2019年7月22日 更新

空の巣症候群はシングルマザーに多い?克服法や父親ができる対策

空の巣症候群に悩む女性は少なくはありません。どのように対策し、克服していけば良いのでしょうか。シングルマザーがなりやすいと言われていますが、治療が必要な症状はどのような症状なのでしょうか。父親ができる対策法と一緒に紹介していきます。

目次

空の巣症候群では育児から解放されて育児から解放されて身体的・時間的な自由は増える一方で、精神的にはやるせなさを感じたり悩みや不安が多くなってしまうなど負担が増えてしまいます。そのため、日中にあまり動かないため疲労せず、考えなくても良いことまで考えてしまうため不眠になってしまう人もいます。

不眠になり、生活リズムが崩れてしまうと子育て中のように家事をこなせなくなります。そうした自分をフォローしてくれる夫の姿を見て、ますます自分の無力感を痛感して自信喪失してしまうことも珍しくはありません。

食欲不振

Food Kitchen Cook - Free photo on Pixabay (493596)

空の巣症候群の身体的な症状は不眠だけではありません。夏バテなどではないのに食欲不振になってしまい、以前は好きだった食べ物でも量が食べられなくなってしまうこともあるでしょう。

通常であれば食欲不振はすぐに医者を受診できるような気付きやすい症状ですが、空の巣症候群の時期は「子どもがいなくなってたまたま料理の作る量が減ったから食べない」や「年を取ってきて食が細くなった」と誤解してしまい、治療を先延ばしにすることで体力が落ちてしまうこともあり得るので注意が必要です。

吐き気や頭痛

Woman Sad Depression - Free photo on Pixabay (493597)

不安や悩みなどの精神的なストレスが大きくなることで、不眠や食欲不振以外にも吐き気や頭痛に悩まされる人もいます。悪いものを食べていないのに腹部に不快感があったり、病院に行って検査をしても原因が見つからないのに慢性的な頭痛を訴える人もいるでしょう。

身体的には不調がないため、内科や脳外科を受診しても原因が見つからないことがほとんどです。空の巣症候群の時期に吐き気や頭痛が多くなってきた場合には精神的な原因も視野に入れて考えるようにしましょう。

空の巣症候群になりやすい人の特徴

Baby Couple Wedding Rings - Free photo on Pixabay (493598)

同じ女性でも、もちろん空の巣症候群になりやすい女性もいればなりづらい女性もいます。では、前者の空の巣症候群になりやすい女性の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。空の巣症候群になるのを避けたい女性本人はもちろん、夫である男性も特徴を把握しておくのがおすすめです。

子育てを生きがいにしている

Adult Mother Daughter - Free photo on Pixabay (493599)

子育てを生きがいにして自分の人生の全てを子どもに費やしているような女性は、子どもが大きく育って育児の手間が減っていったり、就職・進学や結婚で家を出て物理的にも精神的にも距離ができることで空の巣症候群になりやすいと言われています。

特に子どもが小さい頃に身体が弱くて手がかかる子だったり反抗期に何度も学校に行った経験を持っている場合、余計に巣立った後の寂しさが募ると言われています。子離れができないと、程度の差はあっても空の巣症候群になりやすくなってしまうでしょう。

趣味がない

Journal Write Blank - Free photo on Pixabay (493600)

自分の趣味がないと、今までに子育てに使っていた時間が空いた時にその時間の使い方が分からずに不安を抱いてしまう女性も多いと言われています。反対に、たとえ一つでも子育てと両立しながら趣味を続けている女性はめったに空の巣症候群にならないという説もあります。

いくら子どもが大切でも、いつかは子どもも巣立って自分の自由な時間が再び増えることを早めに認識しておくと良いでしょう。子どもが巣立つことを「趣味に割ける時間が増えた」と考えることができれば、空の巣症候群になりづらくなります。

子供の父親である夫への愛情がない

Family Divorce Separation - Free image on Pixabay (493601)

子どもが巣立ったからといって、夫までいなくなるわけではありません。夫と仲が良くて「子どもがいなくなったから新婚時代に戻ってデートを楽しもう」と考えることができれば、空の巣症候群になることはないでしょう。

一方、夫との仲は既に冷え切っていて一緒にいるとストレスを溜めてしまい、子どもが一人立ちするまでは離婚をしたくないという状況で暮らしている場合、子どもの一人立ちで寂しい妻の支えになることはできません。空の巣症候群になるだけではなく、熟年離婚を選択する夫婦も多いと言われています。

内向的で人付き合いが少ない

Girl Sitting Jetty - Free photo on Pixabay (493603)

自分の地元を離れて生活している場合や、転勤族でなかなか友達がいない状況の人も空の巣症候群になりやすいと言われています。特に内向的でなかなか人付き合いが上手くできない人は空の巣症候群になる可能性が高くなるでしょう。

子どもが小さいうちは幼稚園の送迎や学校のPTA活動で親同士の繋がりもできやすいものですが、それも子どもの成長に従って次第に少なくなってしまいます。「子どもの友達の親」以外の知り合いがいないと、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。

ストレスを溜めやすく発散しにくい性格

Drip Drop Of Water Wave - Free photo on Pixabay (493604)

デリケートな性格で些細なこともストレスに感じてしまったり、ストレス耐性が低くてストレスを溜めこみやすい人にとっては、子どもが巣立つという環境の変化自体が大きなストレスになってしまいます。さらに、そうした環境の変化は改善されることがなく、子どもが新しい環境に慣れるにしたがってどんどん子どもとの距離が遠くなってしまいます。

そのため、親自身も新しい環境に慣れることができなければ、ずっと続く五月病のように無気力な状態が続いてしまいます。

シングルマザーや専業主婦

Clothespins Mollete Laundry - Free photo on Pixabay (493605)

シングルマザーは、どうしても子どもを気にする機会が多いため子どもが生きがいになりがちです。今までは「子どものために」と頑張ることができた仕事に対しても、子どもが自立すると同時に「どうして頑張らないといけないのだろう」という漠然とした不安に襲われてしまうこともあります。

また、専業主婦に関しても自分の趣味がないと子どもが巣立った時に孤立してしまう可能性があります。さらに専業主婦で夫との仲も良くない場合はかなりの確率で空の巣症候群になってしまうでしょう。

空の巣症候群の原因

Tea Cup Vintage Bird'S - Free photo on Pixabay (493606)

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