2019年5月26日 更新

LGBTに生産性はないのか?杉田水脈の発言の問題点と今後への示唆

皆さんは「LGBTは生産性がない」という発言を覚えていますか? 杉田水脈議員の発言で、多くのメディアで取り上げられLGBTの人たちがデモを起こすなど大きな問題になりました。 今回は杉田水脈議員の主張や肯定派、否定派の人の意見を詳しく解説していきます。

目次

社会全体の役に立つのか

Picnic Outdoors Group - Free photo on Pixabay (294939)

杉田水脈議員は、生産性がない人たちのことを、社会の役には立たないと思っているようなのです。
先ほどからお話してお分かりかと思いますが、子供を産んだ経験のある杉田水脈議員にとって子供を産まない人というのは社会に何も貢献していないという考えなのです。

しかし、生産性がないと杉田水脈議員が言いましたが。生産性がない人でもきちんと税金を納めており、役に立っていいるか立っていないかで言った場合には、杉田水脈議員のお給料もその人たちが頑張って働いて払った税金で支払われているために役に立っているといえます。

しかし、知識不足の中で自信満々に「生産性がない」と言ってしまったために、いろんな人を傷つけてしまう形になってしまったのです。

杉田水脈議員の主張

Woman Girl Portrait - Free photo on Pixabay (294945)

今までの解説などで分かっていただけたかと思いますが、杉田水脈議員というのは自分が日本を変えていくという気持ちが他の議員に比べて非常に高い傾向にあります。

なので、議員に復活する前もメディアなどで話題になるような発言をいくつかしています。
これは議員に戻りたい、自分は日本のために動いているというアピールでもあったはずです。

意外と知られてはいませんが、杉田水脈議員の発言のほとんどがSNSなどで炎上したりすることが多いくらい、過激な発言などが多いのです。

今回はそんな杉田水脈議員が今までに主張してきた内容をすべて解説していこうと思います。

同性愛の子供の自殺率の高さ

Woman Desperate Sad - Free photo on Pixabay (294947)

平成27年のネット配信番組で、杉田水脈議員は「同性愛者の子供は、普通に恋愛して生まれた子供に比べて自殺率が6割高い」という発言をしています。

この映像は翻訳されて、世界中に配信されることとなりましたが、日本での反響も大きかったですが、海外の反響も日本以上に大きかったのです。

また反響があったのは発言だけではなく、この発言をしたときに杉田水脈議員が高笑いをしながら話をしている様子からあまりにもひどすぎると批判が上がったのです。

しかし、杉田水脈議員が言ったことは本当に正しいものだったのか気になる人も多いはずです。
実は、この根拠はどこにもないのです。

実際に調査した団体も人もおらず、ただの推測を杉田水脈議員が言ったものなのです。

LGBTが差別を受けているという明確な根拠の乏しさ

Adult Beard Face - Free photo on Pixabay (294948)

この発言というのは、杉田水脈議員が「生産性がない」という言葉で話題になる前に発言した内容です。

「世間では最近、LGBTの人たちの差別をなくそうという傾向にありますが、本当にそんなに差別を受けているか分からない。自分は知り合いや友人がレズビアンであったりしても気にならない。」

こういった、LGBTであっても自分は絶対に差別はしないと発言しています。
しかし、実際にLGBTの人たちが生活している中で、自分がゲイであることを隠して生活しなけれないけなかったり、実際に差別されたという人も多くいます。

国会議員の発言というのは、他のひとの発言に比べるととても影響力のあるものです。
ですので、自分の考えだけで発言してしまうとこのように批判を受ける結果となってしまうのです。

税金を投入するに値する問題なのかという点

Real Estate House Purchase - Free photo on Pixabay (294949)

これは生産性がないと杉田水脈議員は発言した月に、雑誌の取材で杉田水脈議員は発言した言葉です。

「子供を作るための不妊治療や子供の支援などには税金を使う必要があると考えるが、LGBTの人たちは小祖茂を作ることができないので、そこに税金を使うことに疑問がある。しかしメディアがLGBTの人たちのことを取り上げるので、人気取り政策になってしまう。」といった内容です。

つまり、子供を作らないLGBTの人たちに税金を使うことは私は反対だと発言しているのです。
しかし、実際のところLGBTの人たちに直接税金を使うといったケースは少ないので、この発言には矛盾を感じる部分でもあります。

