目次
- ゲーム脳とはどのような考え方?悪いことではない?
- ゲーム脳とは
- 森昭雄が考えるゲーム脳の問題点
- 脳波が認知症の人と同じ
- 物忘れしやすい
- 感情的になりやすい
- 学力が低下
- 犯罪を起こしやすい
- ゲーム脳の可能性がある?チェック診断
- 公共の場でも恋人とキスできる
- 電車の中でも化粧ができる
- 何も敷かずに地べたに座るのは苦ではない
- 何もしていないとイライラしやすい
- ゲームをしたことで学力が低下した
- ゲーム好きはゲーム脳ではなくゲーム依存症になる危険がある!
- ゲーム依存による症状は?
- コミュニケーションが苦手になる
- 集中力がない
- 脱力感が続く
- 学力が低下する
- 健康状態の悪化
- 暴言を吐いたり暴力をふるったりするようになる
- ゲーム依存の改善方法
- 1日のゲームの時間を設定
- ゲーム機を人がいる場所に置く
- ゲーム時間の記録を行う
- ゲーム以外に趣味を作る
- ゲームとは関係ない友達を増やす
- ゲーム脳には根拠がない?嘘だという意見も多い
- そもそも森昭雄は脳神経学専門ではない!
- ドイツのルール大学ボーフムで行われた研究結果では…
- 世間一般の声は批判が多い
- 【番外編】ゲームをすると身につくメリット!
- クリエイティブな発想
- 物事の注意力が高まる
- 計画性が養われる
- 感受性が豊かになる
- 脳が活性化される
- ゲーム脳は嘘だった?依存症だけには気をつけよう!
公共の場でも恋人とキスできる
via pixabay.com
公共の場でも恋人とキスできる人は、ゲーム脳の可能性があるとされています。一見ゲーム脳とは全く関係がなさそうですが、これはゲーム脳の人は羞恥心が衰えるという森の主張によるものです。
羞恥心が衰えているので、本来は人に見せるのが恥ずかしい行為であるはずの恋人とのキスを見られても何とも思わないのだ、という理屈でこのように診断されます。「ゲーム脳の恐怖」でも子どもがゲーム脳である可能性を判断する1つの目安として「羞恥心のなさ」が挙げられています。
ただし、実際に公共の場で恋人とキスできる人がゲーム脳であるという統計があるわけではないので、注意が必要です。
羞恥心が衰えているので、本来は人に見せるのが恥ずかしい行為であるはずの恋人とのキスを見られても何とも思わないのだ、という理屈でこのように診断されます。「ゲーム脳の恐怖」でも子どもがゲーム脳である可能性を判断する1つの目安として「羞恥心のなさ」が挙げられています。
ただし、実際に公共の場で恋人とキスできる人がゲーム脳であるという統計があるわけではないので、注意が必要です。
電車の中でも化粧ができる
via pixabay.com
しばしば世間で話題になる電車の中で化粧をする女性は、ゲーム脳の可能性があるとされています。本来は公共の場で行わない化粧を電車の中で恥ずかしげもなくできてしまうのは、先に挙げた「羞恥心のなさ」が原因だろうという推測によります。
ただし、この診断にも根拠はありません。そもそも「ゲーム脳の恐怖」が出版された当時、ゲームプレイヤーは圧倒的に男性でした。なぜ女性がゲーム脳になってしまうのかという説明は特にありません。
ただし、この診断にも根拠はありません。そもそも「ゲーム脳の恐怖」が出版された当時、ゲームプレイヤーは圧倒的に男性でした。なぜ女性がゲーム脳になってしまうのかという説明は特にありません。
何も敷かずに地べたに座るのは苦ではない
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何も敷かずに地べたに座ることを苦に感じない人もゲーム脳の可能性があるとされています。しばしば電車内で地べたに座っている若者の行動をゲーム脳と結びつけているのです。
汚いはずの地べたに座る行為が苦にならないのは、ゲーム脳による感情の鈍麻や羞恥心の欠如の結果であるという理屈でこのような推測がなされています。
ただし、繰り返しになりますが、この診断にも根拠はありません。ゲーム脳は、基本的に若者の問題行動に結び付けられることが多いのですが、若者のさまざまな行動を一緒くたにして強引にゲーム脳で説明しようとしていることが多く、説得力はありません。
汚いはずの地べたに座る行為が苦にならないのは、ゲーム脳による感情の鈍麻や羞恥心の欠如の結果であるという理屈でこのような推測がなされています。
ただし、繰り返しになりますが、この診断にも根拠はありません。ゲーム脳は、基本的に若者の問題行動に結び付けられることが多いのですが、若者のさまざまな行動を一緒くたにして強引にゲーム脳で説明しようとしていることが多く、説得力はありません。
何もしていないとイライラしやすい
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先にゲームの特徴として挙げたキレやすさは、ゲーム脳診断の筆頭に挙がるポイントです。特に何もしていない状態だとイライラしてしまい、周囲に怒りをまき散らしてしまう人はゲーム脳の可能性があるとされています。
前頭前野の機能低下によって、常にゲームなど何らかの行動をしていないと感情の制御がうまくいかなくなるため、イライラしてしまうという理屈です。
しかし、他のゲーム脳診断と同じく、根拠はありません。そもそもイライラとはどの程度ものかはっきりしません。仮に社会生活に支障をきたすほどのものとした場合、ゲーム脳ではなく、他の精神疾患の可能性を疑うべきであり、ゲーム脳に結びつける必要はありません。
前頭前野の機能低下によって、常にゲームなど何らかの行動をしていないと感情の制御がうまくいかなくなるため、イライラしてしまうという理屈です。
しかし、他のゲーム脳診断と同じく、根拠はありません。そもそもイライラとはどの程度ものかはっきりしません。仮に社会生活に支障をきたすほどのものとした場合、ゲーム脳ではなく、他の精神疾患の可能性を疑うべきであり、ゲーム脳に結びつける必要はありません。
ゲームをしたことで学力が低下した
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学力低下もゲーム脳診断の筆頭に挙がるポイントです。ゲームプレイによって脳の機能が低下し、学習意欲が低下した結果、学力が低下するという理屈です。
しかし、そもそもゲームプレイによる学力低下をゲーム脳に結びつける必要はありません。ゲームを長時間プレイすれば当然勉強に割く時間が減り、学力が落ちるであろうことは容易に想像できます。何も脳の機能低下に原因を求める必要はありません。
ゲームは知力を要求するものも多く、ゲーム開発者には学力に秀でた人が多くいます。このような矛盾はゲーム脳では説明できません。
しかし、そもそもゲームプレイによる学力低下をゲーム脳に結びつける必要はありません。ゲームを長時間プレイすれば当然勉強に割く時間が減り、学力が落ちるであろうことは容易に想像できます。何も脳の機能低下に原因を求める必要はありません。
ゲームは知力を要求するものも多く、ゲーム開発者には学力に秀でた人が多くいます。このような矛盾はゲーム脳では説明できません。
ゲーム好きはゲーム脳ではなくゲーム依存症になる危険がある!
