるでしょう。

弱い立場の人間を周囲に置く

Hands Raised - Free image on Pixabay (473924)

2 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