またこの雑誌の取材でも、「生産性がない」という発言をしており話題になっています。

何でも国・行政に頼ろうとする事案が頻発するという懸念

Divorce Separation Marriage - Free photo on Pixabay (294952)

これも「生産性がない」発言の時に、雑誌の取材で杉田水脈議員は言った言葉なのですが、これはLGBTの人たちが自分たちに頼られてしまっては困るという意味を込めているようなのです。

しかし、実際のところLGBTの人たちが国に大きく頼ろうという意識はあまりありません。
自分たちで団体を作り、住みやすい場所や、素直に話せる場所というのを国に頼らずに作っているのが現状なのです。

自分たちの力で道を切り開いていこうという意識が強い傾向のために、この発言は知識不足を自分でさらしてしまった恥ずかしい発言だとも言えます。

少子化対策と逆行する

Kid Child Portrait - Free photo on Pixabay (294954)

これもまた、雑誌の取材や自身のSNSなどで発言した言葉です。
メディアなどでLGBTについて多く取り上げれば取り上げるほど、LGBTの人たちに憧れを抱く人も増えてしまい普通に結婚を望まない人が増えてしまうので少子化に逆行しているといった内容でした。

この内容に、一部のLGBTの団体は正式な抗議文を出しています。
自分たちは、同じLGBTの人たちが窮屈に生きないように活動をしてきただけなのに、これでは今までの活動が無駄になってしまうといった内容でした。

確かに、同性愛者が増えてしまえば子供を作る人が少なくなるのかもしれません。
しかし、杉田水脈議員がいうほどそんなに深刻化している問題でもなく、なぜここまでLGBTの人たちを傷つけるようなことを言うのかは疑問に残る人も多いはずです。

被害者ビジネスへの警鐘

Laptop Office Hand - Free photo on Pixabay (294956)

杉田水脈議員というのは、すべての税金が子育て支援に使ってほしいといわんばかりの発言を繰り返している傾向にあります。

その代表的なものとして「障がい者支援は不要」と発言してみたり、障がい者支援は弱者ビジネスという名前を付けて「このままいくと日本は弱者ビジネスに骨の髄までしゃぶられてしまう。」という過激な発言をしています。

しかし、税金はすべての国民に使う必要があるお金です。
先ほどもお話ししましたが、もちろん杉田水脈議員のお給料だって税金なのです。

この発言ははやはり、批判が多くあがっています。
普通であれば、このまま発言撤回なのをするものですが、この杉田水脈議員は全く自分の考えを変えないのが特徴なのです。

男女平等思想への反対

Couples Self Wedding Marriage - Free photo on Pixabay (292994)

杉田水脈議員は、男女差別撤廃条約や男女共同参画社会基本法をなくすように国会で提案しています。
ちなみに国家差別撤廃条約や男女共同参画社会基本法というは男女が平等に尊重しあい生活していくための法律です。

しかし、なぜ杉田水脈議員はこのような提案をしているのか皆さんは理解できますでしょうか?
実は、杉田水脈議員は今の女性差別という現状を把握していないのです。

例えば、男性しか就けない仕事があったり、女性は違う仕事を任されてしまったり、家事は女性がするものという考えがまだなくなっていなかったりすることを杉田水脈議員は知らないのです。

国会でこのような提案をしたときに、もちろん批判が出ました。
その時には、お互いに男女が尊重し合える世の中を望みますと、どっちが本当の意見なのか分からない発言をして自己完結してしまったのです。

夫婦別姓への反対

Wedding Para Couple Young Married - Free photo on Pixabay (293045)

杉田水脈議員は、国会や自身のブログなどで夫婦別姓を猛反対しています。
夫婦別姓というのは、結婚した時に普通は男性もしくは女性どちらかの名字に変わるところを、夫婦で別の名字にすることをいいます。

外国などでは、夫婦別姓というのは当たり前に行われていることですが、日本ではまだ認められていません。
これは、女性が働くようになり男性の名字になってしまうと支障が出てしまうということから、別姓を希望する人が増えたので国会でも議題になっています。

もちろん別姓を希望人にも考えなどがあるのですが、杉田水脈議員は全く耳を貸さずに反対という言葉だけを述べています。

また夫婦が同じ苗字になることで実際に仕事に支障が出てしまったという人の意見に対しては、あなたの仕事はその程度のものと過激な発言をしています。

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