2019年7月22日 更新

空の巣症候群はシングルマザーに多い?克服法や父親ができる対策

空の巣症候群に悩む女性は少なくはありません。どのように対策し、克服していけば良いのでしょうか。シングルマザーがなりやすいと言われていますが、治療が必要な症状はどのような症状なのでしょうか。父親ができる対策法と一緒に紹介していきます。

目次

よく眠れている場合でも、動悸やめまいなどの身体症状が出る場合もあります。空の巣症候群のストレスによる一時的なものの可能性もありますが、女性であればバセドウ病や不整脈などの病気が隠れている場合があります。

数日で収まるようであれば様子を見ても良いですが、長期間続いたりどんどん症状が悪くなっていく場合にはどちらも病院の受診が必要です。動悸もめまいも、大きな病気の初期症状の可能性があります。早めに受診することで早期発見・治療が可能になる場合もあるので、様子がおかしいと思ったら可能な限り早く受診しましょう。

自殺願望や自傷行為

Abyss Window Sill Dangerous Tired - Free image on Pixabay (493627)

「なんとなく憂鬱だ」といううつ症状だけではなく、実際に「死にたい」と口に出すようになったり自傷行為などの行動に移した場合も早急な受診が必要なケースです。また、自傷行為がなくても具体的に死ぬ方法を口に出している場合や、口に出さなくても自分の中で死ぬ方法を何個も考えている場合も受診しましょう。

精神科や心療内科の受診のハードルが高い場合は、カウンセリングなども検討することが可能です。カウンセラーに話を聞いてもらってから、受診の必要性があるか判断してもらうのも良いでしょう。

子どもへの過度な執着行為

Chain Stainless Steel Metal - Free photo on Pixabay (493628)

子育てがひと段落した寂しさから、子どもに対して異常なまでの執着を示す場合もあります。離れているのに毎日電話をすることを強要したり、子どもが頼んでもいないのにモーニングコールをしたり、結婚で家を出た場合は子どもの配偶者に嫌がらせをするなど、執着行為の内容は多岐にわたります。

子どもに対して異常な執着を示す場合、まれに「子どもが好きだから、仲の良い親子だから仕方がない」と見過ごしてしまう場合もありますが、大変危険です。妻自身はもちろん、子どもの人生にも悪影響を及ぼす可能性が非常に大きいので執着行為をやめさせるようにしっかり治療しましょう。

アルコールやギャンブルなどへの依存

Beer Pint Beverage - Free photo on Pixabay (493629)

子どもに対して執着心を示さないからといって、決して安心はできません。子どもだけではなくアルコールやギャンブルなど依存性の高いものに依存していないかもしっかりチェックしましょう。アルコール依存症・ギャンブル依存症という言葉がある通り、早急に専門家の治療を受けなければならない状況です。

少しくらいであれば気分転換に良い場合もありますが、日常生活に支障が出るほどのめり込んでいる場合は異常であると判断できるでしょう。趣味の範疇を超えているかどうか、冷静に判断して早期に治療を開始する必要があります。

空の巣症候群は早期発見及び対策が必要

Bird Nature - Free photo on Pixabay (493630)

苦しむ女性も少なくないと言われている空の巣症候群ですが、子育てがひと段落する前から家族で妻の趣味の時間を持てるように努力したり、夫と子育てが終わった後のライフプランを考えて楽しく過ごすことができていれば、たとえ空の巣症候群になってしまったとしても一過性のもので症状も軽く済むでしょう。

空の巣症候群は、早期に対策しておけばかかる可能性を減らすことができるものです。また、仮にかかってしまった場合でも空の巣症候群のことを家族が理解して妻を支えていくことで早期に改善が期待できるものでもあります。子育てが終われば人生が終わるわけではありませんので、しっかり家族で支え合って今後の人生も楽しんでいけるようにしましょう。

5 / 5

関連する記事 こんな記事も人気です♪