2019年10月19日 更新

左右盲の特徴と原因は?セルフチェックする方法と治し方も

左右盲とは、大人になっても右と左を区別するのが苦手な人のことを言います。発達障害と言われることもありますが、その原因はなんでしょうか。左利きの人に多いなどの特徴があるとも言われているのが左右盲です。セルフチェックしつつ、該当する人は治し方も試してみましょう。

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Rings Jewellery Wedding - Free image on Pixabay (95009)

左右盲の人は、一つの目印だけではそれがなくなった時に困ってしまうこともあります。腕時計だけではなく、なかなか外す機会がない結婚指輪なども活用して目印にしていきましょう。腕時計や指輪では他の人と重なってしまう可能性もあるので、職場の規定で問題がないのであればミサンガなどもおすすめです。自分なりの目印を作っておきましょう。

コンビニがある方が右(左)

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たとえばルート営業など、毎日同じ道を通る人にとっては建物なども左右の目印の一つになります。「この道はコンビニがある方が右」や「この交差点をコンビニが見える方向に曲がったら、次は歯医者がある方が右」のように建物を目印にしています。

そのため、同乗者とは違和感なく左右についての話をすることもできますが、たまたま工事があっていつもと違う道を通らざるを得ない場合やコンビニなどが廃業すると、普段と同じように左右の区別がつかなくなってしまうこともあります。
Ford Mustang V8 - Free photo on Pixabay (95014)

道路状況はいつ変わるか分からないものですので、車内に何か目印をつけるのもおすすめです。「左右」と書いたシールを貼るのは恥ずかしくても、ちょっとしたおまもりやぬいぐるみなら他の人には車内のインテリアに見えるでしょう。指輪や時計と同じように、自分が長い時間を過ごす場所には自分なりの目印をつけておくと安心します。

左右盲の人は左利きが多い?左右盲の原因

Question Marks Punctuation Symbol - Free image on Pixabay (93276)

先ほど紹介したように、左右盲の原因として利き手を矯正したことが原因になっている場合があります。しかしながら左利きに矯正した人や、本来左利きだったのに右利きに強制した人が全員左右盲なわけではありません。同じように、最初から右利きだった人にも左右盲の人はいます。

左右盲になる人は、どのような原因が考えられるのでしょうか。左右盲になりがちな原因を紹介していきます。

左利き(利き手を矯正した)

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左右盲になる原因として一番よく知られているのが、利き手の矯正です。先ほど解説したように「使いやすい方の手が左手」などの覚え方をしていたのが、利き手を矯正することで「使いやすい方の手が右手」になってしまうと左右盲になってしまいがちです。

成長してから自分の意志で利き手を矯正した場合は一時的に左右盲になっても時間の経過とともに治っていくこともありますが、自分でも覚えていない小さい頃に利き手を矯正されてしまった場合は大人になってからも左右盲が治りづらいと言われています。

感覚的に理解できない

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物事を感覚的に覚えるのが苦手で、全て論理的に説明をつけたい人にも左右盲の人が多いと言われています。普通の人は感覚的に右と左を理解していますが、論理的な説明が好きな人は「なぜ右なのか」などと考えているうちに深みにはまってしまいます。

現在は左右の区別に支障がない人も、考えすぎることで左右盲になってしまう可能性があります。論理的な考えが好きな人も、感覚的に理解した方が良いと判断した場合は感覚的に物事を覚えていくようにしましょう。

人や物など不確定な事を目印に左右を覚えてしまった

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左右盲の人は左右を区別するために時計やコンビニなどを使う人も多いですが、もともと幼少期からその癖があった人は大人になってからも左右盲が治りづらいと言われています。

小さい頃、「お母さんが座っている方が右」や「目覚まし時計がある方が右」のように覚えていた経験はないでしょうか。人や物など、動く可能性がある不確定なものを指標に左右を覚えた場合は左右盲になりがちです。周りの子どもがそのように覚えている場合は注意してあげるのも良いでしょう。
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何か目印を覚えて覚える方法でも「自分が北を向いている時に東の方向が右」といった不変のものを目印にすることで混乱するリスクを減らすことも可能です。東西南北が認識できる左右盲の人は、方角を一つの指標にしてみても良いのではないでしょうか。

さまざまな情報が原因で頭が混乱する

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頭の中で色々な情報を処理するのが苦手な人も、左右盲になりがちだと言われています。「運転中に自分が知っている道やカーナビが指示している以外に同乗者の声で右折や左折と言われたくない」と感じている人や「音楽を聴きながら小説を読めない」など、二つ以上のことを同時進行するのが苦手な人が例として挙げられます。

情報処理が苦手ですので、左右だけではなく他のことでも混乱してしまうこともあります。自覚がある人は、余裕を持って考える時間を作れるように意識していきましょう。

「左折」「右折」の音読みがピンとこない

Cat Feline Domestic - Free photo on Pixabay (93281)

「右(みぎ)」や「左(ひだり)」という言葉はすぐに理解できるのに「右折(うせつ)」や「左折(させつ)」などと音読みになった時にだけ区別が苦手になるタイプの左右盲の人もいます。

耳で聞く「みぎ」や「ひだり」という音によって左右を判別しているため、違う読み方の時に頭の中で漢字を思い浮かべて方角を判断する時間が必要になってしまうのが理由だと言われています。しかしながら、何度も「う」や「さ」という読み方に慣れることで改善されていくこともあるので安心しましょう。

普段から自分でも意識して「右に曲がってください」ではなく「右折してください」などと使うことで改善しやすくなります。

左右盲の人に向いていない仕事

Conference Room Table Office - Free photo on Pixabay (93282)

速く走るのが苦手な人が陸上選手に向いていないように、左右の区別をつけるのが苦手な左右盲の人にも残念ながら向いていない仕事があります。左右盲の人はどのような仕事に向いていないのでしょうか。

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