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先に解説した通り、ゲーム脳は専門家からの批判が多く、まともに受け取ることはできない主張です。ただし、ゲームを長時間プレイしても全く何の問題もないわけではありません。ゲームの脳とは別に「ゲーム依存症」という症状が注目を集めつつあります。
ゲーム依存症とは、日常生活に支障をきたすほどゲームにのめり込んでいる状態を指す言葉です。ICD(国際疾病分類)では「ゲーム症(障害)」という名称で記載されています。
先に解説したゲーム脳は、あくまで森昭雄個人の主張ですが、ゲーム依存症(ゲーム症)はICDに記載されていることからも分かるように、ある程度学問的な裏付けのある障害です。
ゲーム依存症とは、日常生活に支障をきたすほどゲームにのめり込んでいる状態を指す言葉です。ICD(国際疾病分類)では「ゲーム症(障害)」という名称で記載されています。
先に解説したゲーム脳は、あくまで森昭雄個人の主張ですが、ゲーム依存症(ゲーム症)はICDに記載されていることからも分かるように、ある程度学問的な裏付けのある障害です。
ゲーム依存による症状は?
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前述のゲーム依存に陥ると、さまざまな症状に苦しめられます。以下でゲーム依存による症状を見ていきましょう。
コミュニケーションが苦手になる
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ゲーム依存症の特徴の1つは、コミュニケーション能力の低下です。ゲーム脳は脳の機能低下が原因とされていますが、ゲーム依存症の場合はゲームに依存した結果、人間関係がおろそかになることが原因とされています。
人とのコミュニケーションよりもゲームの方を重視してしまうため、他者との接触が極端に減ってしまい、コミュニケーションが苦手になってしまうのです。
その結果、仕事や家族との関係、交友関係などにおいてさまざまな問題を抱えることになり、社会生活に支障をきたしてしまいます。
人とのコミュニケーションよりもゲームの方を重視してしまうため、他者との接触が極端に減ってしまい、コミュニケーションが苦手になってしまうのです。
その結果、仕事や家族との関係、交友関係などにおいてさまざまな問題を抱えることになり、社会生活に支障をきたしてしまいます。
集中力がない
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集中力がなくなることもゲーム依存症の特徴です。ゲーム脳はこれも脳機能の低下が原因としていますが、ゲーム依存症の場合はゲームへの依存が強くなった結果、それ以外のことへの集中力を欠いてしまっていると考えます。
仕事をしているときやゲーム以外の娯楽を楽しんでいるときでも常にゲームのことを考えてしまうため、どうしてもゲーム以外のことに集中できないのです。
依存の度合いが強くなると、生活が完全にゲーム中心になってしまい、周囲の人間との軋轢を生んでしまいます。
仕事をしているときやゲーム以外の娯楽を楽しんでいるときでも常にゲームのことを考えてしまうため、どうしてもゲーム以外のことに集中できないのです。
依存の度合いが強くなると、生活が完全にゲーム中心になってしまい、周囲の人間との軋轢を生んでしまいます。
脱力感が続く
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脱力感が続くこともゲーム依存症の特徴です。ゲームに依存して長時間休みなしでゲームを続けると、当然体力を消耗して疲労が蓄積されていきます。その状態が日常生活にも影響を及ばし、常に脱力感を感じるようになります。
どれだけ疲れていようともゲームをやめようとせず、疲労が蓄積され続けるので、脱力感がなくなることはありません。脱力感が長く続くと、先に解説した集中力の低下にもつながります。さらに後に解説する健康状態の悪化にもつながるため、早急に改善する必要があります。
どれだけ疲れていようともゲームをやめようとせず、疲労が蓄積され続けるので、脱力感がなくなることはありません。脱力感が長く続くと、先に解説した集中力の低下にもつながります。さらに後に解説する健康状態の悪化にもつながるため、早急に改善する必要があります。
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