2019年6月5日 更新

苦学生の悩みとは?学費や生活費に不安があっても大学進学はすべき?

苦学生という言葉は聞いたことはあるでしょうか。色々な理由はありますが、苦学生として大学に進学した結果、将来的にさらに金銭的な面での苦労を背負い込んでしまう可能性もあります。金銭面で不安があっても大学に進学すべきか否か、しっかり考えて決めるようにしましょう。

目次

苦学生となって大学に進学しても、常に金銭的な不安が付きまとったり自由に使える時間がアルバイトになってしまったり、一定の水準の成績を維持しなければならなかったりと苦労は絶えません。しかしながら、苦学生としてでも大学に進学することには大きなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

大学進学で視野が広がる

Sky Clouds Atmosphere - Free photo on Pixabay (361681)

大学に進学することで、高校生の間には出会えなかったような色々な価値観を持っている人と出会うことができます。育ってきた地域が違うだけで、同年代でも全く違った価値観を持っている人もいるでしょう。また、その分野の専門家である教授と直接話す機会を得ることは、自分の視野を広げるのに大切な経験となります。

大学生として生活して視野を広げることは、就職後の活動の中でも大きな財産となるでしょう。苦学生となって大きな苦労を背負ったとしても、視野を広げることは今後の人生のためにも良い経験となります。

大卒になることで就職の選択肢が広がる

Office Meeting Business Partners - Free photo on Pixabay (361686)

世の中には大卒でなければ就けない職業が存在しています。大学教授や医者や弁護士といった専門職はもちろん、民間企業でも新卒で総合職として就職するためには大学卒業が条件であることもあるでしょう。将来的にそうした職業に就きたいと考えているのであれば、苦学生としてでも大学を卒業することは必須となります。

また、大学進学によって初任給にも影響があります。高卒で就職するよりも初任給が良くなり、生涯賃金に関しても高卒よりも大卒の方が一般的に高くなるでしょう。

若いうちからしっかりとした金銭感覚が身につく

Piggy Bank Money Finance - Free image on Pixabay (361690)

苦学生として生活していると、自分のアルバイトの賃金や奨学金の収入がそのまま自分の生活にダイレクトに直結します。そのため、単に両親にお小遣いをもらって生活したり、自分のアルバイトの給料を全て使って遊んでしまうよりはしっかりとした金銭感覚を身に着けることができます。

特に電気代や水道・光熱費といった固定費を意識しながら貯金することができれば、社会人になって苦学生の時より給料が増えてから貯金ややりくりが上手くできるでしょう。

学業とうまく両立できれば就職活動で好印象に

Men Employees Suit - Free photo on Pixabay (361694)

就職活動では自分の大学時代の経験を話す場が用意されています。その中で苦学生として金銭的な苦労をしつつもしっかり学業に励んだエピソードを話すことができれば好印象を与えることができるでしょう。

ただし、アルバイトに明け暮れて学業が疎かになってしまった場合などは、逆に悪い印象を与えてしまうことがあります。生活に苦労するのは仕方ない面もありますが、苦学生とはいえ学生の本分は勉強であることを忘れてはいけません。

苦学生として大学へ進学するデメリット

Guy Man People - Free photo on Pixabay (361703)

苦学生として大学に進学することはメリットだけではありません。むしろ、無理して大学に進学することで大きなデメリットを背負ってしまうこともあるでしょう。進学を決める前に、メリット以外のデメリットにも目を向けておきましょう。

体力的・精神的にきつい

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苦学生は自分の生活費や学費を自分で工面する必要があります。そのため、少し体調が悪くて休みたいと思っても簡単にアルバイトを休むことはできませんし、しっかり節約して働いていても給料日前は金銭的に不安になるなど、身体的・精神的に多くの負荷がかかってしまうでしょう。

周りの学生が金銭的に苦労していない場合は、そうした周囲の環境とのギャップも精神的なストレスになってしまいます。安易に進学を決めてしまうと、身体的にも精神的にも辛い状況に追い込まれてしまうでしょう。

学業が疎かになってしまうことも

Knowledge Book Library - Free photo on Pixabay (361716)

生活費や学費を稼がないと大学に通うことができない苦学生ですが、それによって学業が疎かになってしまうケースもあります。時には、テスト前でも忙しく働いたことが原因で体調を崩してしまったり、試験前の勉強の時間が確保できずに単位が取れずに留年してしまう人もいます。

学業が疎かになるのは本末転倒ですが、それでも生活のためにアルバイトなどを減らすことが厳しい場合もあります。結果的に、どっちつかずに状況に追い込まれて退学を選ばざるを得ない場合もあるでしょう。

就職活動に割ける時間が少なく就職に不利な面も

Hourglass Time Hours - Free photo on Pixabay (361742)

就職活動が始まる前にある程度の金銭的な余裕を確保することができれば、就職活動の期間中はアルバイトを制限して就職活動に専念することもできます。しかしながら、そうした金銭的な余裕がなかったり就職活動が想定よりも長引いてしまった場合は、アルバイトの時間が長くなって面接などの日程が上手く組めずに就職活動が不利になるケースもあります。

せっかく大卒としての資格を手に入れても、面接までたどり着けない場合もあるでしょう。企業の採用側はそうした苦学生の事情を汲んでくれないので、自己責任で何とかするしかありません。

恵まれた環境の友人に嫉妬してしまう

Desperate Sad Depressed - Free photo on Pixabay (361744)

国公立に進学した場合でも私立に進学した場合でも、アルバイトの給料を全部自分のお小遣いにしながら両親の援助で旅行に行ったり留学をするという同級生に出会うこともあります。そうした環境の違いは、どんなに良い友人であっても嫉妬を生んでしまうこともあるでしょう。

同級生が遊んでいる時に自分はアルバイトに行かなければならないこともあります。そうした環境を惨めに感じてしまったり、同級生に嫉妬する自分を嫌悪してしまう苦学生は少なくないと言われています。

大学生はいくらまで稼げる?

Money Tower Coins - Free photo on Pixabay (361745)

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