2019年2月8日 更新

懐古厨の意味とは?彼らの心理と思い出補正の有無は?

ネットしているとたまに目にする言葉「懐古厨」一体どういう意味なんでしょうか。懐古厨は害悪なうざい存在?ゲームや漫画などのオタクカルチャーで使われる言葉?一体どういう心理で懐古厨になる?思い出補正とは?老害と同じ意味なのかこの記事では詳しくご紹介します。

目次

過去を美化する

Time Clock Head · Free image on Pixabay (54305)

懐古厨と定義される人物は過去を美化する特徴があります。自分が一番好きだった、また自分がハマるきっかけとなったものがある時代を一番崇高と見做してしまいます。

例えば、ゲームでも現代まで続くシリーズものは沢山あります。RPGで言えばドラクエ・ファイナルファンタジーなどが王道でしょうか。それも創世記のファミコン時代のものがいいと断定しています。

それは友達とプレイできてきた。幼少期のためそれにだけのめり込む事ができたなどの様々な外的要因もあってのことですが、その思い出をひきづってしまい圧倒的な美化を行ってしまいます。

変化を嫌う

Crazy Irate Angry · Free photo on Pixabay (54306)

そして懐古厨は変化を嫌うという特徴もあります。これも、自分が一番好きだったものに対して、そのままであってほしいという思いです。

例えば、音楽でもアーティストが様々なノウハウや新しい技術を身につけた結果、今までにない演奏スタイルであったり曲調に挑戦しても「自分の好きな〇〇じゃない!」と徹底的に批判してしまいます。

本当に好きならば、変化を肯定的に捉えれますが、懐古厨は変化を改悪だと見做して、自分が好きだったあの瞬間を永遠にラベリングしてしまいファンとは言えない行動をとってしまいます。

新しいものを根拠なく拒絶する

No Negative Cards · Free image on Pixabay (54310)

また懐古厨は新しいものを根拠なく拒絶したりもします。それも全くの根拠がないので驚きます。「新しいものはダメだ!あの状態こそがあるべき姿なのだ!」というのですが、それがなぜなのかという説明のロジックは全くできていないから驚きです。

これも、自分が一番好きなものが一番だ!という側面も当然あるのですが、新しいものに対して食指を伸ばせていなかったり、また理解できなかったりした悔しさからも発せられている言動のためたちが悪いです。

新作好きの人など意見が合わない人を馬鹿にする

Business Businessman Male · Free photo on Pixabay (54311)

そして懐古厨の人物は、新しいものを根拠なく拒絶する上に、新作が好きな人であったり自分と意見が対峙するような人物を議論の余地なしと見做して馬鹿にしたりもします。

これも先ほどと同様で、自分の一番好きなものこそが一番だ!という思い込み+新しいもの、自分が門外漢になる意見に対しての知識がないこと、議論になると対話する事が出来ないから、最初に強く攻撃して自分を大きく見せてしまいがちになってしまうのです。

自分の趣味や意見をやたらに主張する

Angry Man Point Finger · Free photo on Pixabay (54312)

そんな新しいものや自分が理解できないことに対して最初から聞く耳を持たずない懐古厨は、自分の趣味や意見はやたらと声高に主張をしたりします。これも自分がわからないものは最初から切り捨て、自分の大好きなものこそが至高という価値観の元に成り立っている側面もありますが、別の側面もあります。

そもそもネットでのラベリングである懐古厨で、ネットの対話というのは多対多であり、現実社会のような一対一、ないし少数で自分の意見がきちんと言える伝わる場所ではないのです。

なので、言葉の意味がまっすぐ伝わらなかったり、会話のスピードについていけなくなってしまうなどで会話を諦めてしまい、最初から自分の主張したいことのみをいうという思想に至っている人も散見されます。

うざい!なぜ懐古厨は嫌われるのか

Question Mark Why · Free image on Pixabay (54313)

さて、散々懐古厨という存在について記載してまいりましたが、皆さんが思った印象はいかがなものでしょうか。おそらく好意的なものではなく、その逆「嫌い」というネガティブなものではないでしょうか。

実際に自分がネット上で懐古厨と出会った場合、「うざい」とつい思ってしまわれるでしょう。その「うざい」と思わせる懐古厨。そのうざさのはっきりとした正体はいったいなんなのでしょうか。懐古厨の言動や主義主張をより細かくまとめていきます。

新しいものをよく知らないのに批判するから

Idk I Don'T Know Texting Social · Free photo on Pixabay (54314)

何でもかんでも知りもしないのに批判する人、いらっしゃいますよね。「こんなのどこがいいねん」と最初から理解を示そうともせずに、最初から否定ベースでも考えている。そのスタンスが人間的に魅力に欠け「様々なものへの探究心の欠けたつまらない人間だな」と思わされます。

懐古厨の古いを賛美したいがために、現在を比較のためだけに使用して知りもしないのにこき下ろすというスタンスがそこに見え隠れしています。よく吟味した上での比較は成り立つのですが、浅はかな「現在のイメージ」や聞きかじった情報で批判するその姿勢が気に食わない人が多いのです。

聞いてもいないのに意見を押し付けてくるから

Angry Man Point Finger · Free photo on Pixabay (54317)

皆さんの周りでもきっといらっしゃるでしょう。聞いてもいないのに「絶対〇〇にした方がいい」とか「今日は〇〇に行くから付き合って」などとその人の意見をその周りに押し付けてくる人が。そういった人の強さに助かったこともありますが、迷惑することもその倍あります。

そんな邪魔な存在が、まして素性もわからないネット上で、どこから湧いて出たのかわからない根拠も乏しい意見を押し付けてこられたら「もういいや」とコミュニケーションを断絶したくなります。

人の好きなものを平気でけなしてくるから

People Knife Stabbing · Free photo on Pixabay (54319)

懐古厨のみならずな話ですが、ネット上では自分の素性を明かさなくてもコミュニケーションを取れるという観点から、実社会では即座非難されるような攻撃性を孕んで書き込む人物が散見されます。

その攻撃性の方向が、懐古厨と同じジャンルの新規もしくは未知のものであった場合、懐古厨は「〇〇やってる人は頭がおかしい」(柔らかい表現)などと平気で言ってきたりします。

自分が誰でもない人間としてネットをやっている考えの延長線上で、相手のことを未だ実体の見えないもの=コンピューター、ないし攻撃しても平気な存在だと認識している人がいるのが現状です。

感覚が古いから

Man Person Frustration · Free photo on Pixabay (54321)

現代社会でとくに問題視されているのはハラスメント。これもお互いの価値観に大きなズレがあるためにコミュニケーションがうまくいかず起こってしまう問題です。そこに留意してコンプライアンスを徹底しようという認識になってきているにもかかわらず、時代感覚と合わない問題発言が日々ニュースになっています。

昔の時代で隆盛を極めた人、ないしその時代を賛美する人にありがちなのが、その時代の感覚を正解にしてアップデートを行わないこと。そのため、懐古厨=昔を礼賛する人はその時代の価値観に囚われ、またそのアップデートされていないことにより少数派となった現状を「特別な人物になった」という誤認も行ってしまうので、もう取り返しがつかないほどやっかいです。

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