目次
- ブラッドタイプハラスメントとは?
- ブラッドタイプハラスメントの言葉の歴史
- 言葉の生みの親
- 心理学者サトウタツヤの調査結果
- 事件や裁判事例があるって本当?
- ブラッドタイプハラスメントの原因
- 血液型診断を信じるのは日本人だけ?
- 海外での報道について
- 血液型による一般的なイメージやブラハラの例
- A型
- B型
- O型
- AB型
- ブラハラの知名度
- ブラハラは人種差別にも関係が深い
- 血液型による性格診断は正しい?
- 科学的に肯定されていない
- 放送倫理・番組向上機構の注意喚起
- むやみに血液型を聞くのはNG!
- 日本人が血液型診断を信じる理由
- 当てはまることだけが記憶に残る
- 相手を選ばず話題にできる
- バーナム効果
- 一時期、本が流行した
- ブラハラの被害にあった人の意見
- 自分の血液型を言い出しにくい
- 血液型だけで判断されたくない
- 血液型を話題に出す場合の注意点
- 血液型で判断しない
- イメージに囚われない
- 良いイメージを活用する
- 日本人の性格は4種類に分けられない!
日本人が血液型診断を信じる理由
via pixabay.com
海外ではあまり重要視されていない血液型診断ですが、なぜ日本人はここまで血液型診断を好み信じるのでしょうか。
当てはまることだけが記憶に残る
via pixabay.com
個人の性格や人格は育ってきた環境が大きく、血液型が性格に影響することはないとなんとなく思っていてもなぜここまで信じてしまうのでしょうか。
例えば、一緒に仕事をしている人がとても責任感が強くて、几帳面な人だったとします。たまたま血液型の話になりその人の血液型がA型だとわかったとしたら「あっ、A型の性格に当てはまっている」と感動しそれがずっと記憶に残ります。逆に几帳面なB型の人がいても「B型なのに珍しいな」と流してしまうこともあるでしょう。
人間は、一般的に当てはまる事柄は記憶に残りやすく当てはまらない事柄は例外として除外して記憶には残らない性質があり、血液型診断はまさにその性質が積み重なり信じているのではないでしょうか。
例えば、一緒に仕事をしている人がとても責任感が強くて、几帳面な人だったとします。たまたま血液型の話になりその人の血液型がA型だとわかったとしたら「あっ、A型の性格に当てはまっている」と感動しそれがずっと記憶に残ります。逆に几帳面なB型の人がいても「B型なのに珍しいな」と流してしまうこともあるでしょう。
人間は、一般的に当てはまる事柄は記憶に残りやすく当てはまらない事柄は例外として除外して記憶には残らない性質があり、血液型診断はまさにその性質が積み重なり信じているのではないでしょうか。
相手を選ばず話題にできる
via pixabay.com
老若男女問わず血液型については話題にしやすいです。住所や電話番号、生年月日のようなかっちりとした個人情報でもなく、もっと相手を知るためや仲良くなるために血液型を聞くことはよくあります。
ブラッドタイプハラスメントという言葉があるにも関わらず、相手の血液型を聞いて、血液型の持つイメージについてあれやこれや話すことはよくあることです。年齢や性別が異なっても「〇型は〇〇なイメージ」のような先入観は誰もが持っているため、話題にしやすいのでしょう。
ブラッドタイプハラスメントという言葉があるにも関わらず、相手の血液型を聞いて、血液型の持つイメージについてあれやこれや話すことはよくあることです。年齢や性別が異なっても「〇型は〇〇なイメージ」のような先入観は誰もが持っているため、話題にしやすいのでしょう。
バーナム効果
via pixabay.com
日本人が血液型診断を好み信じてしまう要因としてバーナム効果が挙げられます。バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような性格の特徴などを言われたときに、「当てはまっている」と勘違いを起こす心理学における現象です。
「あなたは明るくていつも周囲に人が集まってきますね。でも、1人の時間も大切にしたい人です。」「いつもは強がっているけれど、傷つきやすい一面もあります。」などと言われて「あっこの人は、本当の私を理解してくれている」と思ってしまうことがバーナム効果です。
血液型診断も同様です。「A型の人は真面目で几帳面」とされていて、それをA型の人はぴったり当てはまっていると思い込みます。しかしよく考えれば真面目で几帳面な面は多くの人に該当していることなので、A型特有の特徴とは言えませんよね。これがバーナム効果だと言われています。
「あなたは明るくていつも周囲に人が集まってきますね。でも、1人の時間も大切にしたい人です。」「いつもは強がっているけれど、傷つきやすい一面もあります。」などと言われて「あっこの人は、本当の私を理解してくれている」と思ってしまうことがバーナム効果です。
血液型診断も同様です。「A型の人は真面目で几帳面」とされていて、それをA型の人はぴったり当てはまっていると思い込みます。しかしよく考えれば真面目で几帳面な面は多くの人に該当していることなので、A型特有の特徴とは言えませんよね。これがバーナム効果だと言われています。
