2019年2月8日 更新

懐古厨の意味とは?彼らの心理と思い出補正の有無は?

ネットしているとたまに目にする言葉「懐古厨」一体どういう意味なんでしょうか。懐古厨は害悪なうざい存在?ゲームや漫画などのオタクカルチャーで使われる言葉?一体どういう心理で懐古厨になる?思い出補正とは?老害と同じ意味なのかこの記事では詳しくご紹介します。

目次

懐古厨の方がより限定的な意味

Lens Camera Focus · Free photo on Pixabay (54342)

このような意味合いを持つ老害と比較して懐古厨はどのような印象を受けましたでしょうか。両方とも「過去の時代を正義とする」という共通点がありますが、全くの同一語というわけではありません。

懐古厨は主にゲームや漫画などの作品、広くてもとある時代そのものに対しての礼賛を行い現代の作品、時代を批判する人物という意味合いであり、過去の時代の価値観を正義とする老害の大きすぎる受け皿とは違いより限定的な概念であす。

「老害」と言われている人の方が年齢層が高い

Adult Aged Blur · Free photo on Pixabay (54343)

そして老害と懐古厨には年齢にも差があると推測されています。懐古厨はネットスラングであり、ネットが当たり前になった00年代以降に普及した言語でもあるためまだそもそも若い概念であります。そしてネットを当たり前に使える世代という限定もできるため広く見積もっても60代程度までの人に適用される概念でしょうか。

それに対して老害は、現実社会に対して間違った古い価値観を持っている人物を指す言語であり、価値観の乖離は年齢を重ねれば重ねるほどに伸びていきます。なので老害の方がより年齢層が高いと考えられています。

老害はより深刻な意味で使われている

Dependent Dementia Woman · Free photo on Pixabay (54344)

懐古厨は対話・議論のシチュエーションにおいて邪魔になる存在に対して、老害は実際に生きている様々なシチュエーションにおいてストレスを与える悩ましい存在です。そのため老害はより深刻な問題として使用されている言葉でもあります。

懐古厨はあくまでその当人のスタンスの話であり、なおかつ趣味の内容で使われることが多いものです。確かに懐古厨から攻撃もされますが、思い切って無視するという選択肢もできます。しかし老害は主に実社会に存在しており、自分の生活を不安にする現行動を行うためより厄介です。

何とかしてほしい!老害と言われるケースとは

Despair Alone Being · Free photo on Pixabay (54357)

そのような深刻な被害をもたらしている老害。今まで様々な観点で悪いことを書いてきた懐古厨よりも甚大な被害をもたらしている老害の存在ですが、皆さんも一度は出会ったり巻き込まれたりしたことがあるのではないでしょうか。

駅やスーパー、バスや電車などの公共の場所であったり、会社や地域コミュニティなどで年上から現代に合っていない叱責や価値観の強制をされたことがあるかと思います。そんな老害の様々な被害例を幾つかのテーマにまとめてご紹介したいと思います。

順番が守れないなどのマナー違反

No Symbol Prohibition Sign · Free vector graphic on Pixabay (54349)

お店などの行列ではあまり見なくなりましたが、電車バスなど交通機関を待っている時順番抜かしをしたりします。そして降りてくる人の列をかき分けて自分だけ座れればいいという顔をして厚顔無恥を体現して堂々としています。

あれ、本当に腹が立ちます。駅やバスで明確に順番待ちの列がなく、なんとなくみんなが共通認識で順番をカウントしている場合がありますよね。あの場合老害とされる人はそれを並んでいないという認識を持ってしまいます。

おそらく本人は悪いことをしている認識がない。もしくは認識はあっても明文化されていないルールである裏をついてきているので本当にたちが悪いです。

セクハラやパワハラなどの感覚がない

Business Businessman Male · Free photo on Pixabay (54350)

2015年以降くらいからコンプライアンスの意識が社会全体で強まっていき、会社をどんどんとクリーンな活動をするように呼びかける法整備も進んでいる最中でもセクハラ・パワハラを平気で行います。

特に古株の芸能人や政治家の言動が取り上げられますが、実際の社会でも往々にしてセクハラ・パワハラが存在しています。例えばセクハラですが、昭和のテレビでは女性の胸が平気でオンエアされていました。

まだ昭和の時代は女性の露骨な性がオープンな場所でも取り扱っていいものとされていました。その時代に生きていた人はその時のそのオッケーだったという価値観をそのまま引き継いでいる。その上、テレビの世界がファンタジーでフィクションが溢れる虚実綯い交ぜのものだという前提を認識しておらず、最悪の状態のまま現代にタイムスリップしてきてしまったため、現代でも平気でセクハラを行ってしまいます。

経営の方法が保守的で現代に合っていない

Aged Elderly Macro · Free photo on Pixabay (54351)

本来の意味でもある実権を握ったまま退かない存在である老害は、自分たちの過去の成功例を遵守してすがってしまい現代の社会の流れに背いた行動を行ってしまいがちです。そして実権を握って実質上で指示をする側になったら、身の保身に走ってしまい、結果保守的で時代に取り残された企業の出来上がりです。

権力は腐敗するという思想家の格言がありますが、その通りで新陳代謝をしない会社は、よほどのカリスマ性ないし先見の明を持つ指導者がいない限り後退して行ってしまうのが世の常なのですが、それに気づきません。

何事も精神論で語る

Meditation Spiritual Yoga · Free image on Pixabay (54353)

そして老害は的確な指示を出せずに気持ちの問題で頑張れと指示します。そしてできなければ決まり文句、これを言ったら老害確定の言質「これだから最近の若者は」という言葉を言ってしまいます。

しかしこれに関してはある程度仕方なさもあり、老害と言われる人たちが受けた教育は、まだ現在ほど明確な内容を持たず気持ちで頑張れという精神論を軸にするものでもありました。そのためその当時の教育を受けた人たちは当然その思想が刷り込まれてしまっているため精神論でしかアドバイスができない老害になってしまいます。

なぜ怒りを買う?老害が許せない理由

Punch Fist Hand · Free photo on Pixabay (54361)

そんな今時の感性に対峙している古い感性・価値観で日々生活を送っている老害。そんな老害たちに対して我々はなぜ腹が立ってしまうのでしょうか?ダイバーシティをモットーとして新時代を目指しているのに人の価値観を否定するというのは、少しおかしさを感じます。

ただ、怒ってしまうには怒ってしまうなりの当然の道理が存在しているのです。それではなぜ我々は結局老害と言われる人たちに腹を立ててしまうのでしょうか。その理由を幾つか記載したいと思います。

自分のことを棚に上げてものを言うから

Woman Old Senior · Free photo on Pixabay (54364)

老害は自分の不都合なことには目をつむりがちで言い訳をしがちでこちらとイーブンの関係で対話をしようとしません。もちろん年長者であり、上司(だった場合)なのでイーブンの関係ではないのですが、自分のミスを簡単に下になすりつけようとする根性が許せません。

老害はあまりに上になってしまった立場に、知らぬうちに降りることができない失敗ができないと思い込んで、形骸的な上司のフリだけしてそれでオッケーという態度もしているからたちが悪いです。仕事は働いた分だけお金をもらうべきなのに、働いたフリをしてお金を稼いでいる人がいると、身を粉にして働く社員のモチベーションは低下してしまいます。

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