2019年4月30日 更新

目の色の種類と割合!日本人に珍しい色と遺伝や髪色との関係も

目の色は様々ありますが、日本人の目の色はどの種類の割合が多いのでしょうか。また、世界中で珍しい目の色とは、どのような色なのでしょう?目の色や髪色は遺伝ですが、変わることもあります。目の仕組みや種類、目の色を変える方法など、詳しくご紹介していきます。

目次

アンバー(琥珀色)の目の色は、ヘーゼルの目の色と、区別がつきにくいとされていますが、アンバーはイエローが強くでている色となり、イエローやゴールドに、小豆色や銅色が混じったような色になります。

また、リポクロームというイエローの、色素沈殿によりアンバーの目の色になるとされています。別名を、「猿の目(Wolf eyes)」と、呼ばれており、猿の目の色にアンバーが多いため、そのように呼ばれるようになりました。

日本人には、あまりいない目の色になり、アンバーの目の色を持っている地域は、アジア、南アメリカと言われています。

グリーン(緑色)

Godafoss Iceland Waterfall - Free photo on Pixabay (238298)

グリーン(緑色)の目の色は、適度なメラニン色素により、形成されています。北欧の地域の人に多く見れらる目の色で、アイスランドでは、グリーンかブルーの目の色を持っている人が、88%を占めています。

グリーンの目の色を持っている地域は、中央アジア・中東・東欧・南ヨーロッパで、多くは、北ヨーロッパに集中しています。

また、生粋の日本人に見られることは稀ですが、東北地方で、グリーンの目の色をした人がいるとされています。

グレー(灰色)

Nice Basilica Russian - Free photo on Pixabay (238326)

グレー(灰色)の目の色は、ブルーの目の色よりも、メラニン色素の割合が多いとされており、ダークブルーと呼ばれる場合もあります。

グレーの目の色は、色素の欠落が著しいことが多いとされ、肌はとても白く、そして、髪の毛の色は、ブロンドや赤毛の人がとても多いとされています。

グレーの目の色が最も多いとされているのは、北・東ヨーロッパのロシアやフィンランドの地域とされています。北アフリカの民族シャウィーアでも見られます。

また、ギリシアの女神アテーナーは、梟のグレーの目の色を持っていたとして有名です。

ブルー(青色)

Hamburg Speicherstadt Channel - Free photo on Pixabay (238331)

ブルー(青色)の目の色は、ストロマ中のメラニンが少ないためです。メラニン色素は、生後数年の間に形成されるため、ブルーの目の色を持つ幼児は、成長とともに、暗くなることもあります。

また、ブルーの目の色というのは、遺伝的に劣性とされています。そして、近年の研究から、ブルーの目の色を持つ人々は、6千年~1万年前に誕生したことがわかりました。

ブルーの目の色を多く持っている地域は、北ヨーロッパになりますが、西ヨーロッパでは少ないとされています。その他の地域では、ドイツ・イギリス・ポーランド・オランダ・オーストリア・ノルウェー・ポーランド・スウェーデン・フィンランドに多いとされています。

目の色が持つ特徴

Moss Vegetation Bokeh - Free photo on Pixabay (238351)

目の色は、様々ありますが、目の色によって大きく違いがあるのは、「眩しさ」とされています。では、目の色によって、どのように感じ方が違うのでしょうか。ご紹介していきます。

色が濃い(黒っぽい)=眩しさを感じにくい

Light Architecture Lamp - Free photo on Pixabay (238343)

日本人は、ブラウン(濃褐色)の目の色が多いですが、透明な角膜ごしに見える「虹彩」は、目にはいってくる光の量を調整しています。そのため、目の色が濃いほうが、光を通しにくいため、眩しさを感じにくいのです。

ですので、日本人が海外のホテルを利用する場合には、部屋の照明が暗く、不便さを感じることが多くありますが、反対に、外国人旅行者が、日本のホテルを利用す場合には、蛍光灯の光が眩しいと感じることが多くあります。

色が薄い(青っぽい)=眩しさを感じやすい

Beach Beautiful Beetle Classic - Free photo on Pixabay (238338)

目のなかの「虹彩」の部分は、目にはいってくる光量を調整しています。そのため、目の色が薄いほうが、光を通しやすいのです。

日本人はあまりサングラスはかけませんが、欧米人は、ほとんどの人がサングラスをかけます。それは、ファッション的要素もあるのですが、メラニン色素が少なく、眩しさに耐えられないのです。

そのため、眩しさに耐えられるように、サングラスは欧米の人たちの必需品なのです。このように、目の色が薄い(青っぽい)場合は、眩しさを感じやすいとされています。

日本人の瞳の色・割合

Beauty Geisha Asia - Free photo on Pixabay (238362)

目の色は「虹彩」の部分で決まるとされていますが、日本人に多いとされているのは、どのような目の色なのでしょうか。日本人の瞳の色・割合について、ご紹介していきます。

日本人は4~7種類

Eyes Brown Drawing - Free vector graphic on Pixabay (238370)

混血などがない日本人の目の色は、大きく分けると、ブラウン・ライトブラウン・ブラック・ヘーゼル・ブルー・グリーンになります。

ライトブラウン・アンバー・ヘーゼルは、パッと見ただけでは、すぐに見分けることが難しいとされ、たくさんの説がありますが、日本人の瞳の種類は、4~7種類とされています。

また、日本人の多くは、ブラウン・ライトブラウン・ブラックの3種類に分類されます。ですが、地域によっては、ヘーゼルやブルー、グリーンの目の色をしています。

茶色から暗い焦げ茶色+ブルー・グリーン・ヘーゼル

Eye Blue Iris - Free photo on Pixabay (238373)

日本人の目の色の多くは、茶色から暗い焦げ茶色ですが、地域によっては、ブルー・グリーン・ヘーゼルといった、明るい色や、珍しい目の色を持っている人もいます。

そして、なぜ日本人の多くは、暗いこげ茶色の目の色をしているのでしょうか。それは、メラニン色素が多いため、波長がきちんと吸収されることで、暗いこげ茶になるとされています。

ですが、黒い色にならないのは、完璧にすべての色を100%吸収されてはいないからだと言われています。

半数以上はブラウン(濃褐色)

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