2019年7月17日 更新

パリ症候群の症状とは?日本人女性が陥りやすい原因と改善方法

日本人のためにつくられる日本の報道は、海外の反応とは違います。特にパリは、女性にとって特別であるような報道のされ方をしますが、信じて暮らしてみると「こんなはずではなかったのに」は、珍しくない海外生活あるあるで、それが『パリ症候群』と呼ばれるものの正体です。

目次

若い頃は、だれでも夢見がちで現実的ではありません。そして、ようやく自立できるようになる20~30代で「憧れの場所で暮らしてみたい」と思いがちです。

その時に温めてきた情報がある場所がある場合、どうしても憧れをもってそこに行ってみたいものです。世間知らずの若者は怖いもの知らずです。「ここに行けば自分の夢がかなえられるはず」と全体重をかけてそこへ向かいます。

それが、日本の情報を左右する「日本が憧れるアメリカ」がつくった情報だったと知るのは、憧れの場所に住んでからです。

流行に敏感

People Women Talking - Free photo on Pixabay (479247)

日本がこんなにも「トレンド」や「流行り」に振り回されて生きなくてはならないのは、もちろん「日本が憧れるアメリカ」がそうだからです。その選択こそ正しい生き方だと刷り込みがあることに気が付いていません。

お金を回すことが「トレンド」や「流行り」の罠です。そして「トレンド」や「流行り」はお金で買われてから提供されるものなので、本当に流行っているのかどうかは誰にもわからないまま「赤信号、みんなで渡れば怖くない」精神好きな日本人は「みんながするからする」のが好きです。

情報や他者に流されやすい

Woman Sisters Siblings - Free photo on Pixabay (479251)

海外から見れば、日本の情報はかなり偏って左右されていることが見えます。ですが、偏って情報操作されることによって日本が安全でいられる理由もわかります。

日本に言論の自由はありますが、日本人が好きな「義理人情」を駆使することで、あえてそれを使わせないようにすることも簡単です。「義理人情」の中で、ひとり勝手に「言論の自由」を訴えると変な人に見られます。

そして、「みんながするからする」日本人が好きな「トレンド」は誰かが買って発信するものです。「これは流行りだ商法」なので、ある一定期間だけ流行っても流行らなくても「流行り」になります。

思い込みが激しい

Young Woman Female - Free photo on Pixabay (479253)

好きなものは何度も見ていたい浸っていたいものです。ですが、現実を見ないままでは「夢や幻」です。マスメディアがつくる情報は、誰かに入るお金の情報が操作されてつくられているものです。ほとんどが真実ではありません。

パリの情報も「日本人が思うパリ像」を壊さない方が、入ってくるお金が増える人がいるから情報操作されるのです。なので、誰かの利権のせいでつくられた情報のテレビや映画や雑誌を見過ぎたまま現地に行くと、もれなく『パリ症候群』にかかってしまいます。

パリ症候群の治療・改善方法

Paris France Eiffel - Free photo on Pixabay (479256)

『パリ症候群』は不治の病ではないので、治療法・改善方法はあります。といっても「現実を見るだけ」という方法です。夢を見続けることが悪いのではなく、『パリ症候群』にかかってしまった根本を正そうというだけです。

人は霞を食べて生き続けられないように、どんな美しい人でもトイレに行き、おならをすることがあるように、パリにも日本にも、素敵だと思うところそうではないところなどの現実があります。それを知って落胆しないようにするだけです。

日本と比較しない

Paris France Palais Du Luxembourgh - Free photo on Pixabay (479259)

「みんながするからする」のが当たり前で、そのことが好きな日本人は、とにかく何でも比べたがります。「普通」や「平均値」を知りたがり、自分が「普通」と思いたがったり「平均値」に近づいていたいと思うのも日本独特です。

「他人は他人」と思うことが極端に少ない民族性の日本人は、なにかと人目を気にしがちです。「自分は自分」「違いを楽しむ」というように意識を変えなければ、いつまでも批判めいた考えを持ち続けなくてはならないのでつらくなります。

やることの優先順位・スケジュールをたてる

Postcard Letters Old - Free photo on Pixabay (479260)

やるべきことをはっきりさせたり、優先順位をつけることで、スケジュールを組むことができます。そうすることで、余計な情報が入ってこずに自分の計画を進めていけます。

人は暇だから余計な物事に気が付きがちで、なんなら自分で「どうでもよい情報」を持ってきて、自分で困りだしたりします。パリに来た理由をしっかり思い出して行動することで時間を有効に使えます。そうすることで「よく考えればどうでもよい情報」に振り回されなくてすみます。

短期的ではなく長期的な目標をたてる

Wine Cheese Bread - Free photo on Pixabay (479265)

「一度来てみたかった」ではなく「一度暮らしてみたかった」で始めたパリ暮らしは、短期的目標ではなく長期的目標を持って暮らす方が、物事にリラックスして取り組めます。

ジタバタしてももう遅いんです。なので「もう来てしまったんだから、逃げずに向き合っていこう」と気持ちを切り替える方が、得るものも大きくなります。

生活は旅行とは違って当たり前です。違うから嫌だといって逃げてばかりいても、後で「良かった」と思えるチャンスを逃がしてしまうだけです。

頑張り過ぎない

Syringe Pill Capsule - Free image on Pixabay (479221)

日本の美学に「耐える、忍ぶ」というものがありますが、もちろん海外では違います。『ルーズ』が当たり前です。

日本では、電車は秒刻みで時刻表通り駅につきますし、人との待ち合わせで「10分前行動」として時間より早く着くのが当たり前です。どの業者も依頼した日時に来てきっちり仕事を終えてくれますし、どんな店に入っても「お客様は神様です」扱いしてくれます。

そんな生活に慣れていると、逆に、人間にも感情があることを忘れていることに気が付かせてくれます。

帰国する

Airport Transport Woman - Free photo on Pixabay (479307)

誰にでも、どんなものにでも『相性』というものがあり、どうしても馴染めないものはあります。それが憧れを持って暮らし始めたパリなら、日本に帰国すればよいだけの話です。難しく考える必要はありません。

「自分が憧れていた人と現実に会って友達にまでなると、思っていたような人ではなかった」ということは珍しいことではありません。日本人は「成し遂げなければ素敵ではない」と思いがちですが、成し遂げなくても構いません。嫌なものは手放してよいのです。

パリ症候群の予防方法

Eiffel Tower France Paris - Free photo on Pixabay (479133)

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