2019年4月30日 更新

目の色の種類と割合!日本人に珍しい色と遺伝や髪色との関係も

目の色は様々ありますが、日本人の目の色はどの種類の割合が多いのでしょうか。また、世界中で珍しい目の色とは、どのような色なのでしょう?目の色や髪色は遺伝ですが、変わることもあります。目の仕組みや種類、目の色を変える方法など、詳しくご紹介していきます。

目次

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日本人の目の色は、半数以上がブラウン(濃褐色)です。日光の照射率が高い国は、メラニン色素が多くなり、目の色は濃くなります。そのため、日光が強い日本では、ブラウンの目の色を持っている人が多くなるのです。

また、ブラウンの目の色は、優性遺伝子とされており、この遺伝子を持っている場合、親族が他の目の色を持っていたとしても、ブラウンになる可能性が高くなります。そのため、世界中で最も多いとされている目の色です。

九州地方は明るい目の色をしている割合が高い

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ヘーゼル(泡褐色)は、ダークブラウン、グリーン、レッドなどが混ざったように見える、目の色をしています。ヘーゼルの目の色を持った日本人は、九州地方に多いとされています。

ヘーゼルの目の色は、見る人により印象が変わり、イエローブラウンやダークブラウン、ライトブラウンやアンバーと分けられるとされており、様々な目の色の種類の総称のようなものというイメージです。

また、ヘーゼルは「環境によって変化する目の色」と言われています。

東北地方はブルー・グリーン系

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メラニン色素が一番少ない色というのが、ブルーの目の色となります。吸収される光の量が少なく、光の反射がしやすくなっています。そのため、目の色がブルーに見え、光の加減によって目の色も変わっているように見えるとされています。

日本人にはめったにいない目の色ですが、東北地方では、紫外線の量が少なく、薄い目の色を持っている人もいるとされています。

また、宮城県の北部で424人を対象に、目の色を調査した結果、ブルーやグリーンの目の色を持っている日本人が、約15%いたとされています。

完全な「黒い瞳」は世界中でも珍しい

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日本人は、目の色をブラックだと多くの人が思っているのですが、ブラックではなく、ブラウン系の目の色になります。完全な「黒い瞳」を持っている人は少なく、世界中でも珍しい目の色です。

完全な「黒い瞳」は、瞳孔の位置が分からないほどに、目の色全てが黒色になっています。また、肌の色が黄色がかっている日本人は、ブラックよりもブラウンの目の色のほうが、馴染みやすいとされています。

日本人でブラックの目の色を持っている人は、髪の毛の色もブラックで、肌の色は青白いという特徴がみられます。そのため、ミステリアスな雰囲気があります。

珍しい目の色

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全世界の55%以上(40億人)は、茶色の目の色をしているとされていますが、なかには、とても珍しい目の色もあります。

では、どのような目の色が珍しいとされているのでしょうか。また、珍しい目の色を持っている有名人もいます。それぞれの目の色をご紹介していきます。

グリーン(緑色)

Milla Jovovich on Instagram: “Giving fierce face after @isamayaffrench finished my make up for the screening of “The Everything” written and directed by the amazing…” (238579)

珍しい目の色に、グリーン(緑色)の目の色があります。アイスランドで多くみられますが、アイスランドの女性の89%、男性の87%が、グリーンかブルーの目の色をしているとされています。また、グリーンの目の色を持っているのは、どの地域においても、女性の方が多い傾向にあります。

そして、グリーンの目の色を持っている有名人には、映画「バイオハザード」で有名な、ミラ・ジョヴォヴィッチがいます。父親はコソヴォ出身のセルビア人で、母親がロシアの女優です。

バイオレット(青紫色)

Elizabeth Taylor on Instagram: “"The only word Elizabeth knows in Italian is Bulgari."” (238553)

珍しい目の色に、バイオレット(青紫色)があります。バイオレットの目の色はかなり珍しく、レッドとブルーが混合されています。

そして、反射によって形成されています。目の色に、レッドとブルーを持っている両親から生まれることもあります。また、バイオレットの目の色を持っている人は、とても少なく、アルビノ(メラニンが欠乏する病気)を患う個体が、バイオレットの目を持つ場合があります。

女優のエリザベス・テイラーは、バイオレットの目の色を持っていたとされています。

アンバー(琥珀色)

Nicole Richie on Instagram: “Tyra will be proud of us @beau_nelson #Smize” (238556)

珍しい目の色にアンバー(琥珀色)があります。アンバーの目の色は、イヌやネコなどの動物によくみられるような黄色っぽい目の色のことです。

人でアンバーの目の色を持っているのは珍しいとされ、その人口比率はグリーンの目の色と同じか、それ以下だとされています。

アンバー(琥珀色)の目の色を持っているとされるのは、アメリカ出身で、女優であり、ファッションデザイナーの、ニコール・リッチーや、カナダ出身の女優の、エヴァンジェリン・リリーです。

最も珍しいレッド

Abstract Cartoon Red Eyes - Free image on Pixabay (238632)

珍しい目の色に、レッドがあります。レッドは最も珍しい目の色で、全人口の0.001%しかいないとされています。レッドの目の色は、大量のメラニンが欠乏しており、血管の赤色が目に反映されています。

そのため、レッドの目の色になるのは、虹彩ではなく瞳孔(目の中心部)になります。また、アルビノ(メラニンが欠乏しているため、髪の毛や肌の色が白くなるという、先天性白皮症のこと)のなかでも、重症化した場合にみられます。

日本人では、アルビノ・エンターテイナー粕谷幸司が、症状を隠すことなく自分の個性として、ありのままの姿を公開しています。脚本家、役者、モデルなどの仕事をしており、新しいエンターテイナーとして、地位を確立しています。

全世界の0.6%以下であるオッドアイ

Kate Bosworth on Instagram: “Here’s lookin at you Miu Miu 💘 TOMORROW we are releasing a very special project for all the Coachella lovers ... from weekend 1 to weekend…” (238559)

珍しい目の色に、オッドアイがあります。オッドアイ(虹彩異色症)とは、左右の目の色が異なっている症状を持っています。

そして、全世界の0.6%以下であるとされています。また、オッドアイは、生まれつきの場合や、遺伝子疾患や緑内障、事故によって虹彩が損傷され発生するとされています。

アメリカ出身の女優で、ケイト・ポスワースは、右目がヘーゼル(泡褐色)で、左目がブルーの、オッドアイ(虹彩異色症)の、目の色を持っています。

目の色に関する苦労

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