2020年10月29日 更新

ストレスフルの意味とは?ストレスフルの悪影響とその改善方法

あなたはストレスを抱え込んでいませんか?忙しい毎日、複雑な人間関係…、今の世の中にはストレスフルな状況をもたらす要因があふれています。今回はまずこのストレスフルという言葉の意味や対義語を説明し、その後でストレスフルな環境が与える影響などについて考察します。

目次

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登校拒否やひきこもりなど、深刻な問題を抱えている学生たちが増えています。ここでは、現代の学生たちがストレスフルになる原因について考察していきます。

いじめを受ける

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学生たちにとってストレスフルになる最も大きな、かつ最も深刻な原因はいじめではないでしょうか。年々陰湿化し、またその手口が巧妙化していくいじめは、いじめられる学生はもちろんのこと、いじめる側に引き込まれてしまった学生たちも大きなストレスを抱え込んでしまいます。

いじめは陰湿で重たいストレスの連鎖を生みます。いじめは、いじめられている学生といじめる側の学生だけでなく、いじめが起こっているクラスのほかの学生たちも、そのいじめの現実が身近起こっているにもかかわらず、何もできず見て見ぬふりをせざるを得ないという大きなストレスに飲み込まれてしまうという危険をはらんだ行為だと言えます。

自分の理想とはかけ離れた進路

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学生たちが学校でストレスを抱える原因には、上述のいじめのほかに、進路指導があります。進路指導において、学生たちはだれもが、その希望通りのアドバイスを先生の口から聞けるとは限らないからです。また、先生でなくても、親との意見の衝突や家庭の事情などもストレスを生む原因になります。

例えば、バイオの研究をしたいのでバイオではすごい研究をしている○○大学へ行きたい、と思っていた少年が、先生から、今の成績じゃ○○大学は無理だ、と言われたとき。音大に入って将来はピアニストになりたいと夢見た少女が、親から、芸術で生きていける人なんてほとんどいないから、普通の大学へ入ってちゃんと就職をしてほしい、と言われたとき。

こういうときに学生たちは、自分の理想だった進路とは大きくかけ離れた道を選ばなければならないかもしれないという現実を突きつけられて、自分の進路なのにどうしてそれに進んでいくことができないのか、といった、いわば人生初の分岐点に立たされて選択を迫られる、という、大きなストレスを抱え込んでしまうのです。

進学・就職が上手くいかない

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学生たちが受験や入社試験に失敗することは、傍から見たらそれは長い人生において1つの「結果」という点でしかなくても、当人たちにとっては大きな挫折となってストレスフルな心の状態に陥ってしまうことが多々あります。これは、志が高く、それに向かって実際に努力してきた学生であればあるほど、顕著に表れます。

それは、高い理想を掲げて自分の進路を決め、それに向かってひたすら頑張ってきたことがすべて無駄に終わってしまい、目指していた目標に手が届かなくなってしまったと思ってしまうからです。結果、違う進路をたどりはじめても、こんなはずじゃなかった、とか、これから何を目標にし、どうやって生きていけばいいのか、などといった大きな不満や不安がストレスとなって彼らを襲います。

実際には、元々抱いていた目標に到達する道はいくつもあるはずなのですが、この時の彼らにはそれがまだ見えないのです。選抜せざるを得ないという今の競争社会は、多くの学生たちにとってもストレスフルな環境だと言えます。

両親の期待が重すぎる

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両親がわが子にかける期待も、時としてその子のストレスになります。長男や長女、頭脳明晰な子、何か特別な能力に秀でている子などに見られることが多々あります。

例えば、開業医の息子の場合、親はどうしても自分と同じ医大へ進学し医者になって跡を継いでほしいと願ってしまうものです。しかし、その子が理数系にあまり強くなかったり医学に関心がなかったり、ひょっとしたらミュージシャンになりたい、と思っていたような場合、両親のもっともな期待がストレスとなってその子を苦しめることがあります。

反対に、研究が好きで将来優れた学者になる可能性のある子に、家業である老舗の和菓子屋を継いでほしい、と親が願う場合もあります。いずれも、親は自分が築いた城を子に譲ることで子には順調に生きてほしいという愛の思いで言っています。そして子も、その親の気持ちがわかり、またその親を愛し、かつ安心させてあげたいという思いを持っているからこそストレスは大きくなるのです。

父親または母親が自分に無関心

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両親の過度な期待が学生にとって大きなストレスとなる一方で、両親が自分の子に関心を払わないという状況も、その子にとって大きなストレスとなります。

子は、幼い頃から外で遊んでいても親の元に帰ることで守られているという安心感を得て健全に育つものだ、という説があるように、親は、その子が味わう悲しみや苦しみに関して、どこにいても最終的にはその子にとって味方であり、心の安寧といった意味で救いの場所です。

その親が、自分に無関心でいたらどうでしょう。自分の悲しみや苦しみを、真っ先に伝えて癒してほしい親に、無視されるたびにその子の心の中で湧き上がる絶望感や孤独感など鬱積した思いが、やがて大きなストレスとなってその子を襲うことになるのです。

心を許せる友達がいない

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学生たちにとって、心を許せる友達がいない、という状況も大きなストレスの原因になります。学生時代の親友はかけがえのない宝物です。楽しいことも、恥ずかしいことも、悲しいことも、腹が立ったことも、どんなことも語り合ってその思いを共有できるというのがその親友との間に暗黙のうちに築かれた特権みたいなものです。それによってお互いが癒されるのです。

しかし、そういった友達がいない学生は、心の中に湧き出てきたもろもろの感情をすべて自分1人で抱え込まなければなりません。これが大きなストレスとなって本人を苦しめることになるわけです。

ストレスフルな状況【恋愛】

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本来、恋愛は、愛する人ができたとたんに「世界はこんなに美しかったのだ」と思わせるほどに人を幸せにするものですが、一方では、その相手を好きだという思いがストレスを生むという現実があることも否めません。

ここでは、恋愛においてストレスフルになる状況を取り上げて解説します。

喧嘩ばかり

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恋人と過ごす時間ほど大切なものはありません。デートの日は、1分1秒長く一緒にいたいと思うものです。ところがその大切な時間を、喧嘩ばかりして過ごすとしたらどうでしょう。胸ときめかすどころか、心はズタズタになってしまいます。

今日こそ喧嘩せずに仲良く楽しく最後まで一緒にいよう、と思って待ち合わせの場所に向かっても、会って話しているうちに、会話がぎくしゃくしはじめて、売り言葉に買い言葉、最後にはどちらかが先に席を立って帰ってしまう…。そういうデートは恋人たちにとって、甘く幸せな時間どころか、とてもストレスフルな時間となってしまいます。

何度も浮気される

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恋人にはずっと自分だけを見ていてほしい、と願うのはどこの恋人たちも同じではないでしょうか。恋人が、自分ではなく他の女性や男性に興味がある素振りをするだけでも気が気でなくて、中にはジェラシーの炎がメラメラと燃え上がってしまう人もいるでしょう。

それが、他の女性や男性と食事に行ったり、あろうことか一晩を一緒に過ごしたりといった、世に言う「浮気」をしたとしたらどうでしょう。1度だけでもそういう浮気をされた恋人は、不安で心配で何も手につかなくなります。不信感も芽生えます。そして浮気が繰り返されるたびにその思いはストレスとなって、心の中にたまっていきます。

浮気を繰り返す恋人との恋愛は、典型的なストレスフルな恋愛パターンだと言えます。

恋人ができない

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