一時期、本が流行した
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実は数年前、「〇型の取扱説明書」という本が流行しました。血液型だけではなく「長男の取扱説明書」のように、人を属性でカテゴライズして、その人の性格や対人関係の特徴を紹介するような本が爆発的に売れたのです。
当時、完全に信じている人は少なくても、話題性があったため多くの人が購入して目を通しました。現在ではそういう本を見ることは少ないですが、そういう流行もブラッドタイプハラスメントの広がりに貢献してしまったと言われています。
当時、完全に信じている人は少なくても、話題性があったため多くの人が購入して目を通しました。現在ではそういう本を見ることは少ないですが、そういう流行もブラッドタイプハラスメントの広がりに貢献してしまったと言われています。
ブラハラの被害にあった人の意見
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「なんでもすぐにハラスメントにする」というような意見もありますが、中には血液型の話題で嫌な気分になった人もいます。そのような人たちの意見をまとめました。
自分の血液型を言い出しにくい
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・今、休憩室でB型の悪口になっているから自分がB型だと言い出しにくい
何気なく血液型の話をされていて、それが自分の血液型だと言い出しにくいですよね。特にあまり良く言われていない時だとなおさら言い出しにくいですし、会話に入ることも避けてしましますね。
・そもそもいいイメージのないAB型だから自分の血液型を言いたくない
多数派のA型やO型と比較して少数派のB型やAB型の人は血液型を打ち明けた瞬間にマイナスイメージを言われることがわかっているので進んで言いたくはないようです。
何気なく血液型の話をされていて、それが自分の血液型だと言い出しにくいですよね。特にあまり良く言われていない時だとなおさら言い出しにくいですし、会話に入ることも避けてしましますね。
・そもそもいいイメージのないAB型だから自分の血液型を言いたくない
多数派のA型やO型と比較して少数派のB型やAB型の人は血液型を打ち明けた瞬間にマイナスイメージを言われることがわかっているので進んで言いたくはないようです。
血液型だけで判断されたくない
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・仕事をミスなくこなしてして「A型だから慎重でミスがない」と言われると辛い
ミスをしないように努力しているのは自分自身でそこには血液型は関係ないと感じている人は多いです。プラスのことも血液型のおかげだと言われるのは違和感ですね。
・O型だからおおらかだと言われるけど、本当は小さいことも気にするタイプ
本当の自分と血液型からくる性格のイメージとのギャップに悩む人は多いです。「〇〇型だからこう」ではなくて目の前の自分を見てほしいですよね。
ミスをしないように努力しているのは自分自身でそこには血液型は関係ないと感じている人は多いです。プラスのことも血液型のおかげだと言われるのは違和感ですね。
・O型だからおおらかだと言われるけど、本当は小さいことも気にするタイプ
本当の自分と血液型からくる性格のイメージとのギャップに悩む人は多いです。「〇〇型だからこう」ではなくて目の前の自分を見てほしいですよね。
血液型を話題に出す場合の注意点
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ブラッドタイプハラスメントという言葉があり、ブラッドタイプハラスメントを感じる人がいる中でどのようなことに注意して血液型に関する話題をしていけばよいのでしょうか。
血液型で判断しない
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会話が途切れた時や、もっと話を膨らませたいなど軽く血液型を聞くことは悪いことではありません。しかし、血液型だけでその人のすべてがわかるわけではありません。
血液型を聞いてすぐに「○○型だからそういう性格なのね」「○○型と○○型は合わないから私とあなたは合わない」などと言うことはやめましょう。
血液型による性格のイメージよりも目の前にいる人の行動や言動をしっかりと見極めてその人を判断することが大切です。
血液型を聞いてすぐに「○○型だからそういう性格なのね」「○○型と○○型は合わないから私とあなたは合わない」などと言うことはやめましょう。
血液型による性格のイメージよりも目の前にいる人の行動や言動をしっかりと見極めてその人を判断することが大切です。
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