2019年10月19日 更新

アムカの意味とは?アムカをやめられない心理と上手な隠し方

アムカの意味、リスカとの違いとはなんなのでしょう、そしてリスカやアムカをしてしまう人・やめられない人の心理、傷痕の隠し方についてもまとめました。そしてこの記事を読むことで、自傷行為についての様々な事柄への理解をして頂けたらと思います。

目次

アムカをやめられない心理

Pulse Trace Healthcare Medicine · Free image on Pixabay (57056)

"リストカットやアームカットなんて簡単にやめられるでしょう"、"カッターを捨てればいいじゃん"など、リスカやアムカをしない人にはこのような感情が湧くことでしょう。

ですが、すぐにやめられないのが現実です。では、リスカ・アムカをする人の心理とはどういったものなのでしょうか。

自分を守る手段の一つの形

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自傷行為をする人にとってのリスカやアムカは"自分を守る為の手段"でもあるのです。「傷をつけているのに守っている?意味が分からない」と思う方も多いでしょう。

自傷行為をする事で、自分の抑えきれない思いや感情が暴走をしないように守っているのです。”リストカットをすると落ち着く”という方々も多く居るのです。

逃れられないどうしようも無いストレスに晒されている

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リストカットやアームカットを繰り返してしまう人のほとんどが、逃れられないどうしようも無いストレスに悩まされています。

学校生活、会社、友人、恋人、家族など悩みの種は様々です。その悩みは、生活をする上で重要な事柄ばかりで、逃げようと思っても、逃げられないのです。そして逃げ場が無く、自分でどうしたって解決できない悩みによってストレスが生まれてしまうのです。

そのストレスの捌け口としてリストカットやアームカットを繰り返し行ってしまうのでしょう。

頼り下手の不器用

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一般的に、悩みが合ったら家族や友人に相談をします。何かトラブルがあったら家族や友人に助けを求めます。ですが、リストカットやアームカットをする人は、それが簡単にはできないのです。

人に頼るのが下手で気持ちを表す事が不器用なのです。また、"もし自分がこの悩みを言ったら相手はどう思うんだろう"、"こんな対したことない問題なんて自分だけで解決しなきゃ"という気持ちも生まれてしまうようです。

頼る前に、相手の気持ちを考えてしまったり、自分1人でなんとかしようという気持ちが勝ってしまうのでしょう。その結果、どんどんと増えた悩みやトラブルが自分の心のキャパオーバーとなってしまうのです。

無理に止めず少しずつ環境を変えていこう

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リストカットやアームカットなどの自傷行為は、"おすすめしない行為"です。やらない事が最善とも言えるでしょう。ですがそれは、自傷行為をする人は皆分かっているのです。

分かっているけどやめられないのです。ですが"早くやめないと"という考えを持ってしまうと、その気持ちが逆にストレスとなり、悪循環となってしまう場合があります。

自傷行為をやめるには、無理をせず、自分のペースで少しずつ環境を変えていくことから始めましょう。

アムカを見つけたら止めるべき?

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あなたの身近にアームカットをしている人はいますか?"アームカットは自分自身を傷つけている行為。悩みがあったり、何か伝えたいことがあるんだろう、自傷行為を止めてあげなくちゃ"なんて思ってしまう人もいると思います。

その気持ちはとても大切な事です。ですが、自傷行為をする人というのは繊細な人が多いのです。あなたが良かれと思ってした行動・言った言葉が、相手を傷つけ、そして自傷行為を更にひどくさせてしまう場合があるのです。

心の傷が現れていることを理解する

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リストカットやアームカットをする人は、精神・身体的なストレスを抱えています。心に傷が生じています。まずはその事を理解しましょう。

理解する事で、相手への接し方などが変わってくるのではないでしょうか?自傷行為の原因を突き止めろとは言いません。悩みを無理矢理聞けとは言いません。

ただ、理解をして傍にいて、相手が何かを伝えようとしているときに静かに寄り添って耳を貸してあげましょう。そして少しでも相手が楽しいと思えるような環境を作り出してあげましょう。

やらない方がいいのは本人もわかってる!否定しないで!

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リストカットやアームカットをする人は、その行為が最善だとは思っていません。やってはいけない行為だという事は、一番身に染みてわかっているのです。

例えば、「1+1=2なの分かってる?」、「地球は丸くて青いの分かってる?」なんて当たり前な事を何度も言われたら、誰でもイラっとしてしまうと思います。

自傷行為をする人に「リスカなんてしたら駄目だよ」「自分を傷つけるなんてやめなよ」なんて言ってはいけません。そんな事は分かっているのです。

自傷行為をすることで、自我を保っているのです。ストレスを発散させているのです。それを否定することで、自傷行為をしてしまった自分自身を相手に否定されてしまった気分になり、劣等感を増加させてしまうのです。そして逆に、自傷行為は増えていくのです。

直球の質問はしないで

Question Unknown Secret · Free image on Pixabay (57082)

「なんでアムカなんてしてるの?」「痛くないの?」「悩みあるなら聞くよ?」という自傷行為に対しての直球な質問はやめましょう。

自傷行為について質問をされた=自傷行為をしない人は自傷行為をする人の気持ちが分からない=普通の人には理解できない行為=自傷行為をしている自分は普通ではない=自分を否定されてしまった

というような考えに陥ってしまうのです。一番理想なのは、自傷行為をする人の環境を少しずつ変え、悩みやストレスの種などを自らの口で話すようになってくれ、ストレスの捌け口は自傷行為だけではないと思ってもらえることなのです。

思春期のアムカは自然に止まることが多い?

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リストカットやアームカットなどの自傷行為をする人の割合は、思春期の前半が比較的に多いといわれています。が、思春期後半に自傷行為をする人の数が大きく減少をし、若年成人期の間に更に段々と減少するようです。

歳を重ねることで人間として成長していきます。その中で様々な事を目にし、耳にし、感じてるのです。そして様々な考えも浮かび、ストレスや不満の捌け口を見つけるのです。更に精神的に成長するので、ストレスに対しての免疫が高まってくることのでしょう。

人間の成長とはすごいものなのです。歳を重ねると、気づかぬうちに考え方も良い方向へ変わって行くこともあり、精神も強くなる事も多くあるのです。